2025/02/16 のログ
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ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にルルマリーさんが現れました。
ルルマリー > 花売りに出た帰り道。少女は帰路を急いでいた。
桃灰色のツインテールをふあふあと歩くたびに揺らしながら。
片腕には既に殆どを売り終えた花籠。
いつもだったらもう少し賑やかな通りを選ぶのだけど──今日はルートを変えて、うらぶれた路地裏を早足で歩く。

「ぅぅ、ん…… っ。 こっちの方が、近い、もんね……っ…」

少女は貧民地区に慣れているし歩き方も弁えている。
だから、普段は避けたいけど、でもたまに急いでいる時だけ使う道、なんてのもある。
今日のルートはそういう道。別に悪い事もそうそう起こらないけど、なんとなく普段は別を選びたい道。
今日はなぜ其処を選んだかといえば。理由は簡単。
花を売っている途中から、ずっと用を足したくて。早く救貧院に戻りたいのだ。

ルルマリー > 少女は早足で、帰路を急ぐ。
辿り着く迄、溜め込んだ尿意が間に合ったかは、少女のみぞ知るところで───。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からルルマリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエレナさんが現れました。
エレナ > 王都、貧民地区。
今日の任務を終え、自宅でさくっと着替えて繰り出した…までは良かったものの。
ふらっと立ち寄った区画の複雑さに迷ってしまい、ふらふらと歩きまわって暫し。

「ん、ん~……? ……あー。これはアレだ」

迷子というやつだ。
仕事中、親からはぐれた幼子たちを世話した経験はあるが──まさか自分がそうなってしまうとは。
昼とかならまだ勝手が利くんだけどなぁ。
そんなことを思いつつ、目の前にあった角からひょいと首を覗かせて見回す。

「何とも…見覚えあるんだかないんだか」

もう少し歩けば、なにがしか見えてくるだろうか。
山の中で迷ったら川を探せとは言うが、街中で迷ったら何をすれば良いのだろう。
首を傾ぎつつ、若き女騎士はのこのこと歩き続ける。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエレナさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエレナさんが去りました。