2024/06/29 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川辺」にエンさんが現れました。
■エン > そこは王都を出て「まれびとの道」をちょいと歩いてちょいと外れた超近郊。
さらさらさら、と透き通った清流が早くもなく遅くもない流れで広くもなければ狭くもない幅で流れる川と砂利の川辺。
もう少し奥まると自然地帯に入っていく木々がここでは丁度よい庇代わり。
ル・リエーの水遊場が出来て賑わうまでは結構な人気だったというが今では閑散としたもの、でも、僅かだが人は居る。
ル・リエーまで赴くのに億劫な人やらそんな金がない人そこまで暇がない人、などなどなどが、ちょこちょこと。
「んーーー……」
足湯、ならぬ足水。川にサンダルごと足を突っ込んで涼んでいる盲もその一人であった。
「ほんと毎年毎年参っちゃうよねえ。故郷が懐かしい。えぇ、生まれは北の方で……」
たまたま隣になった爺様と世間話したり通りがかった子供連れの家族と話しだして昼食ご一緒したり……
また一人になったら水に足をずうっと着けたまんま、ご縁でいただいた果実水の炭酸割りを煽り、一服。
「へーわだねー」
厄介事から何から面倒に事欠かない王都ではあるが、平和な一時だってある。
正にその一時をのんびりと過ごしていた。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川辺」からエンさんが去りました。