2024/09/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にヤーガ・バーバさんが現れました。
ヤーガ・バーバ >  
 悪意味で清濁合わさる王城内
 偉ぶる貴族 正義が行えない騎士
 真面目な者ほど荒れ、適当に生きている者ほど職を辞めずに済んでいる部分もある。

 厳しさと現実が逆に残れる人材を腐らせるものもある中でも機能しているのは
 それで生きることが上手な貴族や王族がまだ残っているせいだろうか。
 そうでなければ革命も転覆も、きっとあっという間のことだっただろう。

 ―――常若で通るヤーガ・バーバ(山姥)もまた、そんな王城をある意味で維持できている一人だった。
 忠義を向ける陛下がいないとしても、空の玉座に捧げる意思は変わらない。
 王族誘拐 拉致売買 脅迫にと、意外と好き勝手されるこの場所も、ヤーガが年の功で知己も多く
 こうして遊びに入るように城の中にいるだけでいい。
 誰も彼も陛下以外、平等に扱うのは変わらずだ。
 下手なことをするならばきっと、外部者の喉に貫き手を与える
 口を強力な握力で閉じ込めた上で、後頭部に器用に衝撃を与える
 この結果転がり落ちる二つの球体を皆どういう者か知っている。

 そういったこともあり、王城内のテラス
 のんびり外を眺めながら盃の中身を口にして涼風となった今時の夜風に振れ、長い黒髪がゆらりゆらりと揺れている。
 
 
   「好いお月さんどすなぁ なんや魅入られそうやぁ。」


 耳裏に長い髪を掛け直し、酒を一口。
 月見が最近好くなってきたと、少し機嫌良さげ。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からヤーガ・バーバさんが去りました。