2023/07/31 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > じり、じりと地を照ら太陽。
この時期として考えてもあまりにも暑く、あまりにもあつい。
生きている者たちはこぞって日陰を目指すか、水辺を求めていた。
自然地帯の一角にひっそりとある、木陰の中の湖、そこも例外ではなかった。
ただし、じゃばん、と音をさせて自ら身体を起こすのは――
「ぷ、…ッは。あー……ぁ。生き返るな…!」
大きな大きな、大男だった。
赤髪を揺らし、大きく鍛えられた――冒険者然とした傷だらけの身体に水を滴らせて。
ざぶ、ざぶ、と水の中を岸辺へと歩いた。
「ったく、この暑さァどうにかならねェのか。」
なんてぼやきながらも、ひんやりとした湖の空気に安心したように息を吐いた。
あるいは獣たちも周囲に潜んでいて安全ではないかもしれないが、あまりこの大男が気にした様子もない。
実にリラックスして、大きな体をまた、じゃばん、と湖に触れさせてはじいていた。