2024/01/03 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にモルガナさんが現れました。
■モルガナ > 領地での新年を宴を終えての翌日、王都近郊まで戻れば水遊場に体慣らしを兼ねて赴く。
戦場に立つ騎士としてその身に細かい傷痕を従えながら、黒いビキニをまとい、
力強いフォームで水面を割って泳いでいく。
一時間ほど休みなく泳ぎ続けて後、プールの端に上がり、ビーチチェアに横たわって給仕が運んできた果実水に口をつける。
「流石にまばらですわねぇ」
まだ新年を祝うムードが抜けきらぬ中、水遊場となったここで鍛錬を目的に来る己が珍しいことも自覚しながらも、
しかし遊び目的で来ている者も未だ少なく。
その様子を眺めながら、さて、面白い人材でもいないものかと視線を巡らせて。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 年末年始は傭兵仲間と思うさまにどんちゃん騒ぎを謳歌して。
年が明けた翌日には強かな二日酔いで無為な一日を過ごし。
三日目の今日には心身共に覚醒させるべく肉体の鍛錬に勤しむ。
そういうルーティーンがこの男にはある。
先程から延々と水遊場で汗を流していたが、少し前から自分と同じくストイックな泳者が一名居たことには気づいていたが――
「……誰かと思えば――いや、逆に意外性はねぇかもな――」
彼女が身を休めている場所に、全身を活性化させた男が現れる。
体温の上昇と全身に漲る筋量の張り。
じわりと汗ばむその肉体からは、熱量過多な雄の気配が充満していた。
■モルガナ > 奇遇にも三日目のルーティンは同じ。
しかし違うのは宴は昨日で、締めくくりは淫魔の血を引く駆け出し冒険者への手ほどきじみたまぐわいで。
にも拘らず、朝には発ってここに至り、休暇を謳歌した身を引き締める。
だが、こちらとしては
「貴方のことですから年の初めの祝い事が落ち着くまで見目の良い女性を良く鳴かせているものかと思っていたのだけれど、評価を良く改める必要がありそうですね。」
一目見て仕上がりは上々。
というより、連れ立ってはいないが気迫を伴う波飛沫は感じ取っていたが故の評価でもあるが。
目の前の傭兵に任せている迎賓館の警備の改善は今回の新年の宴で良く機能していた。
事実、不埒者が数名、徒党を組んで客を招いた屋敷を襲撃したが、被害もなく撃退を果たす成果を見せていた。
「こうして直接伝えることになるとは思いませんでしたけれど、
貴方にお願いした仕事、良い仕上がりでしたわ。」
警備の対価の一つとして宛がう為に寝取らせたメイドも今では侍従長としてよく働き、
もう一人の夫の帰りを見事に守って見せていて。
そして、男がここにいることに何の問題もない。
年末年始まで拘束が必要なほど生半可な計画は提示しておらず、事実当人が指揮しなくとも
警備は上手く機能した。
「特別手当、考えておりますけど、金銭の類でよろしくて?」
■エズラ > 自分に与えられた、「警備員」としてではない、「警備責任者」としての仕事。
これは男にとって新鮮なものであったが、その分手は抜かない。
経験に裏打ちされたその警備体制は、しかしそれなり以上の規模の金銭と「格」なくして実現し得ない計画であったが――
無論、ミナスジェイラスの看板は男の夢想以上の働きを挙げているらしい。
「おおっ、嬉しい言葉だぜ――なにせ「将」たる器にゃ足りねぇゴロツキだからよ――」
これまで指揮した最大の部隊でもゲリラ的遊撃部隊がせいぜい。
しかしその分、こそ泥程度が生半可に抜けられる包囲網を敷いた覚えはなかった。
どうやら重畳の評価を得ているようで何より――
そして、「もう一つ」与えられた仕事も、彼女のめがねに叶うかどうか――
少なくとも、「夫を待つメイド」の肉体には、既に男の種が数えるのも馬鹿らしくなるほどに与えられているのである。
「こりゃあ、新年の景気づけにゃ、これ以上はねぇな――」
金銭の類を男が要求するはずもないことを、敢えて知っての女主人の言に、成れたとは言え、ぞくりと背筋が震える。
彼女のそばに仰々しく跪くと、芝居がかってその片手に己の手を伸ばし。
「――ご主人様、犬に与えるのは金じゃあねぇ――「肉」と相場が決まっていやす」
聖なるものは、犬に与えることなかれ――否、男が欲する「肉」は、ある意味で何よりも聖なるものであるが。
■モルガナ > 「将では出来ない仕事ですもの。荒事に関わる人の感情、その移ろいも心得てる手合でなくば、
その中でも腕と経験が伴う者でなければ。
だからあれはエズラという男にだから出来た仕事だと思っていますわ」
傭兵と言う稼業に居住まいを正した振舞いは求めない。
欲するは持ち得る技能と経験を遺憾なく発揮してもらった。
必要な財も投じた甲斐もあった。そしてそれが無駄にならぬ確信も。
尚メイドのほうは幾度となく種を仕込まれ、よがらされ、悦びを教え込まれた結果、
本来の夫との関係も良好である。骨抜きにしてるという意味で。
「ふふ、もう一呼吸挟むつもりだったのだけれど」
そして何より、この男は話が早い。もっとも新年初めのなまった体に鞭打って
昂っているのはお互い同じでもあろうが。
跪き作法を示し、犬に必要なものを告げる男の傍へ、立ち上がって歩み寄り、肩に手を置き、
耳元に唇を寄せて。
「その肉は、特別手当でなくて通常手当じゃありませんこと……♡
肉は今から味わっていただくから、他の手当ても何が良いか考えておいてくださいな……♡」
などと、餌付けは欠かさぬと、人の扱いを心得る貴族騎士は情欲に濡れた笑みを浮かべて。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からモルガナさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からエズラさんが去りました。