2023/12/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にハルマキさんが現れました。
■ハルマキ > 此処は貧民地区の何処かの路地裏だと思って欲しい。
貧民地区は基本的に治安が悪く、暴行沙汰の類は頻発している。
ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!!今も物陰から苛烈な肉叩きの音が響いていた。
「あっ、あ゛っ、あっあっ!やだぁっ!いや、やっ、やあっ!やめてぇっ!」
そして絹裂くような悲鳴もセットになって。
「やらっ、お願いだからもうやめ…っ!っ!?お゛っ!?お゛ほっ!お゛っ!お゛~~~っっ゛!」
次第に呂律の回らなくなる音声は獣染みた下品さすらも孕み。
ついには暴行者も被害者もその双方が追い詰められた絶頂に極まった事が解るだろう。
しーん、と、たちまちに今迄の惨劇から転じて水を打ったような静けさが地区の片隅に帳を降ろし。
■ハルマキ > その路地裏よりやけにスッキリした顔の野良犬がテクテク抜け出して歩いて行く。
尻尾をぱたんぱたん振りながら何処へともなくと立ち去っていってしまった。
「う゛えええええええ゛ん!」
その後から汚い愚図った鳴き声が聞こえて来る。
ずるずるべちゃべちゃぬるぬる音を引き摺りながら。
間も無くして日の下に這い出して来るのは一塊の触手也。
「やめてって言ったのに、う゛え、ううう。ちょっとお腹減って御飯盗んだだけでこんな仕打ち、酷いよぉ……」
全身犬の子種で真っ白漬け、凌辱を受けた痕跡が顕著。
分泌液でも洗い流せない雄臭さにぼろぼろ涙が零れ出て来る、触手から。
■ハルマキ > 「……も、もしも赤ちゃん出来ちゃってたらどうしよう…犬の赤ちゃんだなんて、そんな………」
物凄く怒った犬への反撃で媚薬を放ったら思い切り興奮されてしまい。
結果しこたま種付けされてぶっくりと一回り二回り以上は膨らんでいる自分の触手粘膜を不安気にさすりさすり。
頼りも無く、静けさを取り戻した路地裏前でほうけるしかない。
■ハルマキ > 幾許かの時間を要するが、次第に取り戻す落ち着き。
ぶるぶると絡みつく不安を振り払うように全身を揺すり立てる。
体中にこびり付いた犬の精液は空気に触れすぎてゼリーみたいにぶよぶよになりかけていた。
「……いや、こんな所でまごまごしてても仕方ないや。取り敢えず身体を綺麗に出来る場所を探さないと」
そしてその場から這いずるようにして、触手は去って行く。
人目を忍ばねばならぬのが非人型の辛い所。何処かの適当な水場で汚れを洗い落としに。
その後、幸いながらに犬の種はついていなかった事を知ってホッとするのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からハルマキさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアドラーさんが現れました。
■アドラー > 深夜。貧民地区。
廃屋の前にしゃがみこみ、白い花束を手向ける。
その後に両手を合わせ、黙祷。数秒間その場に留まり…
「…さすがに冷えるな」
風が吹く。もう一年が終わりを告げようとしている。
この季節の貧民地区は冷える。凍死者もかなり出ているようだ。
それでも、場所によっては火をおこし、身を寄せ合って生きている人々もいる。
白い息を吐きながら、通りを歩く。
誰にも絡まれず、安全に帰れればいいが…
■アドラー > 寒い風の中をコートをなびかせ歩く。
本日は何事もなく、無事に帰路につくことができるだろう
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からアドラーさんが去りました。