2024/04/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城内訓練場」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >  
 アスピダやタナール
 幾度も足を運び幾度も帰還するメイラ。
 現在は、王都内にて入れ替わりで休息となっている。
 最も、執務や補給物資の相談に訓練など、他の兵と違い食事と酒 女と賭博
 戦場を離せ俗世にどっぷりと浸かり直して疲れを取るということ。
 メイラはそれらよりも、日々心が乾くばかりだった。
 ―――訓練場にいるのも、両手と両足を動かしていなければ気が済まなくなっているのか。
 木材と藁と鎧に包まれた木偶人形に対し、今は黒のいつもの一張羅を身に纏い、腰に二刀を下げた姿。
 片手持ちにしている大ぶりな(クロスボウ)で標準を定め、射撃に勤しんでいる。


   「エイコーン相手では無意味でも、周りの有象無象には使い勝手が好いものですわね。
    イーヴィアなら、何かいい策でも思いつくかも?」


 硬い引鉄と反動 それを腕力で抑え込みながら、放たれるのは二射という間髪入れた連撃。
 クロスボウの弓の部位が上下に重なったようにされた二射式の弩。
 一般兵では現実的ではない足で掛け、力いっぱい引いて弦を張るそれ。
 それを両腕の力で引き絞り、ギチィッと再び張り直して矢を番える姿。
 力が必要なだけに、鉄弓のほうが伸びると言えど便利ではある。


   「―――。」


 無表情 薄く開いたギザ歯からは鋭い呼気が零れながら、頭蓋と胸の中心、ではなく肋の隙間を狙う片側胸中央。
 当たる音と貫く音 鎧を貫通させる鏃の音と共に、射撃の感覚を養う。
 傍には愛用している大剣もあり、素振りも兼ねているだろう。  

ご案内:「王都マグメール 王城内訓練場」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。