2025/04/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 とある訓練場」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >  
 訓練場 其処は走り込みや型の反復
 練りを行うような重量上げ 狙いを定める弓の的当て
 色々ある中で、ふと思いついたようなメイラの行動から始まった。

 魔族ならいい 焼けこげるような魔術ならいい
 殴られても、焼かれても、一度浴びたくらいではまだ動ける
 その胴体に 首に 何度も何度も重ねた業を孕むような剣でならきっと きっと殺せると。
 “彼の御方”(陛下)に捧げる勝利と首と成果と存在意義は、何度も何度も重ねても尽きない。

 今最も我慢ならないものは、堅牢な奥深くに存在するであろうクシフォス・ガウルス(亡霊)
 そして何度打ち込みを続けても、強者殺しとされる、一歩先へ踏み込み続けようとする相対者を仕留める魔導機械。

 エイコーンのような相手に訓練をするにはどうすればよいか。
 スクラップと化した魔導機械へ何度も打ち込んでも、この身は斬れる極地までは到達できない。
 かといっていずれ破損するまでの耐久限界までは遠く、関節部位を狙って強引にちぎれるようにするばかり。
 転がしたり奥深くに埋めたりするほうがよほど利口だ。

 何度も痛みと痺れを得ていつまでも剣を握っていなければいつまでも勝てない相手を目の前に
 メイラは上等な魔術師を数人連れてきた。
 強引だ 貴重な逸材達を、頭を下げたのか無理やりなのか。


   「いっそ両手と柄を縛り上げれば、いつまでも戦えるのかも、と子供みたいに思えてしまう。」


 赤を滴らせる装甲越しに両手と、赤が滲む柄
 限界による皮膚が裂けて血がにじんでいるのか その重量を持ち上げる両手はダメージを追っていた。
 目の前にいるのは、汗を滲ませる上等な魔術師様が両手を突き出して織りなす、黒い黒い影の“わたくし自身”。

  
  

ご案内:「王都マグメール 王城 とある訓練場」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。