2023/11/22 のログ
布都 >  
 一通りの作業が終わってしまえば、ふあぁ、と小さく欠伸を零す。
 集中しきっていたからと言うのもあり、終わってしまったら、一気に疲れが全身に纏わりつく。
 窓から外を見れば、もう、外は闇の中であり夜だという事を認識する。
 一切食事などもとって居なかったことを思い出し、ああ、食事をすっか、と小さくつぶやく。
 誰もいないから、食事を準備する者もいない。

 こういう時の為の保存食は取ってあるので、それを齧ればいいか、と。
 齧って、小腹を満たしつつ、本格的な食事の準備をするか、と。
 鍛冶場を後にして階段を上がり居住スペースへと移動。
 そこで、保存食を置いてある棚に手を伸ばし、バーの形の砂糖の塊を口にする。
 もごもご、とバーを齧りながら、保存庫を漁り、中に入っている野菜と、魚を取りだして。

 窯に火をつけて、調理を始める。
 昔からやっていたことだ、慣れもある、米を取り出して、米も焚き始める。
 夜の庵から、良い匂いがぷぅん、と立ち上る。

布都 >  
 その内料理が出来て。
 食事を行う。
 とある鍛冶師の普段と言う一日の流れ―――

ご案内:「布都の工房」から布都さんが去りました。