2024/02/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 クラブ」にヤーガ・ダンタリオさんが現れました。
ヤーガ・ダンタリオ >  
 寒く冷える空 白く丸い月
 凍てつく空気を吐き出す吐息。
 外套は黒い虎の毛皮を纏い、馬車で訪れた出で立ち。
 クラブ 社交性のある男性紳士が集うような場所と似通った趣のある場所。

 高級娼婦や若者が訪れやすいイメージのクラブとは違い
 此処では葉巻と蒸留酒を片手に商人の息子や家督を継いだ若い貴族など、将来性のある者が多い。
 中には騎士も含まれるかもしれない中、女性も交じっている。

 ヤーガは毛皮を脱ぎ、いつもの細やかな装飾やアシンメトリードレス姿で赤いラムを片手にいる。
 交流というものは薄い。 若者に積極的に今更関わるつもりもないように知己らしいバーテンと会話をしながら
 時折訪れる、老紳士らが久しぶりの出会いに対し、ヤーガも応えるようにアシンメトリードレスの片側
 その一部を持ち上げて妖艶に笑みを浮かべて交わすのみ。


   「なんや、久しい貌に出会えるもんどすなぁ。
    うちもふらりと寄っただけやのに。」


 見た目は違えど歴は変わらず。
 再会の喜び程度には交わりながらも唇と舌を濡らす赤いラムを少しずつ減らすだけの時間。
 ヤーガのような隠居した身にとっては、その程度でもう満足感を出しているらしい。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 クラブ」からヤーガ・ダンタリオさんが去りました。