2023/09/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にサタンさんが現れました。
■サタン > 日は昇り、王都の他の地区では今日も活気に満ちた一日が始まる時間。
だが、この地区だけはそんな明かりも届かない場所がある。
この地区を塒にする者達にとっては、、張り巡らされたかのような幾つもの脇道は追っ手を撒く為の迷路の如く。
奥へと向かうほどに、光は届かず、日中であってもどこか薄暗い路地裏。
そんな貧民地区の奥にある雑多な物置や塵も放置されたような広場。ここは今回の獲物達が利用している溜まり場。
こんな地区であれば、子供を狙った誘拐なんて犯罪も決して珍しいわけではない。
容姿の整った子供であれば、攫った後はそれらを買いたがる貴族や、商人といった連中に売り払い、
後は彼らの玩具として、興味がある間は使い潰されるような末路。
売れ残ったのならば、実行犯の男達によって嬲り者にされ使い潰されるか、
奴隷商にでも売られ、バフートの市に並ぶか。
どちらにしろ、子供らが親の元へと戻れる可能性は限りなく低い。
そして、愛しい娘を理不尽にも奪われてしまったある父親は、
我が子を攫った連中三人の素性にまではたどり着き、この地区の衛兵に彼らを捕まえる様、懇願をし縋ったが、
彼らもまた買収され、お零れを味わっている連中。
適当に聞き流し、動くような様子も見えない彼らに、怒りと絶望を覚え、今度は冒険者ギルドへと依頼の形を取るが、
元よりこんな地区にしか住めない生活。
報酬の額は、依頼内容のリスクと比べてもメリットが少ない。
国も、冒険者も頼れない状況を、父親は絶望し呪う。
そして、湧き上がってくる愛しい我が子を奪った誘拐魔への憎悪と、怒りだけがその胸中を埋め尽くし、男は願ってしまった。
『アイツらを殺してやりたい。』と。
そんな強い憤怒の感情は、この男にとって極上の味であり力の源。
広場にて、次の攫う獲物を計画を練っている場へとやってきた男。
こんな場所に現れた場違いな装いの人物に、計画を練る男達は警戒をするが、
その身なりは整った様から、或いは金品を所持しているようにも見えたのか、
ナイフを取り出し、下衆な笑みと、笑い声をあげながら、脅しにかかる。
そんな彼らの要求は無論、男の振う腕によって、叶う事は無く。
三人の穢れた男達は、今、理解すらする暇も無く、父親が望む形へと姿を変えた。
王都の闇深い場所故に、人払いの術も貼ってはいないが、
この惨状の場に一人佇む男の行いであるのは、見て取る事容易いだろう。
「―――――。」
男にとっては何時もの『仕事』であり、そこに生じた出来事になど興味の欠片もない。
あるのは、自らの糧となる強い『憎悪』の感情を、刈り取る事ただ一つ。
男はただ、一仕事を終えた後の一服と、煙草を咥え穂先で紫煙を燻らせ、後の始末をつけるだけだった。
■サタン > 燻らせ灰へと還ってゆく煙草。
紫煙も途切れ、口許から離した其れは、地へと落ちる前に
男の魔力操作によって、咥えていた部分も含め全て灰と化す。
一服の時を終えれば、後は残った物を片付けるのみ。
とはいえ、行う事と言えば、煙草の吸殻と同じこと。
静寂が支配する広場に、パチン、とフィンガースナップの音が鳴り、
男の傍で、倒れ、動かなくなった3人を突如炎が包む。
彼らの存在全てを焼き尽くすかのように、炎は衰える事も無く、
全てを焼き尽くし、残る灰すらも、細かな粒子へと、炎は焼き尽くしてゆくだろう。
「―――この仕組み、まぁ、潰えるのはまだ先、か…。」
ポツリと呟いた独り言。
王都の闇の部分――富や権力を持つ者達の需要があり、
それを供給することで、金が動く。
最下層に近いこの地区であれば、少々の罪も金か、或いは享楽を提供すれば、黙認させることもできる。
そして、同じ最下層であっても、金も力も持たない者は、
どうにもならぬ現実に絶望し諦めるか、神か悪魔に祈るか、
今回の者のようにただこの現実を呪い、或いは、噂話程度のようなこの男の存在に、縋り祈るか。
最後の選択ならば、男にとってはまた己が力の糧を得るだけ。
この誘拐ビジネスの仕組みが残ろうが残るまいが、
男にとってはどうでも良い事でしかなく。
燃えゆく3つの炎は、その勢いを衰える事も無いままに、肉の焼ける臭いを立ち昇らせながら、
ゆっくりと、この男が行った仕事の結末を焼き尽くしてゆくのだった。
■サタン > 燃え続ける炎の勢いはやがて、衰え、そこにあった物は跡形も無く、
灰の欠片一つも残らず消え失せた。
今回の仕事は終わり。
男は再び煙草を咥えれば、踵を返しこの地区を後にした――。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からサタンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にロロさんが現れました。
■ロロ > 「ぁー……」
頭痛ェ、と。つい声に出てしまった。
目が醒めて真っ先に飛び込んで来た、安普請な天井の色合いに。昨夜何処で何をしていたのか、思い出した。
貧民地区と呼ばれる界隈、命も安いが物価も安いその場所にある、とある酒場。
そういう所でなければ満たされない、生きる上での欲望、のような物を満たす為。
大いに喰らい、呑み。名も知らぬ連中と言葉を、拳なり足なりを交わし。
最後は確か――欲の中でもとびきりの、誰もが持ち得るであろう、繁殖の、快楽への欲求。
それを欲して誰ぞと、この酒場二階に転がり込んだのだ。
「…そうだった ね。…ちょいやりすぎた気もするけど、あーっと…?」
寝台の上、気怠さを振り払うように首を振り。
当然身に着けた物など何もない肌身、その上半身だけ起こし。周囲を見回してみる。
昨夜のお相手は未だ傍らに居るのか、それとも。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にクロスさんが現れました。
■クロス > 「…ようやくお目覚めか?」
(部屋に入るためのドアが開かれ声をかける。
現れたのは上裸の上に羽織る様にYシャツをかけた男であった。
かなりの長身であり、鍛えられた体、そして、少女と同じ狼に似た耳と尻尾を持つ黒い毛色が特徴な的な男だ。)
「店主に言って、水を貰ってきた…。
飲んだ方がすっきりするぞ?」
(持ってきた水の入ったグラスを渡し、もう片方を飲む。
昨日の夜、夜に酒場に訪れようと街を歩いている最中に彼女を見つけたのだった。
野犬とそれを捕まえる住人と言うような多数と少数との決闘。
見たことない少女の姿を見て、心の中で『面倒だ』と思い加勢。
ひと段落付けばそのまま誘われるままにここに来たのだった。)
「それにしても、昨日はだいぶ乱れたようだな…?
俺も久しぶりに満足が行くような一夜だったぜ?」
(ベットに座り水を飲む。
その口調や言い方から言うに、昨日彼女と肌を重ねたのは彼であった。)
■ロロ > 「…っはん。オフの日くらい、寝坊したくなるだろ…よ」
外からドアが開かれた。
どうやら昨夜の「お相手」は、一足先にすっかり起きていたようだ。
差し出されたグラスを受け取れば。ひらひらと片手を振ってみせてから、中身を一気。
起きたばかりの渇いた喉を潤せば。鈍痛めいて頭の中に残った、酒気の名残も、ついでに押し流す事が出来そうだ。
…靄が晴れるように。また少し思い出してきた。
酒場へ飲みに来た。それから、男と部屋に転がり込んだ。最初と最後ははっきりしていたのだが、その途中、経過段階で何が有ったのか――だ。
別段言葉を売り買いした訳でもなかったのだが、互い酔いの入った物同士、酒場で別の客とやり合う事になり。
そうしたら店主に、「暴れるなら外でやれ」と放り出された。
後は食事を邪魔されたストレス発散、千切っては投げ千切っては投げしていたつもりなのだが…気が付くと多勢に無勢。
どうやら当たるを幸い薙ぎ倒し過ぎて、其処等の破落戸なりも巻き込んでしまったらしい。
さてどうしたものか…という所で手を貸してくれたのが、この男だった。
一人が二人に増えただけで、瞬く間に逆転してしまった形勢は。男が手練れである為と…ついでに。相手が所詮破落戸、数以外の取り得は無かったという事か。
かくして一緒に暴れた二人は、そのまま、一緒に飲み直し、食べ直し、そして…同じく褥まで、一緒にする事となった。というのが。
どうやら昨夜の顛末なのだろう。
「まぁー ね。何て、いうか…時々むしょーに、欲望って奴を我慢出来なくなるんだ よ。
発情期みたいなモンだと思っておいて。
其処に――アンタみたいのが居てくれて。丁度良かった」
みたいな、というより。完全に冗談である…というのは。同じミレーであるらしい男なら、判るだろう。
実際には、魔族という連中に、それはもう手酷く犯されまくった上で、マザリモノと化してしまった結果…呪いと言っても良いのだが。
”誰ぞにやられてヤられた結果、奴隷根性と獣の本性が抑えきれなくって”などというのは。
正直――格好悪いので、言いたくないというのが。犬なりの思考。
■クロス > 「別に、あんたのスケジュールに文句を言うつもりはねぇ
俺はあんたの執事でもないんだからな?」
(寝坊も何も予定はないために好きに起きることには特に文句はなかった。
クロスからすればただただ酒を飲み一夜を過ごしたかっただけである。
だが、彼がこの貧民地区を牛耳っているっというのが過言でない程の実力者であり、面倒ごとは無視できない性質故の参加だった。
だが、結果的にはいい報酬を受け取れることができたのだし、満足のいく出来事であると勝手に収めたのだった。)
「発情も何も、性欲なんざ誰にでもあるもんさ。
あんたがしたいなら勝手にすればいいし、俺なんか毎日ヤりてぇだけだしよ…。」
(クロスも同じくミレーではある。
だが、ミレーであった宿命やら生き方に関しては何も気にしていなかったのだ。
生まれた時からこの貧民地区で育ったクロスにとって、常に最底辺の扱いをされるのが日常であった。
拳一つで成り上がり、結果トップに立つほどの実力を持っていたのだった。
だが、彼女が今言った言葉が本音ではなく、真相を隠すための言葉だったのはすでに察していたのだった。)
■ロロ > 「っはは、そりゃそーだ。アンタみたいなのに務まる程、執事だの侍従だのメイドだの…楽なモンでもねーから さ。
アレは大変だぜ、それこそスケジュール管理なんて言うのだって…自分だけじゃない。ゴシュジンサマの分まで覚えとかなきゃならないんだ よ」
勿論相手を侮って、そんな事を言っているのではない。
何せ昨夜会ったばかりとはいえ。直ぐ傍らで、震われる拳等を、その力を、目にしたばかりなのだから。
その他の立場や身分がどういった物かは知らないが。腕っ節というシンプルな、だが間違い様のない力が。この地区でどれだけ幅を効かせるのかは。良く解る。
が、それはそれとして。正直宮仕えの出来るような性格の持ち主ではないだろうな、と。其処の所も察せてしまうのだった。
何せこちとら逆に現役、スケジュール次第ではメイドだって従者だってこなす、そういう立場なのだから。
「………そうかぃ。それならそれで助かるぜ。 だったら――」
同じくミレーではあるが。此方は、貴族の奴隷から生まれ、生まれた時から飼われていた、養殖モノ。
それでもこういった場所に、空気に、何処かで惹かれる物を覚えるのは。隔世的に、間接的に、だがそれでも。彼のような者達と、同じ血が流れているという事か。
それも一因ではあるのだろう。物騒とぶっきらぼうを足して2で割っても、大分剰りの出て来そうな彼の物言いにも。
別段臆したような顔も見せず、寧ろあっけらかんと頷いてみせた…と思えば。
隣に腰を下ろした相手、その肩から背中へと。シャツ一枚越しに感じさせる、肌身を凭り掛からせていく。
「…だったら、もうちょい楽しんでっても。バチは当たんない…だろ?
どうやら、スケジュールに文句はないって、言質も取っちゃってるんだし さ」
■クロス > 「…ほぅ、その口調からしてアンタは経験済みってところ見たいだな?
まぁ、俺も事情があっていくつかやったことはあるけどな。」
(ギルドの依頼にて富裕地区での貴族の護衛任務を行ったことがあったため、一時ではあるが経験はあった。
スケジュール管理やら主人の身の回りの世話など面倒ごとは多かった方が慣れればどうということもなかった。)
「ん…アンタも結構乗り気か…。
まぁ、その方がわかりやすいな…。」
(腰を下ろし、肩から背中へと触れる肌身。
次の少女の誘いの言葉に自分も乗り気になり、スイッチが入るのであった。)
(振り返れば少女の身体を抱きしめるように腕を絡め体を密着する。
顎に手をかけて顔を上げさせようとし、視線が合えば口を開き、舌を出す。
口内に見える狼らしい牙に長い舌を差し出し、少女の口内に入れ込もうとする。
中に入れれば、舌で口内を舐めまわし、舌を絡ませて唾液の味を味わうことにしようとした。
そうしている間にも、何も来ていないロロの身体に触れ、股に指を当てては入り口を指先で撫で、濡らそうとうと刺激しようとするのであった。)
■ロロ > 「あー…アンタも経験者か。実際面倒臭ぇ、って思ったろ?
何せ生きてく上でふつーの奴ぁ、自分の事が最優先だ。それを曲げて、誰かをいの一番に考えなきゃいけないシゴト、な訳だしな――」
それを経験済みどころか、今も昔も続けているのが、この犬ではあるのだが。
だからといって、何も感じなくなる訳ではない。その他の仕事等も増えたら増えただけ、従者というのがどれだけ大変だったのか、身につまされてきたのだった。
…だからこうして。偶にはハメを外しても、バチは当たらないのである、と。自分で自分に言い聞かせるのだが。
「それで良いだろ? …ヤりたいってんなら、余計な事なんて考えるのは――野暮って奴 さ。
…まぁその前にごちゃごちゃ言ってたのは、こっちだけど。だからまぁそろそろ――」
無駄なおしゃべりは、とめておくかと。男の耳元に囁いてみせた唇が。抱き寄せられる侭に高さを変え、向き合い、そのまま。
発話よりも此方が本領なのだ、と言わんばかり。直ぐに口付けとして重ねられ。挿し込まれる舌を巻き込み、絡め、舐り合う。
ちゅぐ、と唾液が音をたてて絡みだす中。やはりまだ酔っているのではないか――そんな風に目元の赤らみが消えない侭の、犬の眼差しが。僅かに竦み、眉を睫毛を震わせる。
相手も乗り気になったのなら、早速、という事なのだろう。
抱き寄せてくる腕と、もう片方、男の手が滑り落ち…こちらの。下肢へと擦り付けられてくる。
浅く入口を圧し込んでくる指先に、く、と。息の塊を、男の口中に吹き込みつつ。僅かに腰を浮かせ――また、落とす。
丁度、背中側から腹側へと回り込みつつ。その侭、相手の膝上に。跨ぐようにして座ってしまわんと。
そうすれば。互い動き易い、と。両手を相手の首筋に回し、引き寄せ、より口付けを深めつつ。
彼方にとっても正面からで、触れ易い、挿れ易い、そうなったであろう指先には。差程時を掛ける事なく、ねっとりとした潤みが。感じられだす事だろう。
…昨夜の名残、ぬめりが、注がれた物が、未だ犬の中で蟠っていたのだろうし…そうでなくとも。
欲情が収まらない侭の犬にとっては。男の指が股座を捏ねるという感触など。甘い刺激にしかなり得ないのだから。
「は、は――っ、ぁ、ふ。……ふっ… 」
言葉どころか、声すら忘れたとでも言わんばかりに。唇はただ重なるだけ。貪るだけ。舌を噛み、口内を舐り、吐息を交わす。
そして――されるだけ、では居られない。犬もまた片手を相手の背筋から這い落とし、求めていこう。
シャツの隙間に入り、胸板から腹へ、そして…更に下へ。滑り込んでいく。
■クロス > 「面倒と言えば面倒な依頼だったな…。
まぁ、報酬はかなり出たから、その点に関しては受ける価値はあったな。」
(クロスにとって、金があって酒場で酒を飲み、一日を終えるのが私服のひと時であった。
そのためなら、探索でも採取でも執事も討伐もなんでもこなすのであった。)
(口内に入り込んだ舌はまるで生き物の様に滑らかに動き回る。
先端から中間までも自在に動きまわし、ロロの口内をくまなく舐めまわしていく。
歯の裏側から上顎や下顎、はたまた喉の奥までも入り込み、独占していく。
自分の膝に座れば股を弄る指が動かしやすくなる。
指先から感じる愛液の潤いを感じれば続けていじり続け、全体を解していく。
ある程度指が愛液に満たされるとゆっくりと膣内へと入れ込む。
一本でも十分な太さのある指が中に入り込みロロの中の体温を感じ始める。
膣内を擦る様に指を動かし、膣壁を擦りながらも中を刺激する。)
「ん…もう、欲しくなったか…?」
(腰に巻いたベルトを外し、チャックを下ろせば男根が露わになる。
昨日の夜少女の膣へ口へと挿入した男性器はまるで丸太の様な大きさであった。
通常の人間の物と比べて倍ある長さと太さに使い込まれた赤黒い亀頭、張りめぐ差られた血管。
更には強い獣臭と雄臭を漂わせる、正しく雌を犯すための道具であった。)
■ロロ > なるほど、そんなものか――と。納得し、頷いてしまえば。その話はもう、お終い。
今は何より男との。昨夜のような事がやりたいと。其方に意識は集中してしまう。
酒場で、それ以外で、酒やら肉やら、食欲はたっぷり満たされたが…肉欲については、まだ、欲しい。
というよりも正確には。きっと昨夜は昨夜でいやという程満足した筈なのだが…また改めて。
彼方も乗り気で、欲しいと言えば、くれるというのだから。改めて欲しくなってしまうのも、仕方のない事なのだろう。
互いに余す所なく、相手の口内を貪り合う。彼方の舌が入り込んできたのなら、躊躇う事なく受け容れ、歯列の奥から頬の裏から、舐られればそれだけで。心地良さ気に息をつく。
勿論此方からも。絡めた舌で舌をしゃぶり、注ぎ込まれる唾液を、じゅるじゅると音すら立てて啜り、飲み込み。
きっと。こんなにも深い口付けならば、それだけでも感じ得てしまうのだが。
焦らされる事なく同時にやってくる、上と下双方からの刺激。ひくつき潤い、雄を求めてみせる牝孔の入口に。太く長い指先が、ゆるり…と嵌り込んでくれば。
もうそれだけで。鼻を鳴らし、息を震わせ、ぎゅ…と。堪らず強く縋り付く。
快感を堪えきれず、否、堪える素振りなど全くなく。此方からも擦り付け返すように、浅く腰を揺すり立て。挿し入れられた指先に、襞肉を擦れ合わせつつも。
こちらからは上手く外す事が出来ずにもどかしい、相手のズボンとその金具。
どうやら其方についても、相手がやってくれたなら。一気に飛び出して来る男の肉は…改めて、夜が明けつつある薄明かりの中で見たのなら。
自然域を呑んでしまいたくなる程の…大きく、逞しく。いっそ人外めいてすらある大業物。
くぅ、と喉を鳴らしては。躊躇う事なく伸ばされた手が、片手だけだと握りきる事が出来無い程の太い幹を。上下に扱きたてていく。
大きい。もう、壊されるのではないかという程に大きい。けれど、それでも、もっと――相手が感じるように。昂ぶるように。更に更に滾り猛れと。
「っく、ぁ、すげ…――
はぁ、っ…そりゃぁ ね、こんなの…改めて感じちゃったら、誰だって欲しく…なるに、決まってる…
く っ、ん。 ぁ、ぁー―――― っむ、 んふ っ♡」
躊躇無く――は。犬の側もまた同じ。
くらりと目眩に襲われるような。また、酔わされてしまいそうな。強烈に立ち上った雄の臭いに、自然と惹き付けられるように。
唾液の糸をたっぷりと被して引き延ばす唇が。ちゅ。ちゅる。男の唇から離れたかと思えば、鎖骨を、胸板を、臍を…順繰りに啄み、這い落ち…
股の間に蹲るようにして、やがて。正しく牝を無茶苦茶にしてくれるのだろう、その凶悪な肉棒に…先ずは、犬自身の拳程も有りそうな、亀頭に。
先程のように口付けて、それから。舌を這わせたっぷりと。味わっていこうか。
■クロス > (どこまでも理性的に思考を保っているとしても結局は獣。
舐める音や味わう舌の動きはまるで獲物の情報を得るかのような動きであった。
感じやすい部位、嫌う部位、味やストレス等様々な情報を唾液だけで得ようとするような動きであった。
結果的にそんなものがわかるはずもなく、ただただむさぼる様に舐めるだけであった。)
(高い身長のせいで様々な体のパーツが大きくなっている。
そのため、指も二本使えば成人男性の平均のブツの大きさぐらいにはなるほどの太さであった。
それの半分、感覚的には自慰行為のためのディルドを入れられているような気分だろう。
軽々しく子宮口に触れ、窮屈な膣内を広げながらも入り込み、一人でのセックスでも満足できるかの様な感覚を与えることとなる。)
「フゥ…大抵の雌なら怖気ついて舐めるのさえも躊躇するが…こりゃいいなぁ…?」
(口から離れ、体を舐めては股に到達して露わにした男根をしゃぶり始める。
亀頭を咥えれば、まだシャワーも浴びていないせいでしょっぱく、塩辛く感じる味が広がることだろう。
顎が外れてしまいそうなほどの大きさ、咥えるので精いっぱいだろうと言うのを見て考えていた。
だが、その手の置き方はその配慮を無視したような置き方であった。)
「そら、慣れたらもっと深くまで入れ込むぞ…。
無理なら、俺が勝手に入れてやるからな…?」
(頭に置き、髪に触れてまるで撫でるかのように置かれた手。
傍から見ればまるで愛おしそうにしている様子に見えるが、その言葉と笑い方からすれば、ある程度は察するだろう。
少女の細い体に対しての凶悪な男根によるイラマチオ。
それを予告するような動きであった。
現に今も、味わう様子でも軽く力を与え、喉の奥に入り込もうと亀頭の先を小さく近づけるように動かしているのである。)