2024/08/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区の酒場」にイズミさんが現れました。
■イズミ > 貧民地区!
そして酒場ぁ!
…はい。目を閉じてください
想像してください…
なぜか万年くっさくてじっめじめしてる路地を進んだ先にある
怪しい怪しい安酒場
そこに来るのはロクデナシ、ゴロツキ、バカ、スカ、アンポンタンと相場が決まってる
そんな酒場では何が起こるか?
そう、それは争い!喧嘩!
猿人か野人かみたいな程度の低いのが、くっだらない事で言い争いを始めて、それが殴り合いに発展する。そんなのがアッチのテーブルでも、コッチのテーブルでも…
そうすると何が生まれるか
遺恨や禍根?うらみやつらみ?
そう、それもあるけど、もっと大事なもの…そう!怪我人が生まれるのです!
『不特定多数に愛されて大事にされてちやほやされる存在(アイドル)になりたい』そんな夢を持っているごく普通の町娘(15)が、こんな酒場にやってきたのは、そのけが人を求めての事だった
つい先日ある人が教えてくれたのです。「衛生兵」になれば皆のアイドルになれると
そこで、治療術(?)手当術(?)の実地経験を積むため、簡素な布地をいくつか懐に忍ばせて、ここ貧民地区の酒場に参上したのでした
「こんばんは~」
とりあえずこそこそと入店して、お店の中が見渡せる隅っこのテーブルに座り、期が訪れるのを待つことにする
■イズミ > 「思ってたのと…チガウ…」
予想外にも店内は静か
大量の酒瓶に囲まれて、ぐ~ぐ~臭い寝息をたててる汚い男
如何にも怪しげな取引をしてます風の、三下風の男達がヒソヒソ話している
だけ
私を含めて3つしかテーブルが埋まっていない…
空気は澱んでるけど、今現在は居住地区の酒場よりも平和
意外と貧民街の酒場のお客さんは夜になるとちゃんとお布団に寝に行くのかもしれない
もしくはまだ頑張ってお仕事していて、お酒を飲みに来るのはもうすこし後になるのかも
店の主人と目が合う。それはそう、だってこの客の少なさだもん
とりあず何か頼まないと…
「ええと。臭くないお酒を…」
うう、マイグラスもってくればよかった
ちゃんと洗ったグラスででてきてくれるか不安でたまらない
ご案内:「王都マグメール 貧民地区の酒場」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 少女が慣れない注文をしている最中。
新たな客が店に来訪する。
「よう親父、今日も暇そうだなーー」
常連然としてやって来たのは、明らかに野卑な空気を纏う男。
店に先に来ていた連中も知り合いなのか、数人と目で挨拶。
そしてその男の目がーー当然、この店に似つかわしくない存在に向く。
「おやおやおやまぁ……珍しいな、かわいこちゃんが来てるじゃねぇの」
当然のようにその隣に腰かけると、注文もしないのに酒が提供された。
濃いアルコールの芳香を漂わせる蒸留酒である。
「よう、乾杯しようぜーーん、なんだ、まだ酒が来てねぇじゃねぇのーー」
奢るぜ、何飲む、と馴れ馴れしい言葉を紡ぐーー
■イズミ > あーあ。はやく喧嘩っ早そうなお馬鹿さんが来ないかな…と、ギリ口に出さずに座っていた
そこに現れたのは、一言で言えば「下品」二言で言えば「えっち変態」、そんなのが服を着て歩いているような男性
喧嘩好きそうな如何にもな筋肉質で。大柄で、そんな意味ではいいんだけど
お店のなじみの客の様子で。いきなり喧嘩を始めそうな空気じゃなくてガッカリ
そんな男が…三十路くらいの、体臭ちょっとキツそうな男が…こっちを見た
「げ」
自然と声が漏れる
喧嘩の相手が私で、怪我するのが私で、自分で自分を手当てして帰る最悪な未来がスッと頭をかすめた
隣に来た────!?
若干身体を彼と反対方向に傾けつつ、ちょうどやってきた「臭くないお酒」を受け取る
「だ、大丈夫です。お酒なら今きましたから!」
おごってくれなくて結構!
でも乾杯もしないとなんか殴られそうだから、おそるおそるグラスをグラスをうちあわせた
そして、お酒の匂いを嗅ぐ。やっぱりなんか臭い…
自然な動作で飲まずにテーブルに置いた
■エズラ > 「おっ、ならちょうどいいじゃねぇかーー」
明らかに少女が狼狽しているのを知ってか知らずか、勝手にそのグラスに己のグラスを打ち付け。
軽くグラスを傾けて唇を湿らす頃には、既に少女の肢体を衣服越しにムフフと眺め始めている。
「いやそれにしても珍しいなオイーーここが何て呼ばれてっか知ってっか?」
男の軽口を聞いた店主が額に青筋を立てる。
それ以上何か言ったらーーという空気。
しかしそれは男も分かっているらしく、笑みを崩さぬまま。
どうやら一種の常連の挨拶らしい。
「ーーで、なんだってまたこんな、オレみてぇなゴロツキの巣窟に迷い込んだんだーー?」
少女が少しでも気を抜けば、男の手はその腰に伸びてきそうな気配である。
■イズミ > 隣にやってきた男はもうお酒に酔ってるのかってくらい上機嫌にしてる
当然酒場がなんて呼ばれてるかなんてしるはずもない!
でもここはお店の人のご機嫌をとっておこう
「知らないけど……意外と平和でポテトサラダが美味しい酒場とか…」
超適当に答えながら、隣の男の近さが気になって仕方がない
熱気くるもん。なんか熱いもん
すこーしだけスンスンと鼻で彼の体臭を盗み嗅ぎつつ
「………」
ここに来た理由を話すべきか彼の顔を見て大いに悩む
なんかニマ~っとしてて、若干身の危険を感じるけど、フランクで意外と気の良い人かもしれない
見れば、まあブサイク…ではない
私の好みのイケメンではないけど、多分この人が人生で3回くらいは「キリッと凛々しい瞬間」があって、そんな時の精悍さは、結構いい感じなのではないだろうか
と、そんなお顔をしている相手だ
ある程度打ち解けないと相談事はできない
よってなんか腰に伸びてきそうな手を視線でけん制しつつあえて無視する!怒んないでね!
■エズラ > 「おいおいなんだよ、まさか理由もなしにこんな場所に来たってのか?」
また少しグラスを傾け。
近くでまじまじその顔を見れば、その艶めかしい肢体に反しまだ年若いようで。
そして立ち居振る舞いも何か少し挙動不審のそれ。
本当に道にでも迷って、ここへ流れ着いた可能性すら感じ始め。
「まああれだーーなんつぅか伝わるか分からねぇが、一言で言やここはアレだぜ、獣の巣だ」
また店主が男をにらみつける。
そりゃお前のせいだろ、とでも言いたげに。
「もし迷子だってんなら、ここよりゃまともな場所まで送ってやってもいいんだぜーー」
しかしその視線にも負けずに、調子を戻して少女ににじり寄り。
■イズミ > 獣の巣…ケダモノノス…
じゃあなんてこんなに平和なの…と文句の一つも言いたくなる
親切風に「おくってやるぜ~」みたいな事言ってるけど、それがカッコよくない!
乙女の直感!
これはきっとなんか良からぬこと考えてる!
だって本当に「お嬢ちゃん。ここは危ないからオレが送っていくぜ」って本心から言う男はきっとなんかかっこよく見えるはずだから!
にじり寄ってきた彼を、手をつっぱねて抑える
よってこないでいいってば!
それ以上きたら言うからね!みんなに聞こえるように!「臭いからこないで!」って
そして彼を追い払う方法を考えて、いい答えが閃く!
「人を待ってるの」
これでどうだ!
「あ。そうですか。そりゃお邪魔様~」みたいな感じで、チッ、コブつきかよ~みたいに悪態付きながら席を離れてくれるに違いない
嘘じゃない
私は今からそこかしこに現れるケガ人をまってるのだから。嘘じゃない
意外と怪我するのこの人かもしれないけど
その時は仕方ない、一度は隣に座ったよしみで優しく手当てしてあげましょう
「人を、待ってるの」
■エズラ > どうにも頑なな様子を崩さない少女。
しかしその態度はある意味でこの場では正解でもあり。
慣れた様子でグラスを傾けきると、咽奥からこみ上げる心地良い酒気を味わい。
「まっ、そう言うなら仕方ねぇ、ようく気を付けて歩くんだぜ、ここらはよ」
店主に向けて硬貨を放れば、相手はれた様子でそれを受け止める。
それを合図に席を立った男は、緩く手を振り店を後にした。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区の酒場」からエズラさんが去りました。
■イズミ > 「はー……び、びっくりした……」
男が席を立ち、そしてお店を出ていく様子を見送った後
ドキドキと心臓が早鐘をうって、冷や汗がでてくる
「悪い事したかなー……」
親切心だったのかなー、とそんな事を思い悩み
それと同時に不安にもなる、実際問題、今の彼に安全なところまで送ってもらった方がよかった
そんな目に今からあったりしないだろうかと
その勢いで手を付けずにいたお酒を飲む
喉を熱が通って、胸とお腹に酒気が落ちていく
■イズミ > 最初の一口を飲んでしまえば
二口、三口と飲酒が進む
お酒が進めばもうグラスが汚いかも?とか、お酒がちょっと臭いかもとか
些末なことは考えなくなる
「そういえばさっきの人、可愛い子がいるー、とか言ってたなー」
そんな誉め言葉(社交辞令?)を思い出してむふふ~とグラスをつつく余裕が戻ってきた
もう少しだけ居座って
ケガ人お手当計画を続ける事にする
「おじさん、今度さっきの人が来たら謝っておいてね。で、コレと同じお酒をもう一杯」
酒場の主人に二杯目をオーダーして
さて、とテーブルに頬杖を突いた
でもここはやっぱり閑散としていて、なんか客層が悪いだけのゆる~く平和な感じが続く
ダメだ。このままだと単にここで酔いつぶれちゃう
なんとなくふらつく足で立ち上がり、そういえば近くに公園があったな
そこなら喧嘩とかケガ人とかいるのでは!と怪しい足取りでお店を後にする
ご案内:「王都マグメール 貧民地区の酒場」からイズミさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にイェフィムさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からイェフィムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にイェフィムさんが現れました。
■イェフィム > (カラン、と氷の鳴る音が小さく響く。
カウンター席で腰かけた銀髪の少女は、
ふう、と小さく息をついてブランデーを喉に流し込んだ)
「……なんだよ。」
(あちこちから飛んでくる視線。
ため息交じりに睨み返してやっても、
中には少女を値踏みするように、
中には少女を視線だけで嬲る様に見つめる男ばかりで)
「…はぁ。」
(わかってはいるが…とため息が零れる)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にヴァンさんが現れました。
■ヴァン > 「……お。いたいた」
酒場の扉をくぐった銀髪の壮年男はカウンター席で目当ての少女を見つけると、ぽつりと呟いた。
隣のスツールへと大股に歩く姿は目立つのか、周囲の視線は男へと集まり――剣呑なものへと変わる。
同じような酒場で、折角のお楽しみを台無しにした過去がある男。
周囲は面白くなさそうに鼻を鳴らしたり、わざとらしいため息が漏れたり。歓迎されない雰囲気は伝わるが、気にする男ではない。
「よう、嬢ちゃん。隣いいかい?」
店員にスタウト、と告げると共に貨幣をカウンターに置く。少女の返事を聞くより前にスツールへと腰掛けた。
肩掛け鞄を足元に置く。以前会った時もそうだったが、中にはいろいろと入っていそうだ。
■イェフィム > 「…?」
(くい、とグラスを煽っていたところに聞こえた声。
それも、どうやら自分を探していたような声に、
眉を寄せながら振り返った)
「げ…。」
(以前はしたない所を見せた男の登場に、
思わず嫌そうな声が漏れる)
「………別に、俺専用じゃねぇんだから好きにしろ。」
(周りの男たちの視線が遠のいて良かったと思う反面、
弱みを掴まれたと思っている相手の登場に顔を顰めながら答えた)
■ヴァン > 「じゃ、遠慮なくそうさせてもらおう」
嫌そうな声には苦笑を浮かべるが、そこまで気にしたふうでもなかった。
探しているということは伝わったか、回りくどいことはせずに告げる。
「そろそろこいつがなくなる頃かと思ってね」
鞄をまさぐった後に取り出したのは、白い錠剤が詰まった小瓶。
少女の目の前のカウンターに置いた後、店員からのスタウトを受け取った。
しばらく前、少女を支援すると男は言った。どうやらその言葉は嘘ではないらしい。
小瓶を受け取るなら……といった、交渉のようなこともしてくる気配はない。
「ここ一週間以内に作られたって話だから効果は十分な筈だ。前渡したのは作られてしばらく経ってたらしいから……。
どうだい、調子は? 効果が弱くなってたりはしないか?」
以前渡した錠剤がまだ効果を発揮しているか気になるらしく、疑問を口にした。
■イェフィム > (前の錠剤に助けられたことは否定できないが、
それ以上にアレソレな場面を見られたことの方が大きいのだろう。
目の前に置かれた小瓶に、む、と小さくうめき声を漏らしてから…)
「ふん、ご苦労なことだな。」
(そう言いながら懐から金貨の詰まった小袋を取り出す。
それを錠剤の小瓶と入れ違いに男の目の前に置いた。
どうやら無料で受け取るつもりは無い様子だ)
「………そういうこと、普通聞くか?」
(錠剤の効果が無くなっている…つまり…。
つまりはそういうことだ。
男から視線をそらしながら、ふん、と鼻で笑った)
「これも、そのうち効果は無くなるだろ。
いつまでも俺の優位に立たせるほど呪いの主もバカじゃないさ。」
(この小瓶が無くなるまでそれが続くか…。
少女はそれを想えば苦々し気に眉を寄せた)
■ヴァン > 置かれた小袋を手に取ると指先で揉む。中の金属がぶつかる音を確認すると頷き、懐へと入れた。
「これは空腹を抑える非常食みたいなものだと聞いている。君にも同じように作用したと思う。
とはいえ、簡単に手に入るものでもない。できればいざという時に使って――あぁ、そうだ。
君は……その、切羽詰まった状態になった時、手助けしてくれる信頼できる相手ってのはいるのか?」
発情した際に解消してくれる、セフレのような都合のよい存在がいればこの錠剤を使う機会も少なくて済むだろう。
先程よりもデリカシーのない発言をしていると認識はしていても、少女の置かれた状況は知っておきたい。
「かけたら終わりの呪いではなく、効果を変更できるタイプか。
近しい人間が相手だと苦労しそうだ」
錠剤を使うことで窮地を脱していることが呪いの主に知られたならば、対策をしてくることは明白だ。
スタウトで喉を潤しつつ、少女の言葉に何度か頷いた。
■イェフィム > (手に取れば、暫く生活するには十分な金額が入っていることがわかるだろう。
手元にあっても酒に変わる程度なものなのだ、こういう場面で使っても問題ないだろう)
「空腹ねぇ…、堪えられない欲求とはよく言ったもんだ。
……だからそういうことをよく聞けたもんだな。
まぁいいけどよ、この街に居ればそういうのに困る事は無い、これで満足か?」
(セフレと言っていいのか分からない。
元々、友人ですら作るのに苦労する性分だ、
相手をする、と好意的に言ってくれる相手はいても、
それに素直に甘えることができない性分でもある。
少女は小さく身じろぎをして、さっそく錠剤をザラザラと口に含んで酒で流し込んだ。
明らかに適量じゃない量を)
「まぁな、クソッタレな呪いだろ……ッ。」
(錠剤を呑んだばかりなのに、
ズクン、と小さく腹部が疼いた。
気のせいだと思いたくて頭を振るけれど…)