2024/01/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にトリステラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >  
 冬のマグメール
 戦闘領域から再び離れ、王都にて活動中の傍ら。
 王城での話し合いや鍛練以外
 余った時間を貴族らしからぬ馬車移動もせず肉を食む他、路地裏での斬り合いに発展することが多い当人。

 しかし、今は珍しく主武装を外し、無二の親友が作成した大脇差を腰に差すのみ。
 隣の人物との動きに合わせて剣身を置いてくる姿勢を見せるのは、非常に珍しい動きでもあるものの
 それはメイラにとって、大脇差と四肢五体でも間に合わせて見せる自負の表れかもしれない。


   「暖冬暖冬と言いながらも冷えますわね。
    雪が降り積もるほどでもないのが、玉に瑕ですが。」


 悪狼の毛皮コートを肩から羽織り、四肢の先には黒鉄を帯びたいつもの姿
 羽織るだけで済ませて居ながらも、まるで凍えた様子もなく肌には鳥肌すらない。
 隣り合う薄青髪の隣人に左手側を歩かせ、腕を取らせて歩く素振り。
 馬車内移動とは違い、富裕地区をのんびり見て回る姿が見て取れる。


   「こうして連れ歩くのも久方ぶりだと、何をしていいのかわかりませんわ。
    ステラ、貴女は何処か行きたい場所はお有り?」


 気を使う相手でもないせいか、明け透けにデート内容は白紙だと開く
 互いの長い髪が後ろ姿が重なれば映えるだろうか。
 傍らの往きたい場所を聞きながらも、富裕地区の目貫を歩いている。

トリステラ・ダンタリオ > 必要がなければ王都から離れない。
それどころか、人気のない室内から出歩くことが少ないのが実情の女である。
季節感に完全に置いていかれるということはない。
けれども、四季折々の季節の変化に触れている街の人々に比べれば幾分か疎いのは間違いなく。
暑さがませば、より遅くまで外で飲み歩く人々の喧騒や、寒くなればその喧騒が室内へと移る。
そんな季節感の街の変化に遭遇することも少ないのであった。

「降ったら降ったで…風情はあるだろうけど…。
度合いによっては物量が少し滞ったりもしそうだな」

隣り合う彼女に比べれば、手ぶらには見えるだろう。
一見武装らしき武装を目につくように携えていることもなく。
彼女に合わせるように軽くコートを羽織る様にしているが、同じようにさむがる様子もない。
富裕地区という治安が大分いいい場所だからともいえるのだが。
多少でも王都に詳しいものであれば、少々無防備そうに見えても迂闊にちょっかいをかけられるということはまずないのだった。
勿論それは、女よりも隣を歩く彼女の存在が大きい、といったところなのであるが。

「外をゆっくり出あるくこと自体、私は久しぶりだよ。
思ったより寒くもないし…何か食べ物でも食べ歩くのもいいんじゃないか?」

冷えるといっても確かに暖冬であり、降り積もる雪も街には伸びてこない。
遠くの山を見れば多少雪化粧は見えるものの、それだけであった。
そんな中少々国の天候の歴史に思考を巡らせてしまったり。
物流に思考を向けてしまうのは、仕事柄なのかもしれない。
少々口調と合わせてロマンにかけると言われても否定できない女だが。
腕を組み進む歩みは軽く。
尋ねられても特に、いく当てのないことを気にすることもなく。
思いつくままに、一つ目を伏せればポツリ。
そんな思いついたことを女はやがて零していくのであった。

一目を特に気にしていない。
だからこそ食べ歩くものは、甘味でもそれこそスパイシーな肉串などでも、食べるものについてはこだわりはないようだ。

メイラ・ダンタリオ >  
 出歩くのも久しぶり
 互いに戦場と歴史・資料管理しか知らない女のせいか
 室内 特に王城などで共に居ることは何度もあるものの、二人で出歩くのは中々なかった
 そのせいか、こうして腕に腕を絡ませて出歩くステラは特に欲を示さず
 歩きながら物を食むでも好いと言う。

 富裕地区では逆にそれを行わせる店というもの
 貴族らに勧める店などや流れも薄いせいか、メイラは鉄で包まれた指先
 顎に当てるように 悩むポーズを見せ。


   「なら甘味処にでも行きますわよ。
    デートでお肉をバカバカ食べるほど、わたしくも無粋でもありませんもの。」


 他人ならいざ知らず、身内の一人と要るせいか判断は甘め
 二人でのんびり出歩く傍ら、水浴び場の流れを組む東洋建築のお店の一つが興味ある
 そうメイラが示した先 店内へと入っていくのであった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
トリステラ・ダンタリオ > 世捨て人というには少し違う。
けれども、実際に言葉を発さぬ書物の文字列が基本的な相手であれば、世に疎いとまでいかずとも、年頃の女性らしさという意味では少々薄いというのは確かであった。
戦場を駆け抜ける彼女の方がまだ、世の中の外を見て歩いているともいえるものであれば、何かしらに特化し過ぎてるからこその噛み合う凸凹コンビともいえるかもしれないのはご愛敬か。

流行に敏感ではない。
けれども食べ物に大きく好き嫌いもお互いにない。
そうくれば、気が向く目についたものでいいというところはあったのだろう。
戦いで体を動かす彼女へと気を使った部分もきっとあるのも間違いなく。
考えるような様子へと視線を揺らめかせながらも、女も少し笑みを零してその様子を見守るのだった。

「ふふ…それはそれで旦那様らしくていいと思うぞ?
美味しいものなら甘くてもジューシーでも…だろうし」

そしてやがて選ばれる答えに女もまた笑み交じりに返すのだった。
美味しく楽しめればそれが一番。
そんな様子であればこそ、雰囲気を維持できるようなもの、と気を使って選ぶ様子は女にとっても微笑ましかったのだろう。

味の方向性を決めればあとは店を見つけるのみ。
やがてただおり付くお店を示されれば、連れ立つようにそのまま軽い様子で入っていくが。
どのくらいそれは楽しめることになるだろうか。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からトリステラ・ダンタリオさんが去りました。