2024/06/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にレイアルさんが現れました。
レイアル > [お約束待ち]
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にメルリンディアさんが現れました。
メルリンディア > パーティでの護衛という罠に引っ掛かり、子豚みたいな貴族の四男の目に止まったのは先程の事。
くだけた感じに会話してくれる彼に気を許しながらも、魔道具の手ほどきを求められて今に至る。
こっそり抜け出してるとこちらの情報に合わせて、堅苦しいことを嫌う性分と振る舞われると、やはり似た者同士という感覚を覚えて笑みも自然なものとなっていた。
彼の真似をするように人差し指を唇に当てて、ウィンクをしたりと警戒の様子がないのは誰が見てもわかるだろう。
こっちですと廊下を先導されると、きょろきょろと内装を見渡したりするのは、やはり子爵の家とは作りが違うというところか。
豪華だなぁなんて思いながらも、重ねられた注意の言葉にはもちろんと改めて頷いていった。
そうして奥まった部屋へとたどり着くと、閉じられた扉と共に、すべての音が外に置き去りにされていく。
遮音と防音が掛かった室内に不思議そうにドアへと振り返るも、改めて室内を見渡すと魔具を扱うにしては変な部屋。
大きなベッドが見えると、思わず首を傾げたくもなる。

「ここは……寝室? 魔具がおいて……っ!?」

そして視線が周囲へと向けられると、棚には魔具はたしかにあった。
けれど、大体は自分が扱わないような性的なものや形状ばかりであり、思わず目を瞠る。
そして、なにかおかしいと思った瞬間、桃色の霧が吹きかけられてしまう。
唐突に訪れる脱力感に、目を白黒させながらも片膝を付くところで踏みとどまる。
片手で口元を覆いつつも、彼へ鈍った眼光を向けつつも、スカートの下に隠れた太腿のホルダーから愛用の鞭を引き抜くも、倒れないのが精一杯だ。

「これ……絶対に、罠だよね……っ、近づかない、で。近づいたら……これで、倒しちゃうん、だから……っ」

鞭を掴んだ手を少し前へ突き出し、警戒と共に眉根の合間にシワを寄せる。
呼吸が緩慢に大きくなり、どうにか酸素を巡らせながら肩で息を繰り返していた。
無力化されてないと虚勢のアピールをしつつ、ぐぐっと沈んだ片膝に力を込めて立ち上がろうとしながら、抗わんとする。

レイアル > 彼の言葉は8割が嘘で2割が真実である…
パーティを時折抜け出しているのは本当であるが魔道具の手ほどきなど真っ赤な嘘
彼の部屋に並ぶのは女を性的に蕩けさせ、声を上げさせるための道具ばかり
もちろん作り方など勉強していない。注意することと使用方法さえわかれば十分であるから
そんな嘘で純朴な少女を部屋に誘い込み、罠にかければ…振り返って、語気を荒げる少女に笑みを返す

「あ、しまったぁ…。違うんですよー…僕、魔道具はこういうものがだーいすきなんです
マンネリした夫婦や、娼婦や男娼の方々を楽にしてさしあげたくって…その一つが暴発しちゃったみたいですね。ごめんなさい…?」

抵抗を見せる少女に少し驚いてはいるものの、いけしゃあしゃあと宣う
ここは少女にとって孤立無援の地である
逆に下衆な少年にとっては、味方しかいない
その安心感で、鞭を構える少女に更に下衆な言葉を投げかけていく

「でも、おかしいなあ…。下手な僕にしては上手にできたのに誤作動するなんて…
もしかして、入った時にどこか触られたから壊れちゃったのかなあ…
罠だなんて言われて、ぐす…、僕のせいにするなんて、メルリンディア様、酷い人ですねー」

ウソ泣きをしながら…これはお家にも抗議したくなっちゃうな、などと呟き
内装は明らかに『そういった』目的のための部屋ではある
少女目線から見れば明らかに罠だが、少なくともこの会場に居る者たちはそれを支持はしてくれないだろう

「セルヴァイン家の皆さんも困っちゃうかもしれませんねー
娘さんに、僕の丹精込めた魔道具が壊されたって広められたら…子爵と侯爵じゃあ発言力にもとーっても差がありますし…
こんなにいい人のお家、大変なことにしたくないなぁ…。でも壊されちゃったしぃ…

あ、そうだ!メルリンディア様が僕の実験に付き合ってくださったら、この事は不問にしますよ?いかがですか…?」

下衆とはいえ、本人は子供である
万が一、本気で鞭を振るわれれば抵抗する手段はごく少ない
だからこそ、思考が回りにくいであろう少女に…少し離れたところから醜悪な豚が、少女に取引を持ち掛けよう

メルリンディア > 掛かる前の魔法や魔法薬の類なら鞭の力で振り払えたものの、体に侵入されてしまってはどうにもならない。
治癒魔法も使えるので、それで薬の成分を打ち消すことも考えるものの、彼が安々とそれを許すとは思えなかった。
まずは身を守らないとと、直感の行動で牽制と防御を選ぶものの、帰ってきたのは白々しい嘘。
ぎりっと奥歯を噛み締めながらも、エメラルドの瞳が彼を貫かん勢いで迫力なく睨んでいた。

「しまったって、やっぱり……!! その一つが暴発って……こんな、痺れ薬みたいなのが、そういうの……なわけ、ないっ」

敵陣ど真ん中に孤立していることは、冷静だったり、薬の作用がなければ気づいたかもしれない。
けれど弱らされ、焦りのある心ではそこに気づく余裕もなかった。
しかしながら、向こうから攻撃の様子がないなら、今のうちに逃げてしまおうと後手にドアノブへ触れようと試みるが、その手が止まったのはさらに重なる言葉。

「……この、機構だったら……こんな簡単に壊れない、よ。魔法薬の精製とか、緻密な大型魔術を……発生させる、コアの部分……とかじゃ、なきゃ。酷いって……っ、こ、こんな部屋、連れてきたそっちだって酷い、よっ」

嘘泣きの言葉に不安を煽られるものの、機械をダシにしたのは良くなかった。
まだまだ未熟とはいえ、壊れやすい魔具と壊れにくい魔具ぐらいわかる知識はあるのだから。
自分が受けた動作は単純な霧を浴びせられるだけのもの、これがもし何重にも重なった拘束やデバフの魔法が発動するものだったなら、何かの衝撃で壊れたりも考えられる。
だから、嘘だと断じるものの重なる言葉に瞳を見開いていく。

「ぇ、な、なんで家のお話になってるの……!? ち、違うよっ、だって……この仕組みだったら、そんな、簡単に壊れたりなんて」

これは自分と彼の間の話、それがいきなり家同士の問題と話が膨れ上がると目が丸くなった。
ぶんぶんと頭を振って言葉を否定しようとするも、更に不安を煽る家のパワーバランスが語られれば、瞳孔が窄まって小さく震えていく。
自分のことよりも、自分の失敗がとうとう父や母へ危害を及ぼそうとしている。
その申し訳無さや、失われる研究の未来が恐ろしくて、息が不規則にガタついてしまう。
良い人の家と本当に思うならそんなことだって言わない、これが脅しなのだというのは謀略に疎い自身でもよく分かる。
悔しげに俯くも、重なる提案はそれを飲むか、飲まないなら家の問題としてことを大きくするということ。

「……っ」

それならいっそ、彼を一撃で葬ってしまえば……なんて、物騒な思いが込み上がる。
それに突き動かされて、鞭を握りこむ音が皮膚を巻き込むような捻じる音色に変われば、闘いの場には居ることの少なそうな彼には、耳慣れぬノイズとして聞こえるだろうか。
けれど、結局はその衝動よりも、父と母へ迷惑をかけたくないという思いが勝った。
鞭を太腿のホルダーへと収めていくのが、その答えとして彼に示される。

「……嘘、だったら……絶対、ゆるさないから」

俯いたまま、絞り出した承諾。
胸の奥がズキズキと痛み、締め付けられる苦悶の思いに鼻の奥が痺れる。
泣いてしまいたい気持ちを必死に押し殺して、なけなしの強がりで彼の取引に応じてしまう。

レイアル > 少女の言うことは明らかに正しい
この程度の機構が多少ぶつかった程度で壊れるはずもないし、実際壊れてもいない
少女が扉を潜り抜けた際にこっそりと少年が起動したからこそ動いたのだ

これが街の喧嘩や、学術的な場での話であるなら…
個人間で殴り合うなり知識で争うなりすれば、それもまた解決しただろう
遺恨は双方に残るかもしれないがそれまでだ
けれど、貴族同士となってくるとこの腐敗した国では特に力関係は顕著に現れてしまう

少年が泣きながら周囲へ訴えればどうなるかは想像に難くなく
また、パーティ会場での会話から家族仲が良いことを察したからこその脅しだった

使えることは何でも使って相手を陥れ、自分の欲望を果たせと
この国の貴族らしく教育された悪童の手口である

「……?、………交渉成立、ですね!
安心してください。メルリンディア様が僕の実験に付き合ってくれるなら僕も約束を守りますから
あ、そのこわーい武器は…入れものごと床に置いてくれますか?」

一瞬、ノイズと共に寒気が走ったが殺意を察せられる技能も少年にはない
結果、少女が要求を飲んだことに下卑た笑いを浮かべて武装解除を要求し、更には…

「後、他にもこわいもの、持ってるかもしれませんしぃ…実験の邪魔にもなりますから…
メルリンディア様、服をぬぎぬぎしちゃいましょうか。
僕も手伝うので、どうやって脱がすか教えてくださいね」

力の入らない少女に対して、武装解除どころかその衣服まではぎ取ると宣言し
ホルダーを置くのを見てから、その衣服へ手を伸ばそう

「抵抗、してもいいですけど…。その時は『約束破り』になることをお忘れなく…♪」

ついでにそう囁いて、少女の抵抗心を削ごうとする下衆少年
身体と同じく醜く太った手が、少女の衣服を…下着姿まで脱がそうとしていくだろう

メルリンディア > 自分一人だけの咎になるのなら、きっと彼に一撃叩き込んで逃げていたことだろう。
けれど、目論見通り、家族思いな気持ちはそうした大胆な手段への枷になっていった。
そうでなくても両親には無茶なお願いを飲んでもらって、冒険者として外に出ているのだから……。
更に迷惑をかけるなんて出来ないと、会話の中に見抜かれた弱みに付け込まれて雁字搦めになっていく。

「……絶対だよ、絶対。嘘だったら……赦さないから」

逃げ出したい気持ちや、恐怖を抑え込むように繰り返す言葉。
もし破ったなら……もう遠慮しなくていいと自分に言い聞かせて、檻の中に収まる。
武装解除を求められれば、小さく頷きつつ、太腿のホルダーへと手を伸ばした。
白いオフショルダードレスのスカート部分が捲れ上がり、太腿から臀部に掛けてのラインがゆっくりと晒される。
太腿にベルト留めされた茶色のシースを緩めて外すと、鞭を収めたままのそれを床においていく。
これでいい? というように、先程までの表情変化が失われたかのような冷たい翡翠色がそちらを見つめ、緩慢に首を傾けた。
けれど、重なる言葉に流石に動揺は隠せない。
はくはくと唇が蠢いて、すぼまった瞳孔が点となって、次第に頬に赤みが戻ってくる。
再び視線をそらすようにうつむくものの、近づく彼の手に抗う様子は見せなかった。

「っ……、背中のホックを外して、後はジッパーを下ろせば……」

端的な説明、脅しの言葉に瞳が濡れていくのがわかる。
見られたくなくてぎゅっと閉ざしたままであり、必死にまぶたを閉じ続けるのは、涙の粒を外へ逃さないため。
彼の太い指が背中に触れるなら、魚の小骨のように小さなホックがあり、それの下には噛み合った歯が細かく連なる玩具のような脆さを感じるジッパーが布地に埋め込むように隠れている。
ホックがはずれれば、胸元が少しだけ寛ぐものの、零れ落ちるような大きな揺れはない。
そして、そこを下ろせばするりと白地のヴェールが滑り落ちていき、足元にくしゃりとまるまる塊となるだろう。
晒される身体は華奢なもので、すらりと伸びた四肢は細く、それでいてわずかに筋張った硬さも併せ持つ。
淡く肋骨の浮く胸元回りは、手の平サイズの白いブラに包まれており、縁を黒レースが飾る可愛らしいもの。
腹部にかけてのくびれもはっきりしており、その分腸骨が浮き出る腰へ掛けた広がりも大きく見えるかもしれない。
実際、臀部は年相応かそれ以上に育っており、バレエをモチーフにした体捌きと鞭での戦いで下半身は特に筋肉が厚い。
その上に乗った脂肪が人並みなのもあって、キレイな丸みを帯びた尻に白地に黒レースのショーツが張り付くように大事な部分を包む。
白いストッキング状のハイサイソックスも相成って、全体が白っぽい下着姿となろうか。
その姿になると、流石に恥ずかしさに耳まで赤くなり、俯いたまま両手は胸元を抱くようにして隠そうとする。