2024/01/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にルフィナ・エニコフさんが現れました。
ルフィナ・エニコフ >  
「ふん~♪ん~♪」

珍しく鼻歌を歌いながらご機嫌な様子でスラムの一角を歩く少女。
あまり貴族らしくない家ではあるが、それでも一応の付き合いというものはあり。
出払っている弟の代わり新年の挨拶として連れまわされたのがようやくひと段落付いたことで上機嫌になっていて。

上階の邪気を落すかのように新年を祝う雰囲気が漂う平民地区や富裕地区とは異なりその日暮らしの多い場所を選んで歩いていて。
辺りを見ればそれでもいつもよりましなものにありつけるようにとところどころ教会による炊き出しが行われているようで。

「わざわざ特定の日にやるくらいならもっと大々的にいつもやればいいのにね。
 まぁ、貴族や教会の宣伝も兼ねてるからしょうがないか」

ふと炊き出しを横から覗けば鍋の中身は薄いスープのようで。
特段に美味しくは見えないがそれでもこの辺りに暮らす人間には温まるだけ十分なのだろう。

ルフィナ・エニコフ >  
「ほかに面白そうなものないかなぁ」

暫く炊き出しの様子を見ていたが飽きたのか。
一人ごちればまた小汚い路地を歩きながら。
この時期ならではの何か、興味が惹かれるようなことでもないかと歩き出し。