2025/05/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区にある酒場」にれあさんが現れました。
れあ > 一日の終わりも近づいた時分。
場所は貧民地区に無数にある酒場の一つ。
文字通り貧民から、荒くれもの、脛に傷をもつもの、皆なにがしかの事情があって、平民地区にある酒場ではなく、こんな薄暗く汚れた安酒場へとやってきているに違いない。
食べ物は食べれたものじゃないので、席料としての粗悪なお酒だけを頼み、それをつまらなそうに飲む。
何時もなら冒険者ギルドに立ち寄り、仕事の報告をして、当たらな仕事を探していた時間だろう。
でも今はそんな気力もわかない。
安酒を飲み、テーブルに頬杖を突き、ぼーんやりと手元を見つめていた。
若干の抜け殻状態。

れあ > こういうところでお酒を飲んでる女=ヤバい女って認識が世間にはあるんでしょう。
普通の酒場みたいに、「わかいねーちゃんがいる」みたいな変な人気は集まらない。
ふと見ると、ストリートキッズな感じの少年がこっちを見ていた。
推定年齢にして9歳。

「……」

何見てんのよーと威圧したいわけじゃないけど、無言のまま少年と目を合わし、逸らさずにおくと、それが少年のプライドに触ったのか、彼も意地になって目を逸らさなくなる。
猫の喧嘩状態。

「……」

表情を一切変えないまま、胸元を乱して、チラリと右乳房の乳首までみせて。ぱっと着物を正す。
男の子は驚いた顔をした後、目を逸らしてお酒をあおり。そして急いで店を出て行った。

「……勝った」

フッと勝利の笑みを浮かべて、グラスを傾ける。
大人げない大人の遊び。

れあ > オフになっちゃったスイッチをオンにする方法は様々。
個人的には、猫とか温泉とか甘いモノとか色々ある。
その中に「子供を揶揄う」とかもランクインしそうな……変な楽しさがあった。

貧民地区の酒場は表の酒場と違って、まだまだ子供と言ってもいいような年齢の、「チンピラ予備軍」が結構よくやってくる。
その心理はよくわからないけど、多分背伸びしているのだろう。
それによって、なにか虚勢を張るというか、如何にもな大人たちに交じってお酒を飲むことで、自分が大きくなった気になれるに違いない。

ぼーっとしながら店に居座り、客の出入りを眺めていると、再び生意気盛りのストリートキッズが入ってくる。
推定年齢10歳。
腰には自慢気にナイフを下げ。「オヤジ、酒だ」なんていっちょ前の言動で、私の向かいのテーブルにドカッと座り、脚を机の上に投げ出す。
あーがんばってるなー…なんて、その姿を眺めつつお酒を飲む。
少年がこちらを見る。
目が合う。
再び猫の喧嘩状態開始。

多分彼も怖いと思うんだよね、私が。
だからこそ、「怖くないぞ!」と目を逸らせなくなる。
1分の時間経過の後、また表情そのまま、「子供が大好きなおっぱい」をチラッと彼にだけ見せる。
男の子はまた驚きの表情になり、「お、おう!おやじ酒はまだか!」とか言いながら視線を自然にオヤジの方に逃がして、受け取ったお酒を一気飲みして、「じゃましたな!」とか言いながら急いで出て行った。

「……2連勝」

フッと勝利の笑みを浮かべて、グラスを傾ける。
なんか心の栄養が摂れてる気がする。

れあ > 「おやじさん、お酒の追加ね。さっきよりも1つ上のを」

新たなお酒を頼み、運ばれてきたそれを受け取り、客の出入りを眺めていると、再び生意気盛りのストリートキッズが入ってくる。
推定年齢11歳。
紅くメッシュに染めたウルフモヒカン。
レザーの上下をぐだっと着こなし、腰にはショートソードを下げている。
そしてボロボロながらも、ブーツで足元を固めていた。
彼はまず席に着く。またもや私の向かいのテーブルだ。
そこで仰け反るように横柄な態度で、コインを主人に投げてよこす。「酒と食い物もってこい」と、そんな一言を添えて、脚を組んだ。

うんうん、やってるねぇ。

で、私と目が合った。
私はまあ内心すっごく楽しんでいたから、笑わないように我慢してたんだけど、女が愛想や媚を見せずに顔を見てくることに、やっぱり彼らは何か感じるところがあるのでしょう。
ぐっと睨んできた。
私は表情変えずに、彼の成長期故のアンバランスな感じの顔を見続ける。
1分経過。少年が「テメェー」みたいな言葉を口にしようとした、その機先を制して、またおっぱいをみせた。

男の子の目は大きく開かれ。
私の胸に視線が突き刺さる。
彼がまだ見てる間に、ぱっと服を整えつつ。お酒を飲む。
男の子は既に私の顔からは目線を斬っており、メンチ切り対決では負けているのだ。
その後彼は落ち着かない様子で大人しく酒と料理を待ち、急いでそれを食べる間に何度かこっちの胸辺りと顔をチラチラ見て、それから急いで店を出て行った。

「……5年は早かった感じカナ」

フフン、と勝利の美酒を飲む。
あーたのしい。