2023/12/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアウルムさんが現れました。
■アウルム >
「……はぁ……」
夜の更けた富裕地区、教会からは少し離れた路地の最中の休憩スペース。
設置された椅子にぽすりと座る修道士の少年がひとり、頭を抱えて呻いていた。
何故に普段、教会に居る筈の彼がこんなところで蹲っているかといえば…
単に頭を冷やす為……数日前の己の醜態を今でも思い出してしまって、気恥ずかしさのあまり悶えていたのだ。
勿論、そんなことを同僚や先輩の修道士やシスターに言えるはずもなく…
ひっそりと教会を抜け出して、ここで夜風にあたっていたというわけだ。
■アウルム >
「…そろそろ戻らないと」
そうして暫く、身体が少しひんやりしてくるくらいの時間。
物思いに耽っていた少年は、顔を上げて自身の頬を数度張る。
今度こそ、気を入れ直して普段通りの生活に戻らないとダメだ、と。
そう改めて決意すれば、すっと席から立ち上がるのだった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアウルムさんが去りました。