2023/11/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」にラティーシャさんが現れました。
■ラティーシャ > まだ日の高い時間帯の街道。
その街道の一角で作業をしている作業員を遠めに見守るようにして作業の邪魔にならないようにする。
普段から人の行き交いが多い街道ではあるが、時折に国が補修をしているようで今はその護衛の依頼。
そう長く拘束されずに報酬もよいので引き受けたのだが、その平和さに時折にあくびを噛み。
「この依頼はおいしいけど……退屈ね。何もないのが一番だけど」
おいしい話には裏があることは多いが、今回はあたりもあたり。
ただ何も起きなければ退屈なほどに平和というおまけつき。
他にも同じように雇われた冒険者や傭兵もいるが、誰もが似たような様子。
このまま何も起きなければ楽に終わる、そんなことを考えては作業員の作業と周辺に気を配って。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」にアドラーさんが現れました。
■アドラー > 「確かに。
まぁ、人の往来が元々多い上に複数人の冒険者と傭兵の護衛。野党もモンスターも手が出しづらいのだろう」
少女の声に返答するかのように男性の声が通る。
紺色のコートを風になびかせながら彼女の目の前に立ち
その青い瞳を向ける。
「失礼。いきなり話しかけてすまない。
アドラー・アリストテレス。恐らく君と同じ、冒険者だ」
突然話しかけた非礼を詫びつつも、胸に手を当て自己紹介。
彼女へ向かって小さな礼をする。
「あまりにも暇だったからな。挨拶がてら同業者に話しかけて回っていたんだが…こういう馴れ合いは好きじゃなかったかな」
■ラティーシャ > 誰に告げたわけでもない独り言。
本来はそのまま消えてしまうような言葉に返事があった事に驚き。
誰だろうと探す前に目の前に立つ男性。
「少し驚いたけど大丈夫。
冒険者なら私と同じ。……ラティーシャ・クロッソン」
驚きはしたが気にしていないと男性の言葉に小さく首を振り。
胸に手を当てての自己紹介に少し考えてから名前を名乗り返し、小さく頭を下げ。
「不謹慎だけど暇は護衛仕事にはいいことよ。
顔を知っておくのはいいことだし、嫌いではないよ」
自分とは違い挨拶周りをしているマメな事に感心し。
自分が回らなかったのは大抵の場合、名乗りあった後にナンパのようなことを避けるため。
しかし多少とはいえ知り合っておく大事さは知っているので問題はないと返して。
■アドラー > 「驚かせてすまない。よろしく、ラティーシャ」
驚かせてしまったことを謝罪しつつ、紹介された名前を復唱する。
「これで報酬が貰えるなら楽なものだ。
毎回こういう依頼がいいが、そうはいかない」
補修作業をしている作業員とその近くで護衛している同業者を眺める。
彼女の言葉に同意しつつ、大きな伸びをする。
スリルのある依頼はほかにもたくさんある。今回ばかりは楽をさせてもらおうといった風に肩の力を抜いて。
「暇だからさ。普段ならこのようなことはしない。
殺伐とした依頼なら、次の瞬間生きているかわからないんだ。そういう時に顔や名前を聞いても無駄だ。」
彼女が嫌な気がしていないことが分かれば小さく微笑みを返す。
次の瞬間に生き死が決まる依頼ならば、信じられるのは己のみ。
このような挨拶は暇な今日くらいしかしない。
■ラティーシャ > 「こちらこそよろしく」
男性の言葉に小さく返し、その視線は男性から周囲へと動き。
「そうだけど、こんな仕事ばかりじゃないよ。
大なり小なり、危険はあるものだし。
それにこの依頼は運がないと受けれない」
作業員の近くで護衛をする冒険者も緊張感は薄い。
しかしそうなるほどに危険が少ないと言う訳であり、こうして話す余裕もあるほどで。
毎回という男性に、こんな依頼は早々ないと静かに口にして。
「普通なら最初に顔合わせするか、顔見知りで組むことが多いね。こうやって話す時間が取れないこと、多いし。
そこまで危険な依頼は上級の一部、もしかして高ランク?」
小さな微笑みを見せる男性に視線を戻し。
一瞬の危険がある依頼は自分のランクではまだ受けることができない。
それをよく知る男性に、もしかしてと問いかけて。
■アドラー > 「それは知っている。運に恵まれたな
こういうことが長く続けばいいな。お互いに」
暇な依頼が毎回続くなど、本気で思っているわけではない。
しかし、こういう依頼を受けれる運が毎回続けばいいとは思っている。
何せ、男の方は運はあまりない方なのだから。
「高ランク?まさか。
ドラゴンや魔族の軍勢、そういう危険な任務をこなしているように見えたのなら嬉しいがな。
末端の、ただの冒険者さ」
彼女の言葉に目を丸くして、次の瞬間には笑いながら否定する。
実際、彼が受ける依頼は小規模なモンスターや盗賊の退治くらいだ。
「逆に君はどうなんだ?
その身なり…魔術師か。高ランクでも活躍している魔術師は多いようだが」
彼女の身なり、特にレオタードを確認しながら問いかける。
その視線は厭らしいものというより、珍しいものを見るような視線で。
■ラティーシャ > 「それならいい、こういう依頼は運がないと受けれない。
長く続くなら……冒険者の質が落ちそう」
こんな依頼がある事は知っていたが実際に受けたのは初めて。
今回は本当に運がよかったと思う反面、こんな依頼が続けば冒険者の質が落ちそうと心配を口にし。
「そうは見えない。けど……亜竜ぐらいなら倒せそう?
末端?そうは見えないけど」
笑いながら否定をされるが、亜竜ぐらいならと、それぐらいの実力はあるとみていて。
まさか小規模なモンスターや夜盗退治とは思わず。
「私?魔術師は間違ってない。
けど受けるのは害獣退治や採取がメイン」
自分の姿を見る姿に少しだけ眉間に皺が寄るが何も言わず。
その程度の実力と返し、珍しそうな姿に見つめ返して。
■アドラー > 「質、か。あまり考えてはいなかったな。
確かに質が落ちるのは困るな。複数人の依頼の時に足を引っ張られたらたまったもんじゃない」
質という言葉にハッとしながら同意する。
否が応でも命を預けなければいけない場面で足を引っ張られるなど冗談ではない。
「ははは、同業者にそこまで持ち上げられるのは悪い気はしないな。
悪いがそういうのは専門外だ。伝説の剣を持っている勇者に任せようか」
自分の実力を高く見積もられていることにさらに笑いながら返答する。
自分の言動からそのような印象を与えてしまったのか、いろいろと考えながら冗談交じりの発言と笑顔を見せる。
「そうなのか。
身なりや雰囲気から高名な魔術師と思っていたが、なかなかそうもいかないんだな。
どういう魔術を使うんだ?」
少しだけ眉間に皺が寄った反応を察知し、さりげなく視線を作業員たちの方へ戻す。
話題を変えるつもりで本人が使う魔術のことを聞いてみる。
が、魔術は魔術師にとっての生命線。素直に教えてはくれないだろうと思いつつ。
■ラティーシャ > 「楽な仕事は何も学べない。
いざって時に楽な依頼しか受けてないと動けなくなる」
同意をする男性にその割を食うのは自分たちと。
楽ばかりをしている同業者はいざというときに宛にならない。
それだけならいいが、危険度が増すのが困ると。
「そう見えるから、そう言っただけ。
そう……伝説の剣がなくてもどうにかなりそうだけど?」
専門外と笑って告げる男性に以外そうに見てしまい。
伝説の剣はともかく、それなりな実力があれば行けそうだと口にして。
「そうなの。
魔術の世界も冒険者の世界も中々に難しいよ。
それは教えない」
邪な感じは感じないがやはり見られる事にいい感じはせず。
男性が視線を逸らせれば呆れた目になり。
魔術も冒険者も難しいといいながらも、手の内を晒さすことは良しとせず。
「護衛……少し減った?」
そして視線を動かすと数人、さぼりか姿が見えない気がして。
■アドラー > 「痛みが人を強くする、だったか。」
難しい依頼や経験を積むことで人は強くなる、と聞かされた気がする。
どこで聞いた言葉かは忘れてしまったが彼女の言葉には同意したように頷いて
「ふふ、それ以上は結構だ。
はっきりと言っておくが私の実力はそこまで凄いものじゃない。期待はあまりしないでくれ」
彼女場合、おべっかなどではなく本当にそう見えるから言っているのだろう。
口元に手を持っていきながら、目を細めて笑いつつも彼女の言葉を制止する。
はっきり、とは言ったものの謙遜なのか本当なのかを濁すような態度で。
「なるほど。
冒険者活動をするにあたって魔術を少しでも…と思ったが、君がいうのならば軽い気持ちでいくべきではないか」
小さな火を起こす。光を一時的に出す、など、そういう魔術でも習得しておけば損はない。
しかし彼女のような現役の魔術師でも難しいというのなら、片手間でできるものではないのだろう。
色々と考えているうちに彼女の発言が届き、護衛の数を確認すると
「…!構えろ!ラティーシャ!様子がおかしい!」
両手を懐に入れ、両手でそれぞれナイフの柄を握り、逆手に持つ。
周囲を警戒しながら、臨戦態勢を取り、彼女にもそれを促す。
■ラティーシャ > 「痛みと経験、あとは危険な数場」
いくら依頼を熟しても楽なら得るものは少ない。
かといって難しければ経験を得る前に死ぬこともある、何事もほどほどがいいという持論。
うなずく男性にそれもあると返して。
「そう、ならそうする」
そう見えていたが男性に止められるとそれ以上はと口を紡ぎ。
謙虚か実力を隠しているかはわからないが、この話題は止め。
「簡単なものならいいと思う。けど制御の難しいのはお勧めしない」
簡単なもの、火や明かりならばともかく、広範囲を攻撃できるものは制御も難しく。
そういうのを覚えるなら気を付けるほうがいいと、男性が習得を考えるものはむしろ押して。
「さぼりじゃなく……襲撃?」
てっきりさぼったのかと思っていたがそうではない様子。
男性が両手にナイフを構えたのに合わせ、片手に魔力を集め何時でも魔術を放てるようにし。
「……知恵が回る?偶然…?」
これが襲撃なら何がくる、それを考えて視線を巡らせて。
■アドラー > 魔術の習得の話の時とは目つきが変わり
様子の変わった現場を構えを解かずに見渡す。
「思い過ごし、ではないな。
この雰囲気…襲撃の可能性が高い。やはり私は運が悪い」
暇だと思っていたらこの始末。
笑顔を浮かべながらも真剣な表情を見せる。
構えは解かぬまま、視線を動かして広範囲を警戒する。
「警戒を怠るな。音も何もしなかった。
…普通の盗賊やモンスターではなさそうだ」
後方からの援護ができるよう彼女に下がるよう促す。
そして自分は街道の補修部分と作業員の安否を確認するため前に出る。
■ラティーシャ > 「暇だったことに文句を言った罰?
なんにしてもついてない」
このまま平穏に終わればよかったがそうもいかない様子。
小さくため息を吐いては視線を周囲に向け、同時に索敵用の魔術も発動させる。
「……新種?」
何が相手かはわからないが前衛を晴れる力はない。
男性の言うとおりに一歩下がり前を任せることとし、周囲の冒険者にも警戒を促すように目を向けて。
■アドラー > 「今使ったのは、索敵用の魔術か。
何か反応はあったか?」
後方にいる彼女へそのように問いかける。
自分は作業員の安否を確認するが、何人かが行方不明になっているようだ。
作業場の近くにいる冒険者たちに声をかけ、警戒の目を増やす。
「だとしたら厄介だ。人数がいる今叩いておかないと、後でどのような被害を出すかわからない」
新種、という言葉に反応する。
相手の正体はわからないが、人数がまだいる今のうちに叩いておかなければ
今後どのような被害を出すかわからない。
彼女の索敵魔術の反応を待ちながら、人数確認を進めて
■ラティーシャ > 「そう。これも覚えて損はない。
あっち……森のほうにいくつか」
男性の言葉に感知がかかった方を告げる。
気が付いていなかったが何人かいなくなっていることに気が抜きすぎていた事に反省し。
男性が声をかければ気を抜いていた冒険者も意識を切り替え。
「行方不明出ただけでも失敗、せめて対処はしないと。
うん、あっち。最低限残していこう」
叩いておかねばという言葉にうなずき。
そして完全に方向が分かれば、男性にそう告げて一足先にと反応があった方向へと足を向け。
■アドラー > 「あちらか。相手に有利な地形だが、そうも言っていられないか。」
彼女の言葉を聞けば、森の方を注視する。
確かにただならぬ気配を感じる。抜いていた方の力を入れ、目を細めてそちらに向き直る
「君たちはここに居てくれ。
人数の確認と、王都に掛け合って作業の一時中止を。
私たちはあちらの対処へ向かう」
残りの冒険者、傭兵たちへとそのように声をかける。
女性が一足先に森の方へ入っていくのを見れば、自分も遅れぬよう走り出す。
その後、森の中で何に対峙したかは…
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からアドラーさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からラティーシャさんが去りました。