2025/05/12 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 乗合馬車」にシトリーさんが現れました。
シトリー > 王都から神聖都市へと向かう乗合馬車
平民向けのそれは、決して乗り心地が良いとは言えないものの、その分値段は安い。
速度もそれに比例しているかのように、実にのんびりとしたもの。
旅慣れた冒険者であれば、歩いたほうが速いとも言えるような速度で、年老いた馬がかぽかぽと歩みを進める。
そんなわけだから乗客の方も急ぐ様子のない者であったり、大荷物を持つ者だったりと様々で。
そんな中で小奇麗な聖衣を身に纏う少女の姿は、その尖った耳も相俟って浮いていた。
そればかりか、代わり映えのしない窓の外を興味津々といった風に覗いているのだから、周囲の乗客も生暖かい眼差しで見守っており。

シトリー > そうして馬車はのんびりと進んでいき――
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 乗合馬車」からシトリーさんが去りました。