2023/12/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアクラさんが現れました。
■アクラ > 貧民地区の通りの脇
空腹や寒さに倒れ動けぬ者、既に物言わぬ骸
そんないつも通りの貧民地区の光景に紛れ女は地面に寝転び悩んでいた
「はぁ…」
先日思わぬ幸運で富裕地区のレストランで食べたフルコース
その鮮烈な味に他での食事が喉を通りにくくなってしまっていた
「どれも初めてだった、人間の料理を舐めてた…私がやってたのは料理じゃなかったかもしれない。」
自分が最高の物だと思っていたものを軽くとんでもなく超えられた衝撃は凄まじかった
先程物陰で食べた死体も前までは特に大きな不満はなかった
なのに今回は完食はしたものの不満が大きく残っていたのだ
「また食べたい…あれ以外も色々食べたい…
金がああああああああ!!」
ダン!と地面をたたく
そう、高級な食事をするにはそれ相応の金がかかる
あの時会計を見てみたが普段平民地区で食べる食事とは文字通り桁違いだった
自腹であったなら借金奴隷扱いになっていたであろう金額だった
■アクラ > 金が欲しい、そんなものはここに居る者達誰しもそうである
しかもアクラの求める金額はかなりの大金である
小銭をいくつか拾ったり多少日銭を稼ぐのでは到底足りない大金
それをどう工面するかと悩み、解決できずイラついてるのだ
「楽に稼ぎたいのだぁ…それも沢山…」
そんな実りの無い言葉を口にしながらゴロゴロと寝転がる
何かいい案はないか、チャンスはないかと考えたり周りを見回したりする
貧民地区にそんな期待ができないのは最もだがここは衛兵も碌に居ない過ごしやすい場所なのだ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からアクラさんが去りました。