2024/12/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にヨハンナさんが現れました。
■ヨハンナ > 夜遅くの富裕地区を、女貴族が一人歩く。
夜の女の一人歩きとなれば普通は避けるものであるが、彼女は見るからに騎士であり、腰に剣を下げていた。
治安の良い富裕地区でなくとも襲い掛かるような者はいないだろう。
「夜も遅くなってしまいましたね…」
魔導灯の明かりにより歩くのには支障ないが、懐中時計が示す時間はもうすぐ深夜。
女騎士団長、ヨハンナはため息をつきながら歩く。
地方の貴族である彼女だが、王都には何かと様々な用事で訪れなければならない。
今回は新年に向けた儀礼式典の為の話し合い。
様々な王国の騎士団や軍事組織が一堂に会する盛大なものだ。
「ようやく一区切りつきましたが…まだしばらくは王都を離れられませんね」
会議は踊りに踊り、ようやくまとまった頃には年末が訪れていた。
恐らくはこのまま本番にも参加することになるだろう。
ヨハンナはしばらく己の領地に帰れそうになく、王都の別邸で暮らすことになりそうだった。