2023/08/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にヤーガさんが現れました。
■ヤーガ >
「偶には、友達と長々と話してみるものどすなぁ
王城の中もこないなザマ あの御人に申し訳あらへんと、そう思わんのか。
―――うちは不思議でならんわぁ。」
王城の深夜
城の中は静けさで満ちている。
夜通し見張る為の兵や、詰めている者もいるだろう。
その中を堂々 気配消しもせずに先ほどまでいたのは妙齢な妖婆だ。
王族貴族 この魔女の手に掛かれば弱みの一つ 友好の一つ 重ね続けている。
髭と髪を切りそろえたさっぱりとした、まだ筋肉のついている老貴族といい気分で呑んでいた。
アスピダの一件も含めこの土地の、落ち着きのなさ
胃も弱まる一方で、脂っこいものが胃を受け付けず、酒ばかりが増える。
そんな友人に手ずから酌をし、慰め半分に美味い酒を飲んでいる空気
目の前に、ダンタリオがいる。
それだけで毒味や護衛の心配の無さがない。
いつもより肴にもパクついていた老貴族が先に眠ったのを、ベッドで休ませ終えてから
一人王城の中、コツコツと複雑なこの場所を勝手知るように歩いていた出来事が、上である。
一見 騎士に見える装いでも、隠しきれないドブの匂い
確かに王都で務めていたのだろう騎士でも、アスピダに寝返った騎士がコソコソと活躍する城も
また常といえるのが今だろう。
目の前で、細身な両刃のダートナイフをペン廻しの要領でくるりくるり
煽情的なアシンメトリードレスの手元だけが剣呑にしている。
手元の手紙を開いて読めば、“愛くるしい文通”がたっぷりと。
溜息一つ 目の前で壁を背に倒れている身を、なんとも悲し気に見ている。
「あほみたいに信じて死ぬより、腐る前に離れてまう選び方
―――うちにはできひんわ。」
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からヤーガさんが去りました。