2025/05/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 ブティック」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ >
午後ではなく夜
夜の帳が下りるのが少し遅いくらいの時期
服飾関係を商う店内 様々な既製品が並ぶ中でコルセットや胴体バンドを身に着けたメイラ
ネクタイが押さえつけられてしまっているものの、機能美を考えればらしくもあるか。
ベストを脱ぎ少し身軽になった代わりの、体を囲むバンドは豊満な体を持つものほど欲しがるものだ。
グッ グッ と腕回りの動作を確認しながらも、二度三度重たい棒を握っているイメージで
交差させる軌道で片手振りによる袈裟 袈裟 横薙ぎ と振るえば問題無しととるか。
今回の長袖衣装もまた、同じく黒い衣による構成。
鏡を見ながら長い黒髪もヘアバンドも、そしてこの赤い摺りガラスのような瞳もギザ歯も変わらない
微々たる変化ながら、体の中に新鮮な感覚は流れるだろう。
「アスピダとタナールも、そろそろまた時期ですわね。」
ここのところ、王都に滞在しっぱなしだ。
両手は敵を求めて飢えているし乾いている。
なにより、あの御方への貢献度が薄い。
次はまたタナールだろうか? アスピダは奥深くの最も何とかしなければいけない相手は隠れ
いまだ表面層すら攻略できていない。
ギチリと黒鉄を覆う拳を握ると共に、デザイナーやスタッフに具合を聞かれれば笑みを浮かべる。
トラばさみのような精巧なギザギザが動く口元は軽い。
「ええ、気に入りましたわ。」
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 ブティック」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。