2023/10/27 のログ
エリビオ > 「お。良いこというなぁ。
 害獣ってのは人間中心に考えた価値観だもんね。
 あんまり思い上がるのも良くないか……
 敵として人間側の結束を強める存在だと思うべき?」

向き合い語らえど頬と目元の熱は高まるばかり。
それでも目を逸らさずに、わざとらしく唇を尖らせ拗ねた容を浮かべ。

「褒められてるの?悪い気はしないけれど褒め殺しって気がする。
 それを言うならば俺を興奮させる貴女のナイスバディがその立派なものを作ってるんだと思うけれど」

いつしか野営地に作られたテーブルにでも座ってるのだろうか。
それならばその側に起立して会話を続ける。

「ふぅん。対話ができる段階は過ぎたってこと?不死もそれを操る者も決して珍しくないけれど。
 貴女がいうならもう政治的な問題じゃない。俺が口を挟むことじゃない。
 そうだろうけれど……根本的な解決してほしいな、って一庶民の意見。
 例え砦をおとして殲滅しても、また別の砦ができたらやってられないでしょ?」

顎に指を添えて言葉を告げたし。続く殺気については暫く黙して耳を近づけ。
頬に受ける口付けに緩く意図した緩慢な瞬きを1つ。

「うーん。行いの意図を学ぶことも大切だけれど、周りの意図を汲むことも大切じゃない?
 貴女一人がここで守るんじゃないんでしょ?ゴブリン達に囲まれてるんでしょ?
 自分の殺気で追い払うだけじゃなく、貴女の部下達を信じることも大切だと思うよ。
 何もかも自分の思うように進むって考えてたら……」

至近距離でにっ、と悪戯っぽく笑い。

「モリィが予想だにしない方法で何かが来るかも」

その胸をぎゅっと鷲掴みしようと試みる。

モルガナ > 殺気を周囲に放ち、陣を守ったまま、本営の幕は閉められて―
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」からエリビオさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」からモルガナさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にアドラーさんが現れました。
アドラー > 「なるほど。人しか通れない出入口。
 盗賊たちの隠れ家にはうってつけというわけだ」

焚火の音が鳴る洞窟内。一人の男の影が洞窟内の壁に揺らめく。
その手には血がしたたり落ちるナイフ。
足元には――

「しかし、これも依頼だ。君たちも生きるためだったのだろうが、私も同じだ」

首や心臓など、急所を刺され、えぐられた遺体が複数。
中年の男性を中心に使い古した洋服を着用している。
首には骨を模したネックレスなど、その道の者が見たら盗賊だとわかるだろうか

「…私は誰に言ってるのだろうな」

アドラー > (外はもう夜だろうか?それとも朝か?)

洞窟内の閉鎖的な空間。
殺し合いという非常識な状況。
どの行動が死につながるかわからないストレスは時間の感覚を忘れさせる。

トラップや伏兵には細心の注意は払ったものの、まだ何が出てくるかもわからない。
何せこの洞窟は盗賊が拠点とするには入り組みすぎている。
奥に更なるアジトや、あるいは人外の生物、生物以外の『何か』がいても不思議ではない。

(しかし、困ったな。
 依頼主からは盗賊の全滅を、と言われたが…具体的な頭数を把握できてない以上、このまま帰るわけにはいかない)

目の前に広がる暗黒を前に、ナイフを握る手に汗がにじむ。
盗賊から拝借した武器や道具が何点かあるが、この先の『予想外』に踏み込むには不安要素が多すぎる。