2025/05/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にプシュケさんが現れました。
■プシュケ > 王城のとあるサロン。だいたいは王族の誰かが何らかのイベント等を行っていることが多い。
今日は、プシュケが主催する……という事になっている……芸術品、工芸品のオークション。
実際には、母が出資し、きょうだいが仕切っているのだが、芸術、工芸品において、プシュケの名前が使われるかどうかで集客も売り上げも大きく変化するため、結局はこうして参加する羽目になるのだ。
オークションステージ上では、きょうだいが雇った信頼できるオークションマスターに任せているし、プシュケ自身はステージと真逆の壁際にある貴賓席でこのイベントを「見て」いるだけなのだ。
もちろん、運び込まれた品物に異変があれば、ベルを鳴らして止めることになっているが、そんなことなどそうそう起きるはずもない。
「……別に私が出なくても問題ないでしょうに。兄さまったら。」
周囲の使用人以外には誰にも聞こえないような声で口の中呟いて、ふぁ……とでるあくびを扇で隠す。
既に来客との挨拶は終わっているからこそ尚更暇なのだが、遅れてやってくる客が挨拶に来たりすることもあるかもしれない。
■プシュケ > 買い手としては、貴族、商人、好事家の金持ち。魔法の物品が出ることもあるので冒険者が入ることもある。
きょうだいの仕切りにより、王城内のオークションながら、身分にかかわらずオープンに開けている場でもある。
やることが無くて、ヒマをしている時は、プシュケのもう一つの趣味でもある人間観察を始める。
貴族たちだけでは、妹が飽きてかんしゃくを起こしかねないことを知っているのだろう。
あまり見ない平民等も入ってくるとなれば、それらを観察することで上手に時間を潰すことも知られているのは、家族仲が良いからだともいえる。
また、購入者が希望すれば、プシュケ自身と話をすることが出来るというようなものもある。
それらを含めると、一般的なオークションとは一線を画すのかもしれない。
■プシュケ > その後、オークションは恙なく開催修了したのだった。
プシュケもそれなりに楽しく一日を過ごしたことだろう。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からプシュケさんが去りました。