2024/04/28 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にクロスさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からクロスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」にモルガナさんが現れました。
■モルガナ > 数々の戦功を打ち立てることとなる愛剣である豪刃ブルズガング。
それが完成するより少し前。
妹に家督を譲ることが確定し、更なる研鑽と国への貢献を求める気持ちがまだ強い時代。
春が訪れて喜びヶ原に魔物が増大する頃、統率された騎士団による大規模掃討に
領地の私兵騎士団を従えて出陣していた。
だが、急激な天候の変化による濃霧の発生を機に騎士団が分散する事態に陥る。
後に経験を重ねれば無理をせず、兵を率いて一時後退する判断もしただろうが、
無理な行軍が裏目に出た形。
「……あの副官はやはり駄目ですわね。戻ったら次の者を選ばなくては。」
部下の不手際は己の未熟故とも考えることも出来ず、
独り言ちて霧が晴れても私兵が見つけられないまま彷徨い続けて。
これから生み出される相棒、その試作とも言える天空銀製のサーベルを携え、
一人でも戦功をあげようとさらに歩みを進めていく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」にサイエーガ・テンタクルさんが現れました。
■サイエーガ・テンタクル > "或いは――。"
史実やフィクション、物語にはつきものな空想。
誰もが一度は思い描く妄想噺。
見目麗しく、また武功も華々しいミナスジェイラス伯爵家の長女。
王都であってもその評判を聞かぬ者はおらず、その妖艶さ伴う美貌と相まればあらぬ妄想を抱き、掻き立てられる者がいたとしても不思議ではないだろう。
それがどれほどに歪み、屈折したものであったとしても。
――晴れていたはずの霧がまた女騎士の周囲へと漂っていく。
天候の変わり目が激しいのは、増大している魔物たちのせいか否か。
起伏の少なくなだらかなはずの周囲を見渡しても視界に収まるのは"霧"のみであり、辛うじて立ち並ぶ木々の"ような"それらが霧の向こう側で影となっているのみで、土地勘のあるものであっても迷う要因だけが積み重なっていく。
或いはこの時に私兵を見つけることができていれば。
或いは今この時でも撤退の算段を目論んでいれば。
或いは霧の中に花のような"甘い匂い"が仄かに混じってなければ――。
成熟に至る前の、可能性を刈り取ろうと迫る魔の手は、その芳香と共に迫っていく。
戦功を上げることに意識が向いている女騎士の鼻腔を擽り、肺に取り込まれるほどに――じくじく、とその身を冒すように"毒"が溜まる。
一人で有り、武勲への焦り故か"緊張"しているかのように身体に熱は帯び、正常な判断を下すことを阻むように"理性"を揺らがせていく。
■モルガナ > そんな評価に、相貌に引き寄せられるあらぬ欲望を抱く者達を一蹴する。
それが出来るのもまだ先の話。
「ああ、まったく。またですの……?」
天候一つ変わる程度で眉を顰め、本格的に異変を、地形と天候の相関性を学ぶのもまだもう少し先であるが故に。
先程よりもともすれば深い霧の中、やみくもに歩み続けて、苛立ちからか呼吸も荒くなろうというもの。
その中に混じっているものを気づくこともなく。
心なしか、熱を帯びる。それはこの霧の先で潜む魔物を、戦果の糧を討つ高揚と誤認して。
幾度かの戦場。任務。その中で昂って兵と、雇った者と、
駐留する村の者とまぐわったのは数知れず。
故に少々の熱が巡ったとしてしょうがないだろうと思うのは性分としての闘争心故。
だから見誤る。
そして目の前に突き進む。揺らいだ理性、淀む思考。
徐々に思惑通り果実は熟していく
普段であれば、奇襲の類もかわせるほどに開花し始めた戦闘能力も、
存分に低下していて。
……それでも歩みが止まらない、衰えない、立ち止まらないのは強い母胎としての証左ともなろうか。
■サイエーガ・テンタクル > そうして若さ故に退くことを覚える前であった女騎士は"檻"の中へと囚われていく。
狩るために足を踏み入れたはずの女騎士は、気付かぬうちにその立場を逆転させられていることに気付くことはないだろう。
狩る者から、狩られる者に。
命を絶つ者から、騎士としての命脈が絶たれる者に。
故に、"毒"によって揺らぎ、淀んだ理性と思考は――別のことにも脳裏を過らせる。
例えばそれは戦場や任務、または逗留先での一夜の逢瀬。
男達に求められ、女として抱かれ――その時に感じた熱と快楽がちらつきだすことだろう。
なぜこんなところで。むしろこんなところだからだろう。
場違いだというのに、その事に揺らぎ淀んだ理性と思考は正常な判断を下すことを女騎士を許さない。
その身に纏う鎧は女騎士を守るためのもの。
けれども今はその重さや頼もしさは煩わしさを覚えるものかもしれない。
その手に持つ剣は女騎士を敵を引き裂くもの。
けれども"敵がいない"この場においては不要な長物なのかもしれない。
果実が熟していけばいくほどに、女騎士から立ち上る"牝の色香"に周囲の霧が蠢きだす。
突き進む女騎士の目の前にあるのは、周囲のそれらにあるよりも巨大な木――のようなもの。
まるで花畑があるかのように香り立つ甘い匂いは不思議と違和感や不快感を覚えさせぬ――ように"毒"が誤認させる。
■モルガナ > 仮に狩られる側になったとして、それを覆せる。根拠なくそう思う慢心。
それが更に判断を誤らせていく。
単独で敵陣に踊りこむことが如何に無謀か。
戦術として考えれば下策は必定。だが、魔物相手と言うだけで戦術は不要と、
雅な者の狩りの延長である。そうはき違えていて。
「……っ……。」
まだ野外での経験は少ない。それ故の興味もある。
そう言う自覚があるからこそ、帯びる熱と去来する経験に違和感を感じられなくなっている。
「……何か、目印に出来そうですわね……。」
やがて、霧の中にそびえる高くそびえるもの。
その目の前で、佇む。強い香りに煮えて脳髄が揺らぐ
まつげを震わせ、浅く荒い呼吸を吐き、周囲に意識を巡らせて、
悪意ある気配を感じないことを確認すると
サーコートにチェインメイル、具足を外していく。
「少し……、休憩しましょう……。」
防具を外し、ティアラを茂みに置いて、クロスメイルを緩めて。
……分厚い着衣越しに指を這わせる。昂っている。
尖っている。何かがおかしい。そんな気はする。
だが、それらが香りに塗りつぶされて
雄の前で熟しきった雌は胎を掻き回して欲しい衝動に支配されて大きく深く甘い香りを吸いこんでいく。
■サイエーガ・テンタクル > 意識を巡らせる周囲には"敵"の気配はない。
女騎士が剣を向けるべき"敵"などいやしない。在るのは牝と"牡"の気配のみなのだ。
もし仮にこの場に辿り着いたのがミナスジェイラス伯爵家の長女でなければ、
或いはミナスジェイラス伯爵家の"長男"であれば――また別の結末が用意されていたことだろう。
けれどもこの物語は今から始まるのだ。
装備を緩め、外していく最中でその身の昂ぶりを確かめる女騎士が強請るように大きく息を吸った時に――揺れていた"枝"が蠢き、女騎士の方へと迫り、四肢に、その細い腰へと絡ませていく。
その時に察し得るだろう。
それは枝などではなく、血の通った肉蔦であり、目の前の巨木が魔物であるということに。
緩められた衣服へと伸びた触手は、立ち上る牝の香りに誘われるように布地の内側へと滑り込み――昂ぶり、熟し具合を確かめるように、肌を這わせ、乳房を揉み弄りだしていく。
服の内側からも分かる程に形を歪められ、つるりとした表皮から滲む粘液が肌へと擦り付ける音を響かせる。
まるで舐められているかのような、音と感触。その行動の意図など、分かりやすすぎるほどで。
■モルガナ > 幾度も戦い経験を重ねた。
人では魔術師相手も部族相手も。
魔物では手管を操る相手も膂力で迫る相手も。
多くの敵と相対し観察し、肉薄し、挑んで勝利した。
「……っ! くぁ……!?」
雌の吐息。孕むに熟した甘い色香を帯びたそれが、枝が蠢けば反応して
足元のサーベルに手を伸ばそうとするが、元より牡の反応は牝を捕らえるに特化して
戒められて頭の上で腕を組まされる。
「ふっ……、く……」
禍々しい魔物
その触手がクロスメイルの中へと潜り込み、肌に密着しながら肌を這い回る。
幼体に母乳を与えることとなる乳房。年頃にしては肉付きが良く形の整ったおわん型が
揉みしだかれて頂を擦られれば漏れそうになる嬌声を噛み殺す。
舐められている
穢されている
屈辱的だ
幾度も戦い経験を重ねた。
人では魔術師相手も部族相手も。
魔物では手管を操る相手も膂力で迫る相手も。
多くの敵と相対し観察し、肉薄し、挑んで勝利した。
強者とは如何なる者か。謀るのが卑怯であろうかと。
図らずして、それは強者であった。
己の目的を果たすに恥辱を帯びず特化した生態。
骨は伺えないがオーガよりも余程引き締まった密度の高い触手。
「や、め……! んぅううううううううううう……♡」
多くの牡を観察し、打ち屠って来た経験が強い牡だと認識してしまう。
体が、悦んでしまう。
■サイエーガ・テンタクル > 女騎士の腕を戒めた触手は、さながら牝の体付きを検分するかの如く――その身を宙へと引き上げる。
爪先ですら地面に届かず、濃霧のせいかどの辺りまで引き上げられたかも定かではない浮遊感――それを支えるように、女騎士の身体へと絡みつく触手の数が増していく。
這い回っていく触手から分泌される粘液が、クロスメイルを、布地へと湿らせ濡らしていく。
肌に張り付くような感触は多少なりとも不快感を与えるかもしれぬが、さながら媚毒のヴェールで包み込むかのように肌へと浸透をしていき――脳髄が蕩ける甘さが押し寄せてくる。
周囲に漂う香りですら――理性を揺るがせ、思考を淀ませるほどのそれ。
その原液たる粘液をぬりつえるように擦り込み続けている乳房への愛撫に堪えようとするそれを叱るかのように、ぐに、り と尖り帯びゆく乳首を啄むように、触手の小さな口が食いついた。
こり、こりと乳首を転がし責め弄る。
我慢しなくていいのだと、我慢などしなくていいのだと――終ぞ唇からもれた嬌声を更に響かせようと、乳首を弄る触手の蠢きは変わらず、くちゅ ちゅむ くちゅ と媚毒粘液交じりのそれで舐めしゃぶる音を響かせる。
彼女の身体を支える触手、這い回っていくうちに粘液に濡れた衣が時を加速させたかのように布地を腐食させ、解れさせ――風化したかのようにその身に纏う衣を崩れ落ちさせていく。
ほしいのは、その身分を知らしめるものではなく――強靱で、魅力的な母胎であるかと言わんばかりに、股座へと伸びる一際太い触手が れろ、りと舐めるように滑りおびる先端で触れ、擦り付けていく。
■モルガナ > 深く立ち込める濃霧。それはともすれば他の牡を阻害するか、それとも煙に撒いて屠るか。そのどちらもか。
元より、先ほどまでの怒りも苛立ちも文字通り霧散するように意識がほつれて
正常に周囲を認知する余地などなくなっていた。
「あっふ……♡」
体を持ち上げられていく。濃霧の中に呑み込まれていく。己の痴態が尋常から切り離されていく。
「はっ……♡ はっ……♡ はっ……♡ はっ……♡ はっ……♡ はっ……♡」
一定のリズムで肌に粘液が塗り込まれ、それがクロスメイルに浸透しさながら淫獄の繭に包み込まれて女騎士から牝に作り変えられていく。
みちりと肌に張り付くクロスメイルに豊かな肢体が浮かび上がる。
さらにそこへ浮かび上がるいくつもの触手が蠢き己を穢す様。
一本一本の愛撫が、繊細だが、同時に力強さを感じさせる。
生物として別格のもの。才能があるが故に、それを理解してしまう。
「ひぅううう♡ んぁ♡ ぉ、はぁっ♡ ひゃ、はぁああ♡」
声が抑えられなくなっていく。否、牡に媚びてしまう。
自分の体を思うようにされて昂ってしまい、胎に熱が煮えて渦巻いてただただ蓄積されて行き、
胎の真上を、下腹部を触手が蠢く度に見透かされているようで淫裂から愛蜜が沸き立っていく。
それを異常と思えなくなっていた。
おとがいを仰け反らせて喘ぎ声を絞り出し、腰を戦慄かせて触手と乳首が
睦み合うのを欲するように胸を突き出してしまう。
ぶづりと、布地がほつれて、朽ちていく。蠢く触手に弾かれるように劣化した布地が触手に押し退けられていく。
それは不要であると、髪の毛にまで媚毒のヴェールを帯びて、全身に夥しい触手をまとって、
焦点の定まらない眼で目の前の魔物を見据えて。
「……ぅ、ぁ……♡♡♡」
己の淫裂に、愛蜜を舐め掬うかのように蠢く触手へ、太ももを開く。
角度を傾けて尻を浮かせる。
無意識の作法。
牝が牡を胎へ迎え入れる仕草。
欲するようにではなく、せがむようにではなく、牡が牝を孕ませる前の仕草に合わせて、
ゆったりと腰を上下させて己の粘膜を触手でなぞる。
触手に侵されたら、種付けをされたらただでは済まない。
だがそうなりたい。
強い牡に孕まされる牝の本能が煮えて蕩けた脳髄を支配して、その時を待ち侘びて。
■サイエーガ・テンタクル > 響く甘い、女騎士の――牝の声は濃霧によって阻まれて届かない。
それは助けを呼ばせないためのものではなく、この牝の声も、その身も、胎も何もかも――己の"檻"へと足を踏み入れたのだから誰にも渡さないと言わんばかりのそれ。
解れ、崩れ落ちた衣服から露わになった牝の身体を舐めるように這う触手群。
上質な牝であることを悦ぶかのように、鍛えられた肌を撫でまわし、張り出した乳房を娘の眼下で揉み弄る様を見せつける。
固く尖った乳首を啄む"口"から解放すれば、粘液が糸を引き垂れ落ちていく。
けれども差し出されるように突き出されれば、また別の触手が先端を くに くり、と転がし弄り、どう扱えば牝が"悦ぶ"のか探るように きゅっ と摘まみあげ、かと思えばまるで赤子のように再び乳首に吸い付き、更に小さく細長い触手が れろ、れろ と舐め吸い立てていく。
さながら、触手の一本一本が個別の意志を、個体であるかのようなそれ。
触覚機能でありながら、そのどれもが――生殖機能を備えたそれ。
その中の一本――より逞しく、野太く、周囲のどれよりも生殖器としての威容を備えたそれが、太腿を開き招くように触手ちんぽへと秘裂を擦り付けるその仕草に、
ぐぷっ ―― ン
もうこれ以上待ちきれぬとばかりに、膣穴をこじ開けるよう先端を食い込ませる。
人の亀頭を模したそれは先端の経が大きく、人のそれとも、或いはオーガのそれとも比較にならぬほどのそれが粘液と牝液を潤滑油にして埋まり、膣洞を容赦なく押し広げ、圧迫させる。
埋まり、ねじ込まれる程に、下腹の内側からその男根の位置を知らしめるかのように歪に蠢き、それまでの交尾を上書きするかのように 奥へとねじ込んでいく。
■モルガナ > 王城の晩餐会で見る者の目を引く豊かに実った乳房。
陰謀巡る伏魔殿にあってその肢体を貶めて穢す想像をした者は少なくないだろう。
その乳房が触手にしゃぶりつかれて、更に興奮で張り詰めて大きさを増しながら弄ばれる。
「んぁああっ♡ く、はぁあああ……♡ ふ、くぅ……♡」
弾かれるように口から解放されて、目の前でぬらりと粘液が繋がっていく様に
己が思う様醜い異形(逞しい牡)に散々弄ばれた(可愛がられた)ことを実感する。
忌避感が持てない。嫌悪も。
ただただ高揚が、充足が己を証明していく。
様々な反応を、牝への愛撫の反応をつぶさに見るかのような仕草に、やがて細長い触手に締め付けられ扱かれながら
しゃぶられれば潮を噴いて喉を晒すまでに悶えて牝の蕩けた声を絞り出すようになってしまう。
魔物に孕まされる。
実感してしまう事実が悲劇であるはずなのに、痛感できない。
ただただ享受してしまっていて。
だから、
「はっ、かぁ♡ ぁああっぁああっぁあああああああ♡♡♡」
人のそれよりも余程大きな雁首が圧し潰すように、封鎖して他の牡を許さぬように押し広げていく。
それが実感できてしまう。
牡が奥へと押し広げる度に襞が戦慄く。雌の胎が奥へと雁首と咬み合い引き込んでいく。
おっぱいを可愛がられて女にされていく様の先で、下腹部に牡の起伏が下腹部に浮かび上がり、
徐々に徐々に己が制圧されていく様を実感してしまう。
ただ、上書きはされなかった。
牡にここまで思い知らされるセックスの経験がなかったから。
いつだって圧倒してきた。最後には相手が根を上げていた。
だからこれが初めて。
女の悦びを覚え込まされ、初めて、孕むことを意識させられる。
ふと、触手の根元。大樹と見まごうたそれを見る。
埋もれたい。
包み込まれたい。
呑み込まれたい。
己を悦ばせてくれる牡に堕とされたい。
倫理観も判断力も淫液に狂わされて、交わった証を欲する体が、
やがて牡の起伏が進むのに合わせて腰を揺らめかせ始めて。
■サイエーガ・テンタクル > 響く、悲鳴染みた嬌声。
媚毒に浸らされ、意識も、理性も、常識すらも揺らぎ、淀まされ――けれども"牝"であることを望まれていることだけは蕩けた脳髄にも刻まれていることであろう。
人のそれよりも明らかなほどに逞しい男根をねじ込まれ、胎を目一杯に押し広げられてもなお、その脳裏に過るのが忌避感でも、恐怖でも、嫌悪でもなく人のそれよりも深い情欲――仮令、それが破滅的な末路であろうとも――を抱くほどへと染まる行く牝の姿に、
――ごつ ンッ
胎の奥を小突き、宙空にある牝の身体を揺らす。
奥深くまで、牝の膣洞をねじ込んだことを知らしめつつも、どこか"初心"な締め付けに堪能するかの如く、或いは挿入の余韻に浸らせるかのように数瞬、止まりはするが、
牝の視線が"己等"の方へと向いた時に。
その視線から滲む牝の願いを感じ取った時に。
その胎に種付けることを旨とする牡の本能が絡み合った時に。
――ぐちゅ ぐちゅ ン ぐちゅっ
押し広げ、ひしゃげた膣襞を容赦なく掻き混ぜ、掻き乱すかのような律動が始まる。
それはまるで母胎としての"最後の"確かめるかのようなそれ。
せり出したカリ首が否が応でも膣襞を擦り、蜜を膣外へと掻き出し――かと思えば表皮から滲む粘液が膣襞一枚一枚へと塗り込まれるように浸され、胎を耕していくかのように荒々しくも、じっくりと、丹念に抽送を繰り返していく。
開いた太腿を舐めるように這う触手のそれらは抽送の度に歪み続ける下腹を舐めるように触れ――陰核へと迫り、きゅっ と薄皮を剥き、乳首を可愛続けるそれと同じように 細長い触手に絡ませ扱き責め弄るのも交えていく。
■モルガナ > 躍動。高揚。牡が悦んでいるのが何故か伝わってくる。
己の胎に、強い体を欲している。愛でている。
己は選りすぐられた結果こうして”愛されている”のだと。
これはどこかの愛の女神が望む形であろうか。
少なくとも、今は己の人としての末路よりも、孕み生み落とすことしか考えていないのだから。
「んぅぁっ……♡ ふぅー……♡ ふぅー……♡」
嬉しい。嬉しい。牡と牝が奥深くまで咬み合う。満たされる。
己の形はこの為にあるのだと理解する。
そこには鋭い刃も、凶悪な爪も、強固な鱗も、堅牢な鎧もない。
お互いが剥き出しのまま、脆弱な粘膜を絡み合わせて一つの目的の為に行為に耽る。
言葉が通じずとも、形が違えども、生み落とす”仔”の形さえ違えども、
牡と牝はお互いを欲して交尾することを抗いようもなく享受してしまう。
「ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…♡♡♡」
己の両手を戒める触手を掴む。握り締める。並の魔物であれば握りつぶせるほどの握力。
だがその程度でこの牡は潰れはしないのだと理解したように身を支えて、
発情した呼吸を絞り出して牡が粘膜を蹂躙する律動に合わせて尻を引き締めて腰を浅く早く振り立てる。
あろうことか己の方から子宮口を先端に押し付けて抉らせてくる。
一刻も早く孕むことを欲する。牡を欲する。
そこには争いも諍いも負の感情が一切通わない欲望に満ちた子作りしかなく。
嗤っていた。己が騎士ではなく孕み袋になる悦びを噛みしめて、
己の胎が人でない何かに耕されていく高揚に。
「んきゅぅう……♡ はぁーっ……♡ はぁーっ……♡」
舌を放り出しながら陰核責めに人ならざる喘ぎを絞り出す。
虚空に舌を這わせる、まるで塞がれることを欲するように。
穴と言う穴を犯されて、侵されて、牡の胎としてより馴染むことを欲するように
より子種をせがむように腰遣いが淫猥にグラインドさえ交えて牡竿を絞りあげて責め立てて
油断すれば雁首が咥え込まれて動けなくなりそうなほどの膣圧でまぐわって。
■サイエーガ・テンタクル > 生殖器に絡みつく膣肉から感じる牝の喜悦。
そこには悪意も害意も隔意も何もなく、満たし、満たされてゆく多幸感――それがこの魔物を眷属とする"女神"の恩寵か否か。
牝の唇から漏れる吐息は甘く、熱を帯びたそれ。
狭く、キツい膣穴を容赦なく押し広げ、掻き混ぜ、胎を幾度も揺らす程の律動を繰り返し、次第に牝もまた強請るように揺らす腰使いを褒めるかのように突き刺した男根が抜け落ちぬように、つるりとした表皮から無数の突起が生じる。
ぐちゅ、り、 と膣襞に、膣洞に柔らかく食い込み、胎を苛む刺激を与え続け―― ぐちゅ くちゅ と抉らせてくる子宮口を、その大きな亀頭で小突きながらも、牝の望むがままに埋まり、その孔すらも己の形へと歪ませる。
本来であればそれは苦痛を生む。嫌悪を生む。拒絶を生む。
けれども"恩寵"を賜った牝にはそれすら浮かぶことはないだろう。
広がり歪まされる痛みすらも心地よく、先走り汁の如く垂れ落ちてくる粘液は胎を灼き、食い込む亀頭は牝の全てを牡のモノにせんとするかのそれ。
ご都合主義の神様に愛された――淫らで陰惨な生殖行為。
次第、抽送を繰り返す男根の動きは慌ただしくなり、牝が腰を揺らすまでもなく、身体ごと前後大きく揺らす程に胎への突き入れが止まらない。
それは牝を孕ませたいという牡の意志であり、執拗な程に胎へと突き立てるピストン運動の最中、
ぐぷっ ン 亀頭が、子宮口へと突き刺さる。こじ開ける。
そして――
――どぷっ どぷぷっ!
排卵を促すまでもなく、或いは排卵した"瞬間"着床させるかのごとく、多量の精液が吐き出される。
人のそれとは比べようもないほどの質量と、淫熱は牝の下腹を緩やかに膨らませる程のそれで、収まり切らぬ分は接合部の隙間から滴り落とし――臭い、性行の残滓を撒き散らさせていく。
舌を突き出すように虚空を舐める牝の唇へ――その意図を汲んだか否か、一本の触手が舌先へと絡みつき れろ、れろ…と舌先で舐め合うような口づけを落としていく。
■モルガナ > その突起が無数に帯びて膣襞一枚一枚に至るまで舐めてしまう様は
人として取り返しがつかないところに追い込まれて、それでいて、己の為に設えたかのような在り方に抱くのは愛しさではなく劣情。
やがてお互いに腰を打ち据え合い、牝が亀頭で解し、牡が更に食い込ませていく共同作業の果てに。
少しずつ少しずつ牝の聖域が牡の支配下に堕ちていく。熱を生む為の快楽器官に変えられていく。
腰を揺らす必要がないほどに早鐘を打つかのような牡の律動に牝は健気と言うべきか、
浅ましく下品な腰遣いで応えて尚も執拗に牡へ孕まされたいという願望を示す。
「んぐぃひぁあぉほおおおおぅうぁあああああああ♡♡♡」
ぐぶん、と大きな雁首さえも呑み込むほどにいびつに歪めば、刹那の抵抗の後に最奥を打ち上げる。
その最中、竿が子宮口を通る度に半ば拷問めいて膣襞と咬み合っていた突起が抉り解し牡の為の孔に作り変えてしまう事に悦びを実感する。
子宮口を抉られて絶頂し、子宮口を抉られ続けて立て続けに絶頂し、四肢が脱力しながら身を跳ねさせる牝の子宮へ吐精というには暴力的な噴出が注ぎ込まれていく。
ゆるりと、足を動かして、拘束されても構わず、雄竿に両足を絡ませる。
膣口を閉じ、腰を軽く引く。自ら子宮口を牡の雄々しい雁首で塞ぎ、膣孔を引き締めて
余さず子種を受け止めて己から幾度も孕み続ける。
それでも、牡があまりにも雄々しいから零れ落ちる牡の性臭に、唇が歪んでしまう。
悪臭ではない、これは子孫を残すべき牡のマーキング。
それが己の胎を満たし、染めていく愉悦。
「あむぅ……♡ はむ……♡ ちゅ……♡ んふぁ……♡」
ゆったりと、絶頂の余韻を帯びながら、未だ豊乳愛撫を受ける一方で触手と舌を絡ませ合う。
目を奪われるような美貌が、触手を享受して虚空を揺蕩い絡み合う。
その足先の親指が、ついと雄竿をなぞる。
もっと深く、もっと深く、牡を享受する為に、彼等の中に呑み込んでほしいと。