2024/08/13 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエンさんが現れました。
エン > お日様がお顔を出されている時間帯はずうっと暑い。
お月様がお顔を出されると少し落ち着く、その頃合。
まれびとの街道から幾らか外れ鬱蒼とした森林に突入するには浅い場所。
川の清水がさらりさらりと流れる川辺。
そこな草地に、よいしょ、と腰掛けて煙草をくゆらせている男が一人。

「フーーー……」

宿場町や冒険者ギルドの寄り合い所が近い。
夕涼みには遅いが涼みに来ている人もまあ居るかも知れない、が、怪しさはある、増して怪しいのは明かりなんかまるでないのにカンテラ一つもブラさげずサングラスまで掛けている点だろう。
……誰かに見られたらこれ怪しさ爆発じゃね?
とは自分でも遅まきながらに思ったものだが、
生憎灯りは持ってきていない。
外が明るかろうが暗かろうが一寸先は闇であろうが元より関係ない、が故の失態。

「……まあまあまあ。見咎められたら、うん。その時はその時」

独りごちて頷き一つ。頬を窄め、じりじり、と煙草の先を赤熱させると口の中に流れる煙草を肺まで吸い込み、一服。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からエンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 野営地」にセットさんが現れました。
セット > ──炎が風で揺らいでいる。
誰かが住んでいたような跡が残る野営地で、男は焚火の前に座っていた。
隣には、内側から赤黒い液体が滲み出た麻袋。
その袋に立てかけるように、出来上がったばかりの親指サイズの木の杭が置かれている。

「ちょっと……今日のは不出来だったかな」

手元でまた次の杭を作るためにナイフで枝を削りながら、今日の出来を振り返る。
洞窟に住んでいるゴブリンを斃し、死骸を捌いてその場から立ち去るだけ。簡単な用事だ。
……想定していた数を上回っていた事を除けば。

「もっと事前の索敵きちんとしておけばよかったかなぁ……ってか水浴びでもしたい」

返り血塗れになった自分の身体に多少の不快感を覚えつつ、道具を作っていく。