2024/04/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にメルさんが現れました。
メル > 貧民地区にある、とある酒場兼食堂
治安も悪く辺鄙なところにある割には、味は悪くないという評判
ただそれを知っているのは、僅かな常連だけ。

「はい、串焼き大盛りお待ちどーさまです!」

店主の愛想も悪ければ、店自体も隙間風が入り込むあばら家に、
陽気な声が響くようになって、まだそれほど経ってはいない。

「エールのお代わり、承りましたー
 でも、ごめんね。ちょっと氷の魔石が切れてて、冷えてないんだ。
 それでも、いいかな?」

給仕に、若い女の子が入ったというだけで客足が増えるのだから、単純なもの。
飯時になれば、普段は呑んだくれてばかりの男衆も、少女目当てに集まりはじめ。
それでも店の営業に差し障りがないのは、ひとえに数少ない常連客が睨みを利かせているせいだろう。

そんなことは露とも知らずに、少女は不愛想な店主の代わりにと、ご新規さんにもせっせと愛想を振りまいており。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からメルさんが去りました。