2023/08/11 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にビーンさんが現れました。
ビーン > 余りの熱さに根を上げ、水遊場に避難しに来た小さな姿。
ささっと水着に着替え、上は少し余裕のあるゆるめのTシャツ。

裸を見られるのはやはり恥ずかしく。

そうして着替え終えればタオルを片手に更衣室の外へ。
体を包むのはむわっと包み込みじっとりと舐めるような熱。
はふとため息を漏らすと、小さな歩幅でトコトコと進み、
人気の無いただの四角いプールの傍に立つと、体の筋を伸ばす様にストレッチを始める。

ビーン > すらりと伸びながらもやや肉付きの良いムッチリとした下肢。
しなやかな肌は体を包む熱気により僅かに汗ばみどことなく艶を漂わすが本人は意図せぬ者。
取り合えず目の前の水遊場に人が逢いなければ、人見知りの自分にとってはありがたくもあり、少し寂しくもある。

其れはそれとしてストレッチが終われば、飛び込み台の上に立ち、体を屈め力を溜めると内に溜めた力を解き放つように、飛び込み台を踏切、体を宙に押し出しながら体を伸ばしていく。

空を切る風切り音、伸ばした指先に触れた水。
揃え伸ばした指先で水の膜を破りながら穿ち、その隙間を押し広げながら体も水中に。
包み込む水の冷たさに心臓がぐっといっしゅん縮まったような感覚を覚えながら、腕を左右に広げ水を掻き、脚で水を蹴りながらぐいと水の中で加速する。

体をよじり水面へと顔を向け目を開ければ波立水面がキラキラと輝いており、それが少年の心を弾ませる。

ビーン > 水中でさらに身をよじり、体を下に向けながら、頭を水面へと向ければ水中を切りあがっていくと、ざぶんっと水面から飛び出す体。
しなやかな体、魚の様にしなやかに水に潜り、飛び魚のように泳ぐ姿。水面から飛び出る度に周囲へ舞い散る水の飛沫は太陽の明かりに照らされキラキラと輝きを放ち人目を引く。

端へと近づけば水中に潜ったまま水を蹴り体をひねり回転させながら体を入れ替え、脚で壁を蹴り泳げば火照り始める体、進めば体を撫でる様に流れていく冷たい水が心地よく、無心で泳ぎ続けていく。

ビーン > どれほど泳いだか。
腕だけではなく腹も、脚も、体中が鉛を撒きつけられたかのように重く感じる。
息も乱れ、浅く速いテンポで息継ぎをしなければ間に合わず、心臓も早鐘のように打っている。
限界を超えて少し、さすがに疲れたと、体を伸ばしてから仰向けに浮力だけを使って浮かび漂い始める。
腕や足先など太い血管は水の中で冷やされ体の熱を内からも冷ましていく。

「はっ…はぁっ…はぁ…」

深く深呼吸を繰り返しながら眩しい太陽を見ぬように目を閉じて今はただ身を見ずに任せている…。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からビーンさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にコルボさんが現れました。
コルボ > ★(待ち合わせ待機中)
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にルイーザさんが現れました。
コルボ > かつて水練場として作り上げられたその場は国の腐敗も相まって維持をすることも叶わず、
いまや庶民の観光地と落ちぶれて。

「やっぱ人多いな……」

連日の酷暑、貧民地区にあっては連日死者が出るとさえ言われる今年の異常気象にあって、
男は”ペット”を連れて涼みに来て。

「悪ぃなルイーザ。もうちょっとゆっくりできると思ったんだけどなぁ」

ため息交じりに、貴女へそんなことをぼやいて、肩肘突いて物憂げにうっそうとした光景を眺めながら。

「……もうちょっと後のつもりだったが、もう人気のないところ行くか?」

と、貴女に意見を求めてくる

ルイーザ > 「暑いとそうなるよ。
まだ少ない方じゃないかな?」

夏となれば暑いのは相場が決まっているが今年は昨年の比ではなく。
涼しさを求める人の群れがあちらこちらと出没、水遊場すらもその例外では人の多さ。
涼むには少々難しいかもしれない感じに見え。

「別に構わないよ。誰にでも想定外はあるんだしね」

溜息を吐く男に気にしていないと笑みを向け。
人の多さは気になるがまだ我慢できるんじゃないかと思い。

「それだとここに来た意味はなくはないかな?
折角混雑の中できたんだし、少しは涼んでからでも遅くはないと思うよ」

これはプールに入るのは無理かなと考えるが。
しかし直ぐに移動ももったいなく思えてそう告げて。

コルボ > 「俺だってデートに誘ったんだから想定外に出くわして申し訳ないって思うってんだよ」

 声をかけつつ隣に座れば、両手に持ってた果実水の一つを貴女に手渡して。

「このごった返す中、飛び込んでルイーザ楽しいか?
 俺はひしめき合ってる中お前に抱きつけるからいいけどよ」

 そこんところ”女の子”としてどうなんだ? と
 学院では普段同級や後輩には王子様として憧れるように”仕込んだ”ペットを見つめて。

「でもまあ少しぐらい涼むか。ほら」

 果実水を飲み干せば、水辺に空容器を置けば貴女に手を差し伸べて。
 どれだけ王子様として仰がれようと、平民ながら着実に成果を積み重ねていようと、
 自分にとっては”愛でて可愛がる雌”だから庇護するのは当然で

ルイーザ > 「こればっかりは仕方ないよ。僕としては誘ってくれて嬉しかったからそれでいいかな」

隣に座った男から果実水を受け取れば口に運び。

「それ以前に飛び込めないよ、これだとね。
こういう人の多い場所でそれは遠慮して欲しいかな。
色々と困ったことになりそうだしね」

抱き着けると聞くと困った顔になってしまい。
それにこれだけ多いと老若男女問わずなので別な意味でも困ると頬を掻き、その頬はわずかに赤くなっていて。

「そうじゃないとデートで来た意味もないしね」

果実水を男が飲んでしまったの見れば慌てて飲み干し。
からの容器を置いては伸ばされた手を掴む。
学園では王子様と振る舞っていてもこういう場ではそうではなく。
男がエスコートしてくれるなら喜んで受け入れて。

コルボ > 「んだ? 俺がお前のこと”飼ってる”のに満足して相手しないとでも思ったか?
 ……お前はいずれ俺の”一部”になるように仕込むんだからな。
 じゃあ楽しいことは今のうちに共有してなんぼだろ?」

 かつて心が折れた貴女を救う過程で自らの”可愛いペット”に調教した男は
 いやらしい笑みを浮かべて頭を撫でて。

「俺が一目気にして抱き着いたりすると思うか?
 一目気にせずに抱き着くに決まってんだろ」

 困った顔をしていても、頬が朱に染まり、何より散々躾けた男は
 その顔が拒絶を現すものではないと分かっていて。

「お前がどれだけ立派になっても、お前は自分の意志で俺の雌になったんだからな」

 どこまでも”王子様”として”男らしさ”を求められても、
 己の前では一人の女、ただの雌だと言い聞かせて、腰を抱き寄せる。

 ……改めてしがみつけば、水流が伴う中でも、数多くの客がひしめく中でも、
 男が決して翻弄されることなく、貴女をしっかりを支えて歩いていく。
 その体幹を、女癖が悪いと周囲から噂されても堅実に鍛え込んだ雄の体を、
 あなたは確かに感じられるだろう。

ルイーザ > 「コルボの事だからそれはないと思うけどね。
一部って僕を本当にどうするつもりなのかい?っていうかね、外で言わないで欲しいよ。
誰が聞いてるかわからないんだし。
楽しい事はそうだけどね、それ以外もって考えてるよね?」

男には大いに助けられある意味依存のようになってしまった。
しかし羞恥心はなくなったわけではなく、いやらしい笑みを見れば視線を逸らせ、。

「すると思ってるよ…ってするんじゃないか」

男の言葉を聞けば顔の赤みは増して。
もしそうされると拒絶できないのが分かっているのでそれ以上言えず。

「そうだけどね、それでも人前では言わないで欲しいんだよ」

もし学院の同級生や後輩が居て聞かれると困ると。
自分は男らしい王子様だよ、と見返すのだが、腰を抱き寄せられると簡単に身を任せてしまい。

そうなると人の多い場所でも歩く最中支えられ。
色々な噂がある男ではあるが、今はしっかりとした強い男と思えて。

コルボ > 「ルイーザ、ちゃんと仕事してるスカウトってさ、
 プライベートの時も研ぎ澄ませてるもんなんだぜ?」

 周囲ははしゃぎざわめいて聞き耳を立てる者もいない。
 かといって知人がいるわけでもない。
 ましてや、己を狙うよからぬものが貴女に狙いを定めている時でもない。

 ニィ、と静かに笑うその表情が”お前の飼い主が粗忽者に思えるのか”と問いかけて。

「当たり前だろ? ゴブリンはどうでもよくなったが、それでもお前みたいなイイ女には
 お前のことを見もしないクソがたかるからな。
 一緒にいる時は俺が一緒にいるってきちんと主張もするさ」

 王子様が唯一乙女の顔を見せる相手、というのを求めてるわけではない。
 だが、飼い主を自負する以上、絶対に貴女を守る男であるという強い主張は見せていて。

 二度と、貴女の心が傷つくような場には陥らせないのだと、瞬く程度に、男の眼光が鋭く瞬いて。

「言わねえからその分行動で示すんだよ」

 などと、手を伸ばせば抗わず収まっていく貴女に囁いて。

「……ちゃんと、俺以外の奴と、友達と出かけて楽しんでるか」

 などと、黄色い悲鳴が響く人ごみの中で、貴女にだけ聞こえるように気遣いの言葉を投げかけて

ルイーザ > 「そうだとしてもね。
僕としてはプライベートは気を抜きたいんだよ」

男の言葉にどこで気を休めているのかと見てしまい。
静かに笑い視線で問いかける男に、別な意味で心配がある、というように見返して。

「ゴブリンはもういいよ。
僕がそんなナンパについていくようにみえるかい?
でも、コルボがいるとそういうのが寄って来ないから助かるよ」

頼りになるのは事実だしとそこは認め。
ただ意地悪で男らしく、それで何だかんだで責任感がある事は認めていて。
それに男がいれば大変な目には合わないだろうと信じていて。

「それは良いけど……行動力が凄いって思うよ。
友達と?ちゃんと出かけてるよ、昨日も出かけたしね」

男の囁き、黄色い悲鳴が響く中に聞こえた言葉。
それに大丈夫と頷いて。

コルボ > 「だったら今日は頼れるお兄さんに甘えてのびのび泳いでみろよ」

 ナンパだのなんだのになびく女ではない、自分がいるから大丈夫と言う貴女の両手を掴んで、思い思いに客が楽しむ中で手を取り合って泳ぐ戯れに興じて見せようと。

「んでも真面目な話、ルイーザのさ、今の”お前の目に適う男”っているのか?」

 と、そんな質問を投げかけて。少し泳げば貴女を引き寄せ、腰を抱きよせて、
 どこから投げかけるも分からない男達の視線に牽制をかけつつ。
 貴方を取られる心配、はしていないのだろう。
 ただ、どちらかといえば貴女の傷が癒えたか、周囲に目を向けられる余裕があるか否か、
 それを見定める問いかけなのだと男に”飼われている”貴女は理解できるだろうか。

「当たり前だろ? お前みたいなイイ女を手籠めにする男だぜ?
 だから次は、お前が危ない目にあっても救い出すぐらいの行動力見せてやるよ」

 友達とも出かけていると聞けば、嬉しそうな笑みを見せて、腰を抱いた貴女と肌を擦り合わせて。

「……もう少し楽しむか?」

 裏を返せば、そろそろ”ペットになりたいか”否かを囁いて

ルイーザ > 「それも悪くないけどね。
人が多くて泳げないよ」

これでも人は見る目はあるつもりなのでナンパについていくつもりはなく。
男の言う言葉に笑って返すが、両手を掴まれて泳ぐようにするのも悪くはなく。

「どうなんだろうね。今のところはいないかな?」

男の問いかけに少し考えてはそう告げ、引き寄せ割れると逆らわず。
視線を感じはするがこれだけ人が多いとどういう視線化までは判らず。
目にかなう男がいないかなと答えれば薄く笑みを浮かべて首を振り。

「本当に悪い先生だよね、生徒に手を出してさ。
それは期待していいよね?だったら安心して遠出も出来そうだよ」

救い出すぐらいの行動力と聞けば嬉しそうにしてみせて。

「そうだね、もういいかな」

肌をすりわせる男の言葉、涼しくはあるが人の多さにもういいかなと返して。

コルボ > 「本当になー……。そういやさっきから気づいてるか?
 俺とお前のことを”兄様と王子様”みたいに見てる女子がいるの」

 かたや王子様。その貴女が慕い戯れる己が知らず寛容な”兄様”と身勝手な妄想を投げかけられていることを指摘して。

「ん-、そっちはまだまだか。俺とはまた別の良い男だって沢山いるんだぜ?
 そっちの目も肥やさないと駄目か……。王子様には何がイイ男か色々見て学んでもらいたいしな」

 頬を撫でて、頭を撫でて、自分達を見ている少女達の目の保養になって見せて。

「その悪い先生の”所有物”になってチョーカー受け取ったのはどこの誰なんだか。
 ……なんだったら、俺のペットになってから何の依頼受けたか全部言ってやろうか?」

 などと言いながら、男もまた、辛抱がたまらぬと水流から抜け出して。

「茂みのいろんなところが、暗黙の了解で使えんだけど、そっちでいいか?」

ルイーザ > 「それはそうだよ。
僕とキミなら周囲の目を引くのは仕方ないよ」

キミは知らないとカッコいいからねと笑い、視線の主が誰かわかればウィンクをしたりとして。

「コルボが色々な意味で他と違い過ぎるんだよ?
これでも人を見る目はあるつもりだしね、と言ってもね…」

そう返し、頬や頭を撫でられると人前、と恥ずかしそうにして。

「それは……聞かないで欲しいね。
そういうのは言わなくていいんだよ。プライバシーの侵害だよ」

男の言葉に脇を突くようにして抗議し、水流から出るのに続き。

「そこは任せるよ。そういうのがあるんだね」

暗黙の了解、それには普通に驚いていて。

コルボ > 「じゃあ、プライバシーなんてへったくれもないところにいくか」

 などと、貴女の腰を抱き寄せて、奥の茂みに消えていく―

ルイーザ > 「プライバシーだけは大事にして欲しいだけどね?」

そう言っては男と共に奥へと

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からコルボさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からルイーザさんが去りました。