2024/08/24 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にモルガナさんが現れました。
■モルガナ > 「全く、己の分も弁えぬからこんなことに……。」
酷暑が和らいだとはいえ、未だ暑さが残る中、暑気から逃れられたのは探索任務の幸いであろうが、
それでも、愚かな貴族の四男坊が行方知れずとならなければ今頃は本営で魔導技術による天幕内の温度調整に涼を得て、
氷菓に舌鼓を打っていた頃であろうか。
冒険者として身を立てると、ろくな将来も望めぬ以上一旗揚げることを目論んだ
分不相応な貴族の末弟は行方知れずとなって三日目に捜索の依頼が騎士団に向けられる。
そして消息を絶ったと思しき場所、細部まで入り組んだ構造にあって、
やむなく捜索隊として引き連れた部隊を分けて行動していくうちに、
深部にあって一人となった。
だが、本人になんら気後れや不安はなく、狭い場所であれば、地の魔術を行使する己の得手であると
その上で狭い地形はさして難敵も現れぬだろうとタカをくくって。
自然地帯の脅威を、甘く見たまま、不用意に声をあげて対象を探して己の居場所を晒しながら。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にキュリアスさんが現れました。
■キュリアス > 騎士団と別れて、そこからさらに一人でずんずんと進んでいく女の姿。
木の上から気配を感じた猫は、その騎士の姿を見て「ん?」と興味を惹かれて観察する。
わざわざこの暑さの中、深部まで一人で、となると迷子なのかと思うが。
どうやら声を聴く限り、誰かを探してとのことらしい。
「…あっ」
深部にて一人歩く、その女性の足元。
天然の植物型魔物、人を捕まえて養分にするか、あるいは種を植え付けて寄生する菌糸類だったか。
そのツタに彼女が近づいていくのを見て小さく声を上げる。
あのままではツタに足が絡まって、逆さづりで体を弄ばれるだろうと想像がつくが…。
さて、しかしこの猫はこのまま見送ってそれを眺めるという選択肢もあった。
もとより、別に興味があるだけで話しかけるつもりもない。
…しかしそのままにするのもなんか可哀想カモ、と思うと。
ちょうど、足を前に進めて、最後の一歩を踏む瞬間に声をかける。
「そこ、足元注意にゃ」
と、木の上からよく響く声で。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からモルガナさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からキュリアスさんが去りました。