【イベント『王都から騎士団・冒険者等への緊急要請 「血の旅団」討伐依頼』開催中】
現在、王城の地下では「血の旅団」が占拠する城塞都市アスピダ攻略のため、大出力の魔導機械の改造や開発が研究されている。
また、魔導機械開発のための魔力を補うために、秘密裏にミレー族を王城地下に集めての魔力の吸収が行われている。魔力の吸収のためには性的な絶頂をさせるのが効率的であるとされ、そのために魔導機械に拘束されているミレー族の姿も見える。
王都マグメールの“王城”
その名の通り、王族が住む城であり、増築を繰り返しているためかなりの巨大さを誇る。
城内には王族のための謁見室や私室、浴場などが完備されている。
城外やその周辺には王族のための邸宅が庭園、様々な施設が存在する。
最も安全に思われがちだが、実際には王城内で、王位継承権をめぐる様々な争いや陰謀が起きている。
王位を狙う王族はもちろん、王位を狙っていない王族であっても、政争に巻き込まれることはあるだろう。
か弱い姫を狙って、毒牙にかけるような大臣や役人も最早珍しくはない。
罠にはめられて奴隷に落とされる王族とて存在している。
城の中とて、安全ではないのである。
地下牢や調教室など、歴代の王族の悪趣味な私設もここには存在している。
※王城やその周辺として様々なシチュエーションや施設を考えてお入りください。
王城ですが、理由さえあればどのような身分の者でも入ることができることとします。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:08:40 更新
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からイザベラさんが去りました。
■イザベラ >
思い通りになる「商品」…見目麗しい王子や、王女
関係値を築き足場となる「顧客」…醜い性欲に支配された王族や貴族
そのどちらもある程度の確保は終わっている
あとは己を覆い隠すベールとなる「保険」が担保できれば良い
───もちろん、新たな「候補」達を探すことにも女は余念がない
大階段の手摺に手をかけ、階下にその邪悪な視線を向ければ…そこにはうら若い騎士の青年と、まだ少女と言ってもよい時分の姫の姿
身分の差が隔てる禁断の恋…夜の近づいたこの時間に、ひっそりとこうやって会っているのだろう
……「秘密」を持った者は御しやすい。……あの姫は、どこの家の者だったか
新しい獲物を見つけた女は眼を弓形に歪め、一旦はその場を音もなく立ち去り回廊へと戻る
慌てる必要はない、ああいったものを"覚えておく"だけで、後々自分の役に立つものだ
■イザベラ >
「…美しくて、若くて、処女が良い…だなんて」
「まったく、金と家柄しか取柄のない男の言いそうな言葉だわ」
つまらないものを吐き捨てる様に口にしながらも、
これで己の懐に転がり込む財と立場に北叟笑む
こうやって物わかりの良い世間知らずな、見目だけは良いような姫を、
性欲が服を着て歩いているようなこの国の癌へと提供する
勿論秘密厳守…それでも顧客は、この城の中だけでもわんさといる──引く手数多だ
「あの子はどうせ嵌め潰されるだろうし…次の次、あたりは目をつけておかなきゃいけないわね」
独り言ち、薄く細められる紅玉の瞳は私利私欲の色に満ちている
■イザベラ >
「…それじゃ、たっぷり可愛がってもらいなさい?」
王城の貴賓室の一つ…その厳かなドアに靭やかな指をかけた女が囀る様にそう言葉を手向ける
向けた先は…豪華な寝台に落ち着かない様子に腰掛ける、年端もゆかぬ美しき王女、そして…
その王女に下卑た笑みを浮かべながら躙り寄る、身なりの良い超えた男
『……待って、イザベラ!私やっぱり───』
縋るような、助けを求めるような声を気にも留めず、無常に貴賓室のドアは閉じられ、更に…外側からガチャリと施錠が為されてしまう
「王位の継承権ももたない妾の子なんて、お国の役に立てるのはこれくらいでしょう?」
空間を遮られた向こう側に聞こえるわけもない、笑みを噛み殺す様な小さな声色
それだけを残し、女は貴賓室の前から歩き去る
豪華な絨毯を高いヒールで練り歩く黒衣の女はこの王城の宮廷魔術士…筆頭侍女でもあり、多くの王女や王子と関わりを持っていた
無論腐敗したこの国の闇を知らぬ筈もなく、それどころか迎合するかの様に、己の私欲のために犠牲を積み上げる──悪人である
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にイザベラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城 庭園【イベント開催中】」からアークさんが去りました。
■アーク > 秋口の庭園。
緑から黄に色づいた下草や、黄や赤、針葉樹の濃い緑、秋の花や濃い色のベリーで彩られた昼下がりの庭園。
風は肌寒いが太陽は穏やかに少年の体を包み込みぽかぽかと温めてくれている。
少しもこっとした柔らかくふかふかな生地で作った服を身にまとい、芝の上に直に腰を下ろし、組んだ膝の上に置いた画板の上に広げた紙にみたままの情景を移すかのように手袋の布越しに掴んだ黒炭を滑らせていく。
目に焼き付けた光景を再現するかのように手を動かし、頭の中に描いた秋の情景への理解を深めようとしていく。
しゃっしゃっと響く音、少年は上機嫌に鼻歌を歌っている。
それは遠い異国の童謡か、歌や音楽が大好きな妖精の歌か。
心なしかテンポは速く、楽しくなってくるような鼻歌が風に乗り広がっていく。
ご案内:「王都マグメール 王城 庭園【イベント開催中】」にアークさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」から楓花さんが去りました。
■楓花 > 理不尽へと至る道程は、常に開いている。
貴女が望めば――
貴女が望まなくとも――
(いずれ。来てくれるのを、待っていますね…♪)
ここで、いや、どこであろうと、自らと満たしあえる――
そんな、貴女へと至る様に想う。
■楓花 > 夜。
まるで絵本の中から飛び出してきたような風景。
さりとて異常なほどに周囲の風景に馴染んでいる、空間。
入り口には、琥珀色に輝く楓の葉が風に舞い、香ばしい秋の香りが漂っていた。
妙な程に豪華な料理店が、一つ。
(やっぱり――こういうごっこ遊びもクセになっちゃいますね♪)
楓花は季節の恵みをその場で瞬時に現実に変えた。
栗のリゾットは、落ちてきたばかりと紛うほどの新鮮な実を使用し、
クリーミーなチーズとともに絶妙なバランスで炊き上げられていた。
その見事な一皿は、まるで秋の森そのものを口に運んでいるかのような錯覚を覚えさせるだろうし…。
魚の塩焼きには、まるで時間が逆戻りしたかのように、川から飛び跳ねてきたばかりの鮮魚を使い、外はカリッと、中はふっくらと焼き上げられていた。
塩の粒は、まるで宝石のように輝き、その風味は絶品――。
とはいえ、これはちょっとしたごっこ遊び。
「いらっしゃいませ。…………こちら、今日のおすすめですよ。」
そう言って、暗がりに隠れてまだ見えぬ貴女に、
にこやかに異様な程澄み渡った紅い眼差しで人懐っこく微笑んで、
優し気にお料理でも勧めるだろう。
さて。
貴女はどうしてここにいるのか、って?
理由など、どうだっていい。
兎に角、貴女はこの店に足を踏み入れる。
単純に気になってきたのかもしれないし、
気付けばこの理不尽女に勝手に転移させられて叩き込まれていたのかもしれない、
全然関係ないところを歩いていた筈なのにここに来ることだってある。
何でも有り得る。
この理不尽女が好くお相手なら、ここに如何なる理由でも出てこれるし、
嫌というほどに歓待を受けられる。
そういう風になっている。
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」に楓花さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からオウルさんが去りました。
■オウル > ――…先日【ギルド】よりのお達しで大人しくしていろ、という指示が一晩にて引っ繰り返された。
ギルドマスターの気まぐれは何時もの事であるが、今回はボタンの掛け違い程度の僅かであるが、その気まぐれに『違和感』を覚えた。
そこを探って好奇心はウサギを殺すなんてことになりたくないので、黙って指示に指示に従い少年は今宵王城に【配達】に来たのだった。
荷物の受け渡しは直ぐに終わる。
大きな背負い鞄をとある人物に渡すだけ。
ハイと渡して、報酬を予定より多めに渡して終わり。
――…たぶん口止め料も含まれているのだろうな。
ちなみに渡したのは『対亜人』用の飴玉にミレー族に特化した『蜜』、それを通常よりも多く、まるで個人ではなく……と、考えたところで寒気がしたので考えるのを止めた。
回れ右、して帰ろうと思ったところで先ほど取引した男が、食事ぐらいしていけばどうだ?と王城に幾つかあるパーティー会場のひとつに案内されて【ギルド】に良しなに、と告げられて――…ボッチにいたる。
『飴玉』配りに『蜜』配り。
ここで軽く小遣いでも稼いでもいいゾって話なのか、本当に飲み食いして帰れなのか、バカのふりして意図に気が付かぬ顔をしたほうがいいか、頭がいてぇ……。
ひとまず。
近くにある自分の稼ぎじゃ買えそうもない銀の更にのったビーフジャーキーを指先で摘まむと口に咥えて、適当なソファーに腰を掛けることにした。
しばらくは考えことをしているが、途中でそれを放棄する。
考えたところで自分程度の人間にはどうすることもできまいと。
誰かに協力するには善性がなく、汚すには悪性もない。
中途半端な人間は流れされていくのがちょうどいいのだ。
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」にオウルさんが現れました。