2025/04/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にれあさんが現れました。
れあ > 夜が一層濃くなる貧民地区。
湿り気の空気が流れる路地を、奔る。
後ろには3人の男。追っ手だ。

「しつこ…い!」

闇の中、脚を止めての戦いになり、先頭の一人の顎に飛び膝。
呻く男を続く男に突き飛ばし、姿勢を崩しながら仲間を受け止めた男の股間を蹴り上げ。
あっというまに一人になった事にうろたえる男が気を持ち直す隙を与えず、顔に目つぶしの平手うち。
視界を失った男の後ろに回り、その後頭部に回し蹴り。

と、そんな感じで3人のゴロツキを地に這わせて、ふーっと呼吸を整えて、歩き出す。

何か知らないけど因縁付けられたから逃げて、それでもしつこくしつこく追って来たからこうなったのだけど、安全圏まで脱出してから改めて思う。いったい何のつもりか問い詰めればよかったと。

それよりも、問題は今日の寝床の確保だったりする。
安宿を探していたら、こんなB地区の路地にまで来てしまっていた。
今から稼げる仕事とかがあればそれでもいい。