2023/07/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 食事処」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ >
王都マグメール富裕地区
表通りの半ば 曲がり角の木造建築物にて
―――昼の王都 日差しがややいつもよりも強い
カラリと空気は乾き、肌に感じる熱はじっとりとしたあの感覚はもう感じない
出歩く不便さは青々とした頭上からくる熱のみ 日傘を差す者 帽子を愛用する者
中には平民地区では雑多に布を被るだけで済ませる者もいるが、実に効果的ではある。
そんな中、メイラは半袖仕様の、露出させた腕や顔
日焼けを防ぐための処置でも施しているのか
日差しを気にしないように日除け傘一つ差して入っていた店内
人を選ぶ店と味 好き好んで入るだろう見た目だ。
木造建築物は誰もがあの平民地区の旅籠を思い出す。
炭とタレで燻る煙が外まで漂う中、人の気は疎らな店内
泥魚をわざわざ丁寧に処理をして開きにし、タレと炭で焼き、焚かれた白麦の上に乗せる。
今の時期肉料理よりもそちらの話が昇りやすい時があり、実に精が付くとよく話す。
稽古場での育ちざかりな貴族男子らの話に興じ、メイラも店内で食事をしていた。
こういった場なら、分厚い肉料理ばかり好く口にしていたものの、久しぶりの魚料理も相まってか
カチャリとメイラは3杯目の丼を重ねていた。
人の気も薄く、割いてから焼くまでも時間的に途中で既に次を頼んでいる。
汁も香もない丼一つ
余計なものはいらないと丼の中身だけを箸二本でモリモリと食している姿。
普段躰を自発的に動かすことが増えている環境のせいか、余計に欲しているようにすら感じる。
「偶には魚も悪くありませんわね。」
これがそんなに精力がつくのか、と独特な甘さ 焼かれた皮とフカフカとした身
実感はいまいち得られないものの、卵を乗せた今食べている丼の味は中々おいしい。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 食事処」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。