2024/08/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアルテミィさんが現れました。
アルテミィ > (貧民地区の片隅、
 少女は一人、あたりを見渡しては路地裏へと入っていく。
 そこはどうやら、アダルトグッズを中心に扱う店が集まっている場所のようで)

「はわ…。」

(少女のようなお客さん、居ると言えば居るのだろうが、
 それでも珍しいことは変わりないようで、
 周囲からの下卑た視線を浴び、
 そして目の前に並ぶえげつなそうな玩具たちを見て少女は顔を赤らめていた)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアルテミィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にルルマリーさんが現れました。
ルルマリー > 「よぃ、っしょ… っ。 よぃ、しょ………ッ…。」

貧民街の路地裏を、せっせと口を縛った麻袋を運ぶ桃色ツインテールの少女の姿がある。
両腕で、一歩一歩。袋を地面に引き摺り過ぎて破かないように…。
時折膨れた中身がたぷりとぷりと不安定に揺れる。そして、少女のお胸もたぷんとぷん揺れた。
さておき、袋の中に詰められているのは液体か───否。

「こんな、…っ、いっぱい……ッ…貰えるん、なら…っ、誰か他に、手伝って貰うん、だった…っ…。
 だって、…袋が…っ…やぶけて、…スライムが…ッ…こぼれたらっ、たいへん、だもの……ッ…」

そう。袋の中身は…いっぱいに詰まったスライムだ。
パンスライム。焼くとパン状に香ばしく膨れて食糧になる…低級生物。
ぼそぼそして風味も栄養価も小麦に劣るが、麦より格段に安いジェネリックパン。貧民の味方である。
時折、増殖し過ぎたスライムをこうやって、救貧院に譲ってくれる店があるのだ。

「ふぅ…っ、 はぁ…… っ」

それにしても、重い。そして袋が破れたら大惨事。この扱いにくさも安価である理由であり。

ルルマリー > たっぷりと時間をかけて、
少女は荷を無事に救貧院へと運び入れたのだった──。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からルルマリーさんが去りました。