2025/02/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリエルさんが現れました。
■リエル > 日も暮れた時間帯の貧民地区。
そこの冒険者ギルド兼酒場にて依頼を探す小柄な人影。
最初こそ揶揄われもしたが何度も依頼を受ける間にそれなりに認められ、今では揶揄われることもなくなり。
その事もありゆっくりと依頼を探す事もできるようになって。
「狙い目は討伐ですけど、一人だと無理なのが多いんですよ」
難しく考えずに対象を討伐する依頼は比較的時間がかからずに儲ける事ができる。
なので優先的に受けているが、この日は一人で受けれそうなものは既にはなく、複数で挑まなければどうにもならないものばかり。
見知った顔か同じように依頼に困っている者がいれば受けやすいが、そうでなければ受けにくいもの。
「諦めて採取を選んだほうがいいでしょうか」
出来れば儲けの良い討伐を受けたい、しかし無理なら採取しかないかと視線を依頼に巡らせ。
どうしようか、妥協するか、それとも受けてしまうか。
それを並んでは幾つもの依頼に目を奪われてしまって。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクロスさんが現れました。
■クロス > (貧民地区にあるギルドへ一人の男、ミレーがやってきた。
甲冑姿に長い後ろ髪を垂らし、頭の上からは狼耳を生やしながら睨む様な目つきで依頼が張られているギルドボードへ向かうのであった。
普通ならその恰好、平民が護身用に身に着けるような甲冑を身に着けているのを見ればいい笑いものだが、誰も男を笑う者は居らず、どこか怯えている様子でもあった。)
「さてと…簡単な依頼が無いか…」
(男の狙いは報酬の良い依頼だ。
借金に困っているわけではないが、ただ明日を少しでも楽に生き、酒を飲めるようにしたいと思いこうやって暇を潰していたのだった。
だが、残念なことに依頼はソロで出来る物がなく心の中で舌打ちをしていた。
その時、同じように悩む少女らしき存在の声を聞いたのだ。)
「なんだ?嬢ちゃん…お前さんも討伐依頼志望か?」
(明らかな身長差、頭の上から声をかけて見下ろす様に目線を下ろす。)
■リエル > リスクを選ぶか、安全をとるか。
懐事情はそれほど悪くはないが稼げる時に稼げればという考えがあるので悩んでしまう。
そんな悩みをしていれば、周囲に少しのざわめきがあり何かと思えばミレー族の男性がやってきたのが目に入る。
この国で正体を隠さずに居ることに驚くがそれだけの実力があるのだろうと考える。
そんな事よりも依頼をと視線を戻して受けれそうなものを探し。
そうしていると声を掛けられて視線を向けて。
「稼ぐなら討伐が一番ですから。でも、無いなら採取でもと考えていますけど」
身長差から見下ろされるようになりながらも問われた事に答え。
稼ぎも欲しいが無理をする気もないと、堅実な考えで依頼を探している事を口にする。
■クロス > 「採取か…あんまりおすすめはしねぇな。
ここは貧民地区、出されている依頼も表面は普通の物かもしれないが、それが隠語になっている可能性もある…。
最悪、面倒ごとに巻き込まれるぞ?」
(知っている、もしくは経験をしたことがあるかのような口調で話す男。
貧民地区は平民地区とは違い治安が悪く、ここに掲載される依頼内容もそれ関連の物が隠れている。
反社、犯罪者に密入者…数えればキリがなくまるで依頼書は地雷の様になる。)
「かといって、討伐も今じゃソロで行くのは無理だしな…おすすめするにも…。」
(自分も彼女と同様のことを考えていたが、それは同じ悩みを持つこととなっていた。
めんどくさそうに頭を掻くと何かに気付き依頼書に向けていた目を少女の方に向ける。
しばらく見つめるとニヤっと口角を上げる。)
「嬢ちゃん、もし構わねぇなら俺と行くか?
俺もそれなりに討伐経験はあって、依頼もこなしている。
心配するな、報酬は貰わねぇよ…ちょいと別の物を請求しようと思っているがな…?」
(擦れてがちゃがちゃとなる甲冑を鳴らしながらその場にしゃがみ目線を合わせようとする男。
先ほどまでの無表情顔には少し笑みが現れるもそれが作り物であるのがバレバレである。
報酬金は貰わずに動向をする意思を見せるが、何か含みのあることを言いながらも少女に提案するのであった。)
■リエル > 「それは何度かあったので以下は大丈夫ですよ。
受ける前に念入りに確認をするようにしていますし、依頼人も確認していますから」
それは最初のころに経験をした事、お蔭で今では必ず確認するようにしていて。
治安が悪く危険も多いが、確認を忘れなければそれなりに過ごせると言う事も学んでいて。
「それも分かっています。ですから悩んでるんです」
もし一人で受けれそうな討伐があれば迷わず受けているが、ないので悩んでいる状況。
もうこれは諦めて採取にするべきかもしれないと、変に悩んで採取すらなくなっては元も子もないと。
そして採取依頼に手を伸ばしたところで視線に気が付き。
「あなたとですか?
そういう鎧は結構しますから、嘘はないと思いますけど…。
報酬ではなく別なものですか?」
身を屈めて視線を合わせる男を見返してその言葉を考え。
無表情に見えた顔は、今は作り物のような笑みを浮かべているのを見ては、それが何を指しているかを察し。
「申し訳ないですけど、今回は採取にしておきます」
そう言ってはよく受ける依頼人の採取を目にしてはそれを手にし、断りの言葉を告げて。
■クロス > 「…そうかい
気を付けてな」
(断られるとフゥっとため息を漏らして軽く俯き、無表情へと顔を変える。
立ち上がり、少女の方へと手を振りながら依頼の健闘を祈るかのような捨て台詞を吐き、ギルドの外へと出ていった。
今夜は良い依頼がない、だが無くても別に困るわけではないとし別の酒場で夜を過ごすのであった・・・。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクロスさんが去りました。
■リエル > 「ありがとうございます」
そう言っては去っていく男を見送り。
手にした依頼を受け付けにもっていき受け、そして酒場を後にする。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアイカさんが現れました。
■アイカ > 貧民地区に数多く立ち並ぶ酒場。
どこか場末感も漂う建物が少なくない中、アイカは踊り子としてステージで舞い、観客の視線を集め、今夜もお代を稼ぐ。
今もまた、とある酒場で艶やかに踊り、客を時に誘い込み、場を大いに盛り上げたところ。
しっとりと汗の浮く肌を、体を隅の方で落ち着け、一息ついているところで。
「───たまには平民地区の方に行ってみるのも悪くないわね…」
基本的には貧民地区周りで日々仕事をしているのだが、如何せん貰える報酬は高くない。
流石に富裕地区まで足を運ぶつもりはないが、平民地区程度ならば…と。
それにアイカは冒険者としてギルドに登録もしている。
王都の外に出て何かしら依頼をこなし、報酬を稼ぐという方法もないではない。
──まぁ、今すぐ必要なほどお金に困っているわけではない。
ちょっと考えを巡らせてみただけである。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にハーラさんが現れました。
■ハーラ > この酒場は冒険者ギルドも兼ねているのか、冒険者らしい姿もちらほらとあった。
そんな中に、明らかに異国の出身に見える女が一人。
依頼の達成報告らしく、マスターと何やら話した後金貨の詰まった袋を貰っていた。
「…ま、貧民地区ならこんなものかな」
袋の中を見て、そう多くない金貨を数えてハーラはつぶやく。
提示額から勝手に抜かれているということもないし、この酒場は誠実な方らしい。
さて、懐が暖まったところで、と店内に視線を戻し、ふと目に留まったのは先ほどまで華麗な舞を見せていた踊り子が休んでいる姿。
ハーラはそちらに向かい、テーブル席の向かいに座った。
「さっきはいいダンスだったね踊り子さん。何か奢ろうか?」
金貨の袋を軽く振ってちゃりちゃりと音を鳴らしながら、ハーラはにっ、と笑う。
■アイカ > 王都には四方から様々な国の旅人が訪れる為、異国情緒を纏う者は珍しくない。
かくいうアイカもまた、そのうちの一人だ。
この酒場、兼ギルドにもそれらしき姿が散見される。──今マスターと話している女性もそのようで。
なんとなく店内を眺めていると、此方に近づいてくる姿にふと視線が戻る。
「あら、見てくれてたのね。ありがとう」
踊りを褒められるのは悪い気分じゃない。
ちゃりちゃり、金貨がこすれ合う音に耳傾けつつ、微笑みながらお礼を述べて。
失礼にならない程度に、彼女の容姿を観察する。
褐色の肌、全体的に引き締まって肉付きの良い肢体。冒険者らしい健康的な雰囲気。
中々の腕みたいね、と勝手に想像している。
「ふふ、奢ってくれるなら有難くいただくわ。何がいいかな…」
ちら、とマスターの方に視線を流しつつ、貴女は?という風に首を傾ぐ。