2023/10/16 のログ
ジャック >  
「ぉ゛っ゛♡♡♡ぅ゛♡♡ぉ゛♡♡あ゛♡♡♡ぉ゛♡♡♡♡♡っっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

中に吐き出される彼の体液。
媚薬かどうかなどもう関係なく、衝撃と熱でイく。
ばちんばちんと視界が明滅し、更にペニスにねじ込まれる電流。
行為の間ずっと垂れ流していた精液。
直接絶頂を叩き込まれることで、爆発するかのように精液が自身の顔に吐き出される。

「ごぼ♡♡ぶ♡♡ぅ゛♡♡ ぉ゛ぶ♡♡」

自身の精液で溺れそうになるほどのセルフ顔射。
鼻と口を覆うスライムのような精液が、呼吸に合わせて風船を作ってははじけていく。
全身を痙攣させて絶頂を味わい、

「――ぁ゛ぁ゛♡ たすがっだ♡♡よ♡♡」

巨大な右腕が、彼の頭を横合いから殴り飛ばした。

イヴァン >  
「……!」

精を吐き出しきった直後。横合いから思い切り殴り飛ばされ、ぷちぷちと首の腱が音を立てる。
常人であれば、首が飛んで木に赤い彩りでも添えていたであろう威力。
魔族故に耐えたが、その膂力で小さな体が遠くまで弾き飛ばされ……外れた顎をゴキゴキと戻し、血を拭う。

「……上物だったのは確かですが……
 うっかり解除するほどには油断は無かったはずですがね。
 気合ですか?」

ジャック >  
「ぁ゛♡ ぁ゛あ゛ー♡」

ガクガクと手足を震わせながら、それでもどうにか立ち上がる。
遭遇直後の動きは出来ないが、犯されていた時よりは遥かにマシ。
しかも震えも僅かずつだが収まってきている。

「まさか♡ 気合でどうにかなるような相手じゃないだろう♡君は♡」

ぼたぼたと、ペニスから精液を垂れ流しながら。
絶頂の余韻だけでところてんのような射精が続くほどの快楽。
しかし、もうそれに呑まれてはいない。

「解析したのさ。こういう時のために、私の中に入ってきたモノを自動的に解析して、それが害をなすなら抵抗するための仕組みを仕込んでいてね」

だから、射精してくれて助かった。
それが無ければ、きっとあっさり持ち帰られていただろう。

「魔法の教養はないけどね、君の組成を解析すれば――んっ♡ 流石に元通りとは、いかないか」

胸に刻まれた淫紋も、解呪とは言わないまでも相当効果を弱めることに成功した。
彼の情報を解析したお陰だ。

イヴァン >  
「……な、るほど。」

ベッ、と血を吐き捨てる。
ため息を付きながら服装を整え、また外れかけた顎を戻した。
そしてその姿を見て……大きくため息を吐く。
そのため息には怒気も混じっていたものの、それは外に向いたものでもない。

「戦っている時から思っていましたが、なかなか面白い体をしている。
 雌としてだけではなく、解析対象として……興味深い生き物ですよ、貴方。
 まぁ、今回は僕の油断も過ぎたと認めておきましょうか。」

この少年は生来傲慢ではあれど、過ちを認めぬほど愚かでもない。
『傲慢であるためなら怠りを見せない』人物だ。

「次に会う時は、続きでもしましょうか。
 僕の何かしらを解析したのなら、次は別の手を考えないといけないですがね。」

ジャック >  
「いやぁ、君とやり合うのはもうごめんだね」

へら、と笑って見せて。
余りにも格が違う。
ぐちゃぐちゃに溶かされて、今度こそオモチャとして持ち帰られる未来しか見えない。

「けれどまぁ、ちゃんと優しくしてくれると約束するなら、いいだろう。君はオスとして非常に魅力的だ」

とは言え、彼のオスとしての性能は最高だ。
「獲物を貪る今日の続き」ではなく、「交流としてのセックス」なら歓迎しよう、と。

「その気があるなら王都の貧民街にあるキリサキ医院を尋ねたまえ。怪我や病気の治療も承っているよ」

命に関わらないなら高いけれどね、と続けて。

イヴァン >  
「僕も無礼を働かれなければ、ここまで苛烈にはしませんよ。
 ……ええ、そういう事ならば喜んで。怪我や病気にはあいにく無縁ですがね。」

無礼と言うにはあまりにも些細すぎる事故に、どこに点火するかはわかったものではないのだが。
とはいえ、こちらとしても……魔王の子としての力が多少は抑えられていたとはいえ、
それと鎬を削るような相手と王都のド真ん中で事を構えるのは御免だ。

ならば、ある程度友好な関係を築いておいて損はない。
なにせ相手は、メスとしての価値は最高と言って良いのだから。

「優しく出来るかは、あいにく確約はできませんが。
 ……ああ、もう何度目になるかわかりませんが……お名前を、お聞かせ願えませんかね。」

そう言うと、マントを翻す。
ぱちぱちと辺りに紫電が広がり、音もなくその体が浮き上がる。

ジャック >  
「――君、短気はもう少し抑えた方がいいと思うんだがね」

困った顔で笑いながら。
人の上に立とうというのなら、尚更。

「ジャック。ジャック霧崎と名乗っているよ。気軽にジャック先生と呼んでくれたまえ」

浮き上がる彼の身体。
それを追うように、顔が少しずつ上へと向く。

イヴァン >  
「それでは回らないのが魔族というものですから。
 形は違えど力こそ正義であり、力を示す手段と気性こそ尊ばれるのです。」

人間と魔族では常識そのものがまるで違う。
人間ですら、10年も違えば大なり小なり文化や常識が変わるものなのだから。

「先生は遠慮しますよ。
 では、ジャック。また会いましょう。今度は楽しむためにね。」

ばちん、と一際大きな紫電が走る。
あるいは、その紫電が『それ』だったのか。
一瞬の閃光が視界を覆った次の瞬間には、紫色の迸りだけを残してその姿は掻き消えていた。

ジャック >  
「狂気だね」

とんでもない世界だ。
人間界に住んでいてよかった。
いや、魔族として暮らしていたらその価値観になっていたのかもしれないけれど。

「大体いつでもいるからいつでもおいで。お茶ぐらいは出そう」

片手を上げて挨拶。
した瞬間、強い光が視界を覆う。
再び目を開けた頃にはもうそこには誰も居なかった。

「――さて。このまま帰るわけにもいかないな」

素っ裸のまま辺りを見回して。
採取ポーチは無事だったものの、衣服は全部破かれてしまった。
最終的に夜中まで待って髪をマント状に変え、裸マントと言うとんでもない恰好で王都に帰ることになった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」からイヴァンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」からジャックさんが去りました。