2023/09/09 のログ
ランバルディア > あちらは何処かの孤児院で見たシスターだろうか。
あっちは、どこぞの酒場で見た冒険者な気がする。
長い髪、短い髪、貧しいやつ、豊かなやつ――自分も青田買いだらけだが、一月でよくぞこれだけ集まると思う。
腰に手を当て、胸板を大きく膨らませ、ため息。

その中のウサギ一匹くらいは真っ当に救済と脳みそを蕩かす一夜をプレゼントしてやろう。
なんて、辺りを見回す視線だった。
それも足早に駆け寄るちいさくて豊かなウサギがあれば、そこへ落ちる。

「飛んだり跳ねたりする気はねえよ、ついでに言うとケツを使ってヤる気もあんまりだぞ?
 ナマ種付けOKでほそっこいのがいいなあ、……ああいや、逆に絶対挿入NGってヤツをぐずぐずにしてヤんのもいいが……」

紹介者である男はもちろん、うさぎたちがどんな処置を受けた上でそこに立っているのか知っている。
選り取り見取りの周囲へ改めて視線を向け、挑発紛いに嘯きながら、こちらも踏み出す。
用事がそれだけならばヨソのウサギを探しに行かせてもらおうか。
横を通り抜けるふりをして、チビに不似合いな丸みをみせつけてくれる尻肉を叩いてやる。

ティカ > 「―――あ、あたしだって好きでこんなんしてんじゃねぇよ! 参加するならこうしろって言われたから……――――びゃあっ!? ど、どさくさ紛れで尻叩いてんじゃねぇ!」

ケツを使って云々という言葉が耳に入れば、兎少女はその童顔をぼっと赤らめ小さな両手で兎尾を包み隠してぎゃんぎゃん吠える。その尻をすれ違いざまに叩かれて豊尻を波打たせたチビは飛び退き更に激しく吠えかかる。
その迫力は牙むくスピッツの如し。

「つーか、ウサギ狩りって飛んだり跳ねたりするやつ以外に何かあんの? ………あ、なるほど。逃げる連中じゃなくて最初から捕まりに来てる奴と遊ぼうってのか。 ………くひひっ。まぁ、アンタ見るからに動きとか鈍そうだもんなぁ。あたしみたいにすばしっこいのを捕まえんのは難しそうだもんなぁ?」

口元を抑える手指は含み笑いを品良く隠すようでいて、実の所は知人の大男を煽り揶揄う悪意に満ちている。
そもそも逃げるつもりまんまんのティカとこのヤクザ医師の目的は異なっているのでさっさと別れてしまえばいいはずなのに、ニヤニヤ笑いの紅眼で巨体を見上げるチビはカルガモの子供めいてちょこちょこと足を動かしてその傍らについていく。
ティカ自身自覚はしておらず、男に突っ込まれたならこれまたぎゃんぎゃん吠えながら必死で否定するだろうけれども、久しぶりに出会った大男にかまってほしくて仕方がないのだ。

ランバルディア > 「そういうこと、……つーか、逃げ切るだけのつもりで参加してるヤツなんざ数える程しかいねぇだろうよ」

9割のバニーガールたちは適当に逃げて楽しませて、或いは客から値上げを引き出して、捕まっていく。
最初から従順に捕まることで媚びて情へ訴えかけるのも似たようなもの。そんな中での目の前の兎少女は中々の異端。
だったのだが、一人の男の隣をちょこちょこと歩く様は、その他の兎少女と変わらない。
違いといえば、その小躯の味わいを一番に知っているのが連れ歩く大男ということくらい。

「……あいっかわらず天然で誘う以外の受けがヘタクソだなあ、お前……」

可愛らしいだけの鳴き声相手にムキになって声を荒げる気にもならない。
煽り、からかいは兎も角、悪意だなんて大げさな表現に過ぎる。
トレイを片手に歩く一匹の兎を呼び止めて酒を受け取り、チップとして谷間に金貨を挟んでやる。
摘んだグラスを傾けながら、付き纏う兎少女へと振り返って。

「――――、ん」

小気味いい炭酸を僅かに口に含み、じろり、雌兎を見下ろす。
逃げるな。そこにいろ。強く意を込めて見つめ、緩慢な動作で脇から背中へ太い腕を回して捕まえて。
ぐい、と腕の力だけで拘束の上、頭上から唇を降らす。
首を傾いで押し付け、久しぶりの甘ったるくて薄い舌へ酒を注ぎに舌をねじ込もうとする。藻掻き、暴れるなら谷間へと無駄に零れてしまうだろう。

ティカ > 「へへっ、だからこそ狙い目なんだよ。それにただただ金のためにヤられるだけじゃ、その辺の娼婦と変わらねぇじゃねーか」

ちょくちょく金欠のあまりその辺の娼婦と同じ事をするチビが偉そうに宣う。
そんな少女戦士―――今は少女兎の挑発的な煽りにも慣れた大男は呆れた様な言葉を返すばかり。そういう余裕たっぷりな態度にはイラッと来る事が多いチビなれど、眼前の大男にはそんな態度が嫌味にならない人生の重みというか年齢に見合った落ち着きの様な物がある。
その頼りがい故か、父親に構って貰いたがっている少女の様にちょろちょろと巨躯について行く足は止まる事なくその傍らを歩み

「――――んぁ? ぉ、おい……いきなり何………んんぅぅううっ!?」

他所の兎とのやり取りを黙って見ていた少女は、高みから降ろされた不意打ち気味の強い視線に思わずびくりと身を竦める。
太腕に引き寄せられる腰の細さと、抱きすくめられた際の腹の薄さは彼の胸元程度でしかない身体の小ささを一層強く感じさせる事だろう。
それでもむにゅんっとスーツの硬腹に押し付けられるたわわの柔らかさと、ふわりと香る甘酸っぱい匂いは十分に雌を感じさせる代物。
そんな、小さくとも雌としては十分に使い物になるチビは、いきなりの口付けに一層その身を固くして

「んんぅっ! んっ、……っふ、う♥ ん…、んぅ……ふ、ぁ♥ んりぇる……ちゅっ♥ ちゅるる……っ♥」

口腔に発泡性のカクテルの甘涼と、太舌の喜悦が潜り込む。
反射的に押しのけようと巨躯を押し、小さな拳で二度三度と胸板を叩いていた少女の抵抗が、気付いた時には動きを止めて震える睫毛を伏せながら、すっかり男に身を任せ自らも控えめに舌を絡ませキスを受け入れてしまっていた。
唇端から零れ落ち、首筋を伝って豊満な乳谷へと流れ落ちていくカクテルの冷たさに、ぞくぞくっと震える背筋の戦慄きまでもが伝わる密着。

ランバルディア > 腕を巻き付ければ容易く右から左へ抜ける細く薄い体幹。
そのクセ強く抱いてやれば不相応な乳が腹部へと強く押し当たって、雄を煽ってくる。
これが街中ならもう少し制御しておくところ――いや、この雌兎を抱くのにはあまり関係ないか。
股座に集まろうとする血を身体が運ぶままに集めさせて。
正装のお堅い生地の上から、肌に張り付くような兎の城の上から、ぐりぃ、っと雄が雌を煽る。

「んあ、……は、……ん、……ん、ん、……」

胸板を叩くくせに顎は引かない背けないで、カクテルは零れる要素もなく唇を渡っていた筈。
なのに、途中からそれが零れて落ちていった辺りに、カジノの只中で行われているキスの遠慮のなさが示されている。
左脇から背中へ回った右腕は右の尻たぶを掴んで捕まえて。当然に手慰みに揉みしだき。
挿れてキスを始めさせた太舌は、受け入れ姿勢を作る細舌の根本まで絡め取り。
くちゅ、じゅず、憚らずに音を立て、雌兎の舌にしゃぶりついた。
落ちたカクテルも体温に馴染んで、舌などどちらの体温かわからなくなるまで、数分。

「――――……、は。……ナマ、ナカ、種付け。OK?NG?」

スラックスに押し込められた巨根の裏筋を、口付けの最中からずっと雌兎のスーツで磨かせている。
兎たちは、みな首か胸か腰の辺りにある程度可能なプレイ内容を示すシールを貼り付けている筈。
とはいえ結局は交渉次第。もっと言えば金次第でもあるのだが。
長ったらしいキスで熱をもった唇を二口目のカクテルで潤しながら、喚いた割に睨み一つで悠々とっ捕まった雑魚兎に聞いてみる。

ティカ > 「ん、ちゅっ♥ ちゅるる…っ♥ ちゅむ♥ れる、にち…っ、ん、は♥ はぁ……ん、むぅ…っ♥」

打擲の拳は広げられ、逞しい胸筋にそっと両の手のひらを添えながら、こちらからも踵を上げた唇で軟体生物の交尾めいて絡まり合う双舌の粘着質な水音を響かせる。
無骨な手指を深々飲み込む尻肉は、豊満な乳房以上の揉みごたえと、しなやかで若々しい雌肉の弾力を男に返す。

「~~~~~ッは♥ はあっ♥ はあっ♥ はあ…っ♥ はあ…っ♥」

酒精と羞恥の火照りが長々と続けられるディープキスの酸欠と絡み合い、自分がどこで何をしているのかすら曖昧になった所でようやく解放された。
ねっとりと唾液の糸を引きながら引き抜かれ、離れていく太舌を追いかける様に桃色の小舌を伸ばす。
口端を伝う涎を拭いもせずに血色の良い唇を開いたままの童顔の、普段は挑発的で小生意気な紅色の猫目も今やとろんと蕩けていた。
溶け崩れた思考では、いきなりの問い掛けへの理解すら覚束なかったのか、少女戦士はしばらくの間きょとんと紅目を瞬かせる。
そこから一拍遅れ、不意に炎熱を広げ始めた童顔はその赤みを隠すかの如く分厚い胸板にどしっと頭突き

「――――………ぉ、おっけぇ……」

辛うじて聞き取れるくらいの囁き声で、大男の種の植え付けを受け入れた。
密着したままの肢体は下腹に押し付けられた剛直に、きゅんっとマゾヒスティックな興奮に疼く子宮の蠢きも伝える事だろう。

ランバルディア > 横顔は幾らでも覗けただろうが、キスを終えた瞬間の無防備なメス顔は抱き竦める雄の特等席からしか覗けない。
そのとびっきりのメス顔を肴に飲む酒の美味さといったら。
男の認識としては完全に“交尾”として行っていたキスでどろどろにされた唇を拭うのも、忘れたほど。
雌兎が愛らしい頭突きを寄越したタイミングで、漸く口元がひどい汚れ方なことに気付いて舌舐めずりした。

「ン、……あー……その辺のバニーならお前の言う通り遊ぼうって肚だったんだが」

ごしごし、ぐりぐり。掴んだ尻を抱き寄せて、子宮へ向け剛直の付け根を擦り付ける体格差。
既に雌の甘い香りを覚える朱色の髪のてっぺんに口付け、息遣いで髪を擽って囁く声を返す。
といってもこちらは、視線は辺りをもう一度見回し。
雌兎の小生意気が消えた横顔を見て目を丸くしているバニーやらを見つけながら。
尻を掴む手をもう少し伸ばして兎尻尾を掴み、ぐりん、と中を混ぜ返すように動かして。

「……お前だとガチになるが、イイんだな?」

傍を行き交う者たちには聞こかせるくらいの囁き声で、少女への種の植え付けを重ねて伺う。
それがどのくらいのものなのか、正確にわかるのは、多分とっ捕まったチビウサギだけ。
もちろん今更NOと言ったところで買い上げるだけ。額を預けた胸板は熱く、汗ばみ、雄の匂いを滲ませて。

続けては少女と同じ程度の囁き声に潜めて、「一発目はココでいいか?」と。
煽り揶揄う悪意を込めて、種付け場所の好みを伺った。

ティカ > 「は、あ…っ♥ ん、……んぅ♥ はあっ♥ はあっ♥ んひぁっ♥ や、やめっ♥ 尻尾、触ん、なぁあ…ッ♥♥」

赤面を隠すべく胸板に押し付けた童顔の天辺。
兎耳カチューシャをコケティッシュに生やした朱髪の旋毛に口付けが落とされる。その優しくもシャンプーの匂いを嗅ぐような所作に妙な気恥ずかしさを感じてしまい、むずがるように小躯をくねらせる。
しかし、尻穴には興味が無いと言い放った彼からの、前言を翻すかの如き尻尾責めにはひとたまりもなく甘声を跳ねさせてしまった。
『あたしは絶対逃げ延びて、今日こそ満額の賞金を受け取ってやるぜ!』なんて威勢のいいことを言っていたチビが、今やすっかり雌の風情で巨漢の腕中に小躯を収めている様子に驚く同僚兎。
そんな姿をちらりと横向けた視界の端に捉えてしまい、かぁぁ…っと更なる炎熱で童顔を染め上げるも、確認の問いに返すのはこくりと頷く小さな首肯。
普段、主に彼の名義と払いで借りている上宿の私室で行う激しいセックスが色鮮やかに脳裏を埋めて、知らぬ間にその手で刻まれた子宮の淫紋が今日もまた極上の精を啜れるのだという期待に潤みを帯びる。

「――――やっ、やだぁ……っ♥ へ、部屋くらい、借りれんだろ? せめて、他の子に見られてない場所に、しろよぉ……」

この場でヤるかとの問い掛けにはびくんっと小躯を跳ねさせて、普段は強気に吊り上げている眉も弱々しく引き下げた童顔が嗜虐を煽る上目遣いで懇願する。
今では彼のためのハメ孔と呼べる程、巨根にジャストフィットするようになった雌穴を貫かれれば、身も世もなく喘ぎ泣く様を晒してしまうに決まっている。
バニー達の集う待機部屋であれだけ強気な大言壮語を吐いてしまった手前、彼女らに見られながらのセックスは余りにも恥ずかしすぎる。
そんな想いを伝える様に、潤んだ紅瞳を揺らめかせながら小さな両手でスリーピースのジャケットをきゅっと握る。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からティカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からランバルディアさんが去りました。