2024/05/30 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 旧道」にメルさんが現れました。
メル > 王都と周辺の村を繋ぐ今は使われなくなって久しい旧道
とはいえ、完全に廃道となっているわけではなく、稀に使う者もいる。
ごつごつした石が転がる不安定な道を掛けていく少女もまたそのひとりで。

「うぅ……やっぱり受けるんじゃなかったかなぁー」

特急料金を上乗せするからと持ち込まれた急ぎの配送
配達先が城塞都市で、送り主が軍属となれば、おのずと内容も透けて見えるというもの。
封のされたそれを覗き見ることなどしたりはしないけれど、予想以上に期日が短く。
途中で魔物にでも出くわしていたら、それだけで間に合わなくなってしまう。
どうか遭いませんようにと祈りながら、荒れた地面を蹴り。

メル > 「もぅっ! 絶対、間に合わないって!」

わぁーんっ!と泣きごとを叫びながら、旧道さえ外れて、獣道どころか森の中を突っ切っていき―――

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 旧道」からメルさんが去りました。