2024/07/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >  稽古場とは違う富裕地区にある【鍛練施設】
 不出来不真面目、肥え豚の子はやはり肥え豚
 純度が違う王城の空間に時折嫌気が差すように、メイラを含めて血が香りそうな肉体を持つ者
 それらが体をふと寄せる場所の一つか。

 長すぎる黒髪は一条の三つ編みにし、付け根と尾先の結び目をグルリと持ち上げて合わせる
 まるで蠍尾のようになる髪型。
 上下にはスポーティなブラ型とスパッツ型のみの簡素なもの
 両腕の刺青や首下から広がる癒えず記憶として残る複数の傷跡。
 両足には室内用か、普段のブーツとは違う地下足袋型の靴を纏い、完全に運動型に拵えている。

 その姿で、施設野外の外壁と塀を用いた周回区域での走り込みを行うこともあれば
 室内で分厚い鉄や石の輪を取りつけてから持ち上げるバーベル型 とは違う
 バーベル自体を先端に複数取り付け、黙々と素振りをする姿。

 肉厚な鉄塊とそれを支える柄。
 柄が折れれば、その鉄塊が複数吹き飛んでしまうだろう。
 だが、そんな粗悪品ではないことを皆知っているのか、空気を叩きつける扇ぐような音
 それが何度も何度もしながらこの季節 温度湿度で汗を流し、両腕も腹部も筋肉が起き上がる詰まった体となって
 メイラの体を血液が駆け巡っているのかのように、そのリズムは一定。


   「――――ふ、ぅぅぅぅぅぅぅっ…、…!!」


 型に合わせた決まった方向性のみへの反復。
 例え目がつぶれても目の前の急所や鎧の各部繋ぎ目に剣筋を叩きこまんとするかのよう。  
 

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。