2024/02/08 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 乗合馬車」にアドラーさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 乗合馬車」からアドラーさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 冒険者ギルド出張所」にアドラーさんが現れました。
アドラー > 「はぁ~…」

街道沿いにある冒険者ギルドの出張所。
そこに白い息を吐きながら、スコップを持っている青年が一人。
時折吹く寒風がコートを靡かせ、耳や手に凍り付きそうなほどの冷たさを感じさせる。

「しかし積もったな。これはしばらく動けそうにない、か」

辺り一面は白。降り注いだ雪が積もり、街道の機能も一部が麻痺しているようだ。
スコップで雪かきをしながら、出張所の周りの雪を掻き分ける仕事を任されたのだがこれが中々につらい。

雪国で生活したときは数日あったが、まともに雪かきをしたのは久しぶりのこと。
額に汗をにじませながら、作業を続けていく。

アドラー > 「ふぅ」

一通り、ギルド周りの雪かきが終了する。
自分よりも2倍近くある雪の山を前にして、スコップの持ち手を地面につけ、額の汗を拭う。

我ながらよく頑張った方だと思う。
未だ日は照っている時間。雪の白に日光が反射して寒さよりも自身の体温で熱く感じる。
服の一部をはだけさせながら、脚を取られぬよう歩を進める。

「…積雪地帯での活動も、訓練なんか必要かもな」

想定より時間がかかってしまったことにため息交じりにそう告げる。
遠征の依頼で何処かの雪国でモンスターと戦闘になるかもしれない。
そういう時に備え、今の段階で雪に慣れておこうか、などと考える。