2024/04/29 のログ
サイエーガ・テンタクル > 胎へ吐き出される夥しい量の精液は――"モルガナ"という女騎士が残された人としての残滓すらも余すこと灼くかのように熱を帯び、牝の身体を満たしていく。
既に牡の仔を孕みたいと願う――歪まされたその意識がより強固にするかの如く白く染め上げ、その願いを聞き入れさせるが如く、胎の奥で吐き出された胤は、牝胎の中で根付いていく。

"モルガナ"の魔力の根幹。
それに絡みつけば――仔を宿し、育むための滋養へと成り果てさせ、その身から戦う力も意志も何もかも奪っていく。
不要なのだ。

これから"モルガナ"――だった牝に求められるのは"愛"を育むこと。
育んだ"愛"を伝えること。そのためにはより多くの"愛"を孕み、産み落とし、また孕んでいく。ただそれだけなのだ。

それ故に甘えるように男根へと両脚を絡ませ、強請るように思考を巡らせる――その願いを聞き入れたか否か、"巨木"の方へと引き寄せ、

――その身体を呑み込むように"檻"(愛の巣)へと招き入れた。


招き入れられた中から牝の視界にあった"外界"が触手群によって覆われていく。閉じられていく。
逃れられぬ"檻"(愛の巣)に囚われることを望んだ牝の行く末が語られることは――恐らくないことで。

モルガナ > 心に、体に、あろうことか、魔力にさえ牡と結びついていく。
完全に意識を取り込まれて胤を請い、孕み、育み、愛を紡ぐだけの肉に堕ちていく。

ゆっくりと、その身が大樹の陰に引き寄せられていく。
足先から包み込まれていく。そのまま足が呑み込まれ、腰が埋没していく。
牡の中で、股を開いた姿勢に絡め取られていく。
咥え込み、孕み、生む為の姿勢に。

いずれその体は、本来辿るべき道よりも尚女らしい体に堕ちていくだろう。

「……アハ……♡」

首まで呑み込まれ、晴れていく視界。外界。
別れを告げるように、淫猥に唇を歪めて嗤う牝の顔が、牡の中に消えていった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」からサイエーガ・テンタクルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」からモルガナさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にセナさんが現れました。
セナ > 近日発見されたばかりだという未開の洞窟。
天然洞窟の様でいて、入口付近は舗装された形跡が残っている。
石造りの廊下を進んでいけば、洞窟は少しずつ天然性の高いものへと変わる。

更に更に奥へと進めば、蟻の巣状に天然の小部屋がいくつも連なったエリアに。
所々に獣や魔物の死骸、更には人間のものと思しき骨の散乱も見受けられ、
足元には獣臭漂う粘液溜まりが広がり、まるで巨大生物の胃袋の様でもあった。
ふと、そんな未踏の空間に一人の少女らしき人物の声が響き渡る。

「ねぇ……ちょっと……どうすれば良いのよあたしはぁー!!!!」

疲弊した様子で声を上げる少女は、セナと名乗る年若い魔法剣士。
冒険者ギルドで洞窟の調査依頼を受け、他の冒険者の集結前に単独で潜入。
報酬を独り占めせんと意気揚々と進んだものの、見取り図も無い未開の洞窟内で
あっさりと迷子になり、既に小一時間同じ個所をぐるぐると周回している状態。

「休もう、にも……うぇ……。座れそうな場所すら無いし、何なのよこの洞窟……。
 あぁぁ……大人しく合流予定の冒険者が来てから発てば良かったかしら。ミスったわ……。
 良く考えたら合流相手の名前も歳も性別も聴いてないし、流石に先走り過ぎたわよね……」

少女は肌面積の多いビキニアーマーを装備しているのだが、洞窟内は何故だか多湿の様で
疲労に加えて全身からじっとりと発汗が進み、そろそろ喉が渇いて来てもいる。
これ以上の体力消費は拙いと判断した少女は暫くその場で佇む事を決めた。疲弊が進む。

ここは未開の洞窟。天然洞窟であるのか、人為的に造られたものなのか。
何かが住まうのか、脅威はあるのか、はたまた何一つの発見も期待出来ない場所なのか。
はたして、独り佇む少女の前に現れるものは在るのだろうか。
在るとすれば、それは助けに来た冒険者か、はたまた未知の脅威か――少女に知る術は無い。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にゼオンさんが現れました。
ゼオン > 発見されたばかり。と言うよりは生存者がほぼ見込めないと言うべきだろうか。
既に散乱している人骨等からある程度以上の脅威度は推測されるが故に
調査依頼も本来は複数であっただろうか。

先走るのは多大なリターンも得られるだろうが、リスクも大きい。

本来は単独で挑むべきではないかもしれない洞窟。

「んぁっ? マッジか。他にももう来てる奴いたんかー」

そんな洞窟で、疲弊した貴女へ届いた声。
その主に目をやれば、軽装でザックを肩にかけた以外は腰にはブロードソードのみ、
それも手入れの怠った様子がうかがえるものという褐色肌の男が
頭を掻きながらへらへら笑いながら近づいてくる。

「俺ゼオンってんだけどー、あんたも一人? だぁいぶ疲れてるっぽいけどさぁ、
 迷子になっちゃってる感じ?」

一見すれば男に疲弊している様子はない。呼吸が乱れる様子もなく、まるで物見遊山と言った風体でなんら緊張感はなく。

「奥の方にさぁ、休める小部屋あったんだけど、良かったら一緒に行かね?」

……相手はビキニアーマー、それで一人と言うなら襲わない理由を探すほうが無理なもので。

セナ > その場で佇む事を決めてから洞窟内に別の人物の声が響くまでには
そう時間はかからなかった様で、少女は心の中で小さな安堵を覚える。
が、声がした方向へと目を向ければ――少女の美貌が目に見えて不機嫌そうな表情に歪んだ。

「…………セナよ。見りゃわかンでしょ喧嘩売ってんの?
 で、あんたも冒険者? あんたこそ一人で何してんのよ。他のパーティーメンバーは?」

眉を顰めながら男に身体ごと振り返り、ふん、と両手を腰に当てて見上げる。
如何にもチャラチャラとしてそうな軽薄は男だが、体格や雰囲気を見れば
全くの素人ではないとすぐにわかった。男が軽装で一人である理由、
もしも確かな実績と自信から来るものなのであれば、不本意とは言え頼もしいとも考えられる。

「奥の方、って……あたし、これ以上進める物資なんて持ってないンだけど……近いの?
 休めるのは有難いけど……あんた、えぇと、ゼオン……だっけ? あんたも軽装じゃない。
 回復は良いけど、帰れるアテはあんの? 正直今すぐにでも出たいのよこっちは」

初対面というのに馴れ馴れしい男の態度がいちいち癪に障るものの、
無駄に争う体力すら残っていない少女は若干ぶっきらぼうな態度でそう応えた。

ゼオン > 「おーこぇー。お互いどーせ手垢ついてない場所で独り占めしようって仲間っしょ。怖い顔すんなってぇー。
 セナねおっけー。俺? 一人だよ?
 他にも誘ったんだけど用事があるっつってさぁー、逆に俺だけ暇だしぃー?
 来なかった奴等がイラっとするぐれぇお宝探してやろっかなーってさぁ」

……振舞いこそ軽薄ではあるが、ふらついて歩いてる様に、無駄が感じられない。
気負っていない、力んでいない。故に体力の浪費が少ない。
足さばきも視界の端で留めているのか見もしないで滑らかに体重移動をこなしていく。
そんな身軽さを感じさせる動きが、隆々とした肉体の男から見て取れれば、
相応以上の腕と判断も出来るのは無理からぬ話で。

「んっ、近いよー。ちょっと隠し部屋っつうか、なんだろ、隠してあった感じ?
 元はなんかが巣にしてたんか、床見たらすげぇ爪痕残ってたから壁探ったら入口あったわ。

 っまぁー、ここ魔物わりかし強そうってか、歩いてるだけでそれだけ石抉れるだけの重さと爪持ってる奴がいるってことっしょ。

 ……ここいるより休んだほうがましじゃね?
 帰るのは頭入ってっから大丈夫よ俺。つか、通ったままに帰ればいいじゃん。」

それが楽天的なのか、マッパーが不要なほどに絶対的な感覚を持ち合わせているのか伺えないが、
それでも少なくとも、棲息する魔物への推察と危険度への感知は披露して。

「ほら、疲れてんっしょ? 水やるからさ。ソロ同士お互い”仲良く”しようぜ?」

と、革袋の水筒をザックから取り出して投げてよこして。
……無論、というべきか、元から貶める目的。
無味無臭の媚薬を仕込んだみずではあるが。

セナ > 「チ……っ、まぁそんな所だと思ったけど。つまり商売敵って事か。
 ……って、はぁ!? 何よそれ、居そうなの? 魔物が? はぁぁ……」

男の狙いが定かになり警戒心を強めるも、
魔物による痕跡の話を聴けばぐったりと項垂れ、一度その場に座り込んでしまい

「あー、流石にそりゃダメだ。今のコンディションで勝てる気しないわそれ……あー……」

ざりざりと両手で頭を掻き深々と溜息を洩らせば再び立ち上がる。
再び男を見上げた顔は、先程よりほんの少し棘が鳴りを潜めていた。

「……わかったわ。話聴く限りその部屋ならその魔物の目も誤魔化せそうな気がするし、
 少しでも休憩してから一気に抜けた方が良さそうね。……っ。
 ん……ん……っ、ん……っ、ぷはっ。……ほら、さっさと案内しなさいよ」

男の提案に渋々了承すると、相当喉が渇いていたのか投げ渡された水筒をすぐ様飲み干して投げ返す。
普段なら、素性の知らない相手に渡された水筒の確認を怠るなんていう事は無い。
が、男に見せる態度以上に余裕が無かった少女は、愚かにもそれを怠ってしまった。
この軽率が行動が後に何を招くのか、今の少女の脳裏に浮かぶ事は無いだろう。

ゼオン > 「んな怖い顔すんなってぇー。セナも冒険者だろ?
 ソロなら尚のこと仲良くしようぜ?

 ん? あー、多分いるんじゃねえかな。それ早めに見つけてから壁とか床見てたら
 同じ奴の? 多分もっと新しい痕ってかマーキングあったっぽいし。」

 ……正確にはもっと奥の階層でもう首を落としてきたが、それは言わないでおきつつ。
 ここまで上玉に巡り会えると思ってなかったが女を見つけて連込める場所を確保して
いざ事に及んでいたら乱入、は面白くない。

だから、それだけの理由で殺した。

「セナも腕立つっぽいけど、そのエロい鎧もビッチってんじゃなくて
マジで強い装備っしょ? なのに引き際見極めてんの大分イイ感じ。

 お互い一時的にでも組んだほうが楽っしょ。帰るにしてもさ。」

相手への評価。共闘のメリット。頭の足りない見た目に反しての気配り。
……こういう気遣いをアニキ分から教わってから随分と女が落ちやすくなったと思いつつ、さて頷いてくれるか様子を伺って。

だがその心配もないように誘いに乗り、水も飲んでくれた。
その内疲労感に時折帯びる心地良い感覚から始まり、
理性が解けていくだろう。

部屋に誘い込めば、後は薬が効くのを待つだけ。魔法系ではあろうか、
なら、集中力がほつれる薬は正解だっただろうと内心ほくそえんで。

ゼオン > 【部屋移動します】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からゼオンさんが去りました。
セナ > 【部屋移動します】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からセナさんが去りました。