王都マグメールの王城近くに存在する富裕層が多く住む地区。
基本的な住民は貴族や資産家などになる。
豪奢な邸宅や劇場、音楽堂など文化的な施設が多い。
中には、アングラで悪趣味な施設やクラブも存在する。
見世物などにされる奴隷などは少なくない。

貧民地区や平民地区に比べれば治安はさらに良い。
しかしここも全て安全というわけではない。
金持ちほど人に言えない趣味を持っていることは多い。
ここに住む人間は特権階級が多い。
権力を持つ者が何か無法なことをしたとしても、もみ消されたり、衛兵たちも見なかったことにすることがあるだろう。

※富裕地区です。様々なシチュエーションや施設でお遊びください。
 ご自身で考えた施設や、貴族の邸宅内などでもOKです。

●フリー設定ルームです。最初に入室する人が部屋の設定を自由に設定できます。
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参加者(0):ROM(1)
Time:17:14:51 更新


ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からゴットフリートさんが去りました。 (05/13-22:38:53)
ゴットフリート >  
誰にとって幸いか。
何事もなく、その姿は夜の街並みに消えていって――。
(05/13-22:38:51)
ゴットフリート >  
夜半も過ぎて、多くの者が就寝の準備をするか
あるいは未だ続く宴で慾に溺れている時間帯。
月明かりに照らされる富裕地区の通りを、伯爵は歩いていた。
髭面と膚色でわかり辛いが、僅かに赤らみを帯びた頬は酒精を呑んでいる証。
招かれた新興商人の宴を少し早く辞して、こうして歩いている。
馬車を出しましょうか?という申し出も断った訳は。

「小僧が…下らん企みに儂を乗せようなどと――」

人気がないのと、酔いの所為で口走る独り言の通り。
言外に勧められた禁制品の取引の誘いを思い出せば
頬が酒精以外の赤に染まりそうな感情をまた自覚してしまう。

無論、清廉潔癖などというものとは無縁の人生で無縁の人物だ。
それでもこの歳まで伯爵位を保ってきたのはそれなりに
危険と利益を天秤にかけてきたからであるというのに――。

「まったく、悪党の質が落ちたのか?」

また、独り言ちながら、段々歩く路は人影の薄い方へと。
道に迷っている訳でも、屋敷が其方の方向という訳でもない。
ただ、憂さ晴らしに歩いているという。
彼にしては健康的で、そして、あまりにも無防備な散策。
(05/13-21:37:02)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にゴットフリートさんが現れました。 (05/13-21:28:05)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からメレクさんが去りました。 (05/12-14:56:37)
メレク > 王都の貴族邸宅にて行なわれている舞踏会。
普段よりも照明を落とした薄暗いホールには管弦楽団による艶やかな音楽が鳴り響き、
華やかなドレスで着飾った男女が肌が触れ合う程に身体を近付け、会話や舞踏に興じている。
彼等は皆、一様に仮面を付けており、己の素性が何者であるのかを分からなくしていた。

表向きにはやんごとなき者達の社交の場である夜会。
しかし、その実は有閑貴族達が一夜の享楽に耽るための集いであるのは明白。
貴族の他にも見目麗しい奴隷の男女や高級娼婦、事情も知らずに集められた女達が
出生地、人種も問わず、王国人以外にも北方帝国人、ミレー族や魔族まで、多種多様に混ざり込む。
そして、灯りの届かぬ会場の隅からは男女の熱い吐息や嬌声が、音楽の途切れる合間に漏れ聞こえてくる事だろう。

その会場の中央の壁際にて一人の男が二人掛けのソファに腰掛けて高級ワインを嗜んでいる。
でっぷりと肥えた身体に、節くれ立つ十の指に嵌めた豪華な太い指輪。
仮面で顔を覆っていながらも、正体を隠す意志が見られない彼は、この夜会の主催者である。
傍らに奴隷達を侍らせて、時折、近寄ってくる貴族達との他愛もない会話に興じながら、
男は快楽に堕落する人々の姿を眺めて、心底愉しそうに只々ほくそ笑むばかりであった。
(05/12-13:09:48)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にメレクさんが現れました。 (05/12-13:09:37)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からゴーマさんが去りました。 (05/11-16:56:11)
ゴーマ > 【移動します】 (05/11-16:55:41)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からレーウェさんが去りました。 (05/11-16:55:12)
レーウェ > 『移動します』 (05/11-16:55:09)
ゴーマ > 「おお、あれかな?成敗して恩を売ろうじゃないか」

曲者が屋根から転落し、葉擦れや打撲と思しき鈍い音を聞けば、護身用の小剣を手に馬車から降りた男がニヤつきながら倒れた人影に近付く。まともに身動きできない相手の首を狙って剣を振り上げたが、寸でのところで踏み止まった。

「おほっ!? ほぉ……いやいやいや、これはまた……ひひっ!」

乳房を片方出し、肌を火照らせ肩を喘がせる女を見下ろし、生まれの良さゆえ整った顔立ちを喜色に染めながら剣を鞘に納めた男。馬車を振り返り、手を振って御者に合図を送った後、薬で無理やり発情させられた女体に視線を戻し、喉を鳴らして低く笑うのだった。
(05/11-16:53:25)
レーウェ > 「……ん?」

 軽やかな跳躍で屋敷から離れようとした矢先に亜空間収納に違和感を覚えた。
 直感的なもので、まるで自分の道具袋を他人にあさられてるような不快感。
 次の瞬間にはブシュウウゥ♡と勢いよく噴き出してきた桃色の煙が頭から顔面に直接浴びることになる。
 強烈なまでの媚薬ガスは快楽もしらない純潔の乙女すら淫らに狂わせるほどのものなのだろうけど、コソ泥女はそんなことを知る由もない。
 鼻腔から、口から、皮膚から、その煙にまとわりつかれるように浴びた脳天は一瞬にしてピンク色に染まり、がくんと膝から力が抜けた。
 そのまま、屋根からの転落――――。

「ぎっ、 あ、っぐ……っ♡ あッ かはっ、 っ♡♡」

 高い木の中に落ちた女の体は木の枝に何度かぶつかって引っかかって、枝に体を鞭打たれたかのような痛みを浴びながらあっという間に路上まで投げ出されていった。
 地面にどさりとしたたかに身を打ち付けて、がはっ、と息を詰まらせる。
 普通なら痛みで悶絶するだろう落下衝撃だが……。
 まあ、近づいてきたならわかるかもしれない。下着も身に着けない痴女めいた薄着は木の中で乱れに乱れて片乳がまろび出て、白い肌はうっすらと赤みがかってぶつけた痕以外の興奮と発情に上気している。
 無様に開いた両脚、鼠径部から股座をかろうじて隠している薄っぺらい前掛けの下からは夥しい量の愛蜜が滴り、雌臭を漂わせていた……。
 媚薬ガスの効果もあるだろうが、それを浴びてコソ泥の妖艶な肉体にかかったダメージが、ほぼほぼ快楽に変換されている。
 その原因まで理解できるかどうかはさておき、ビクビクと路上でのたうつ女の運命は、屋敷の貴婦人の肉便器化より先に確定したかもしれない。
 男たちにとっては、良い玩具が降ってきて道に転がっているのだから、持ち帰ったところで誰も何もとがめはしないだろう……。
(05/11-16:45:55)
ゴーマ > 盗む側に落ち度があったわけではない。奴隷のコソ泥として、彼女は完璧な仕事をやり遂げた。下調べも、忍び入ってからの撹乱も、脱出も。彼女が把握できなかったのは、標的にした貴婦人を狙う別の一団がいたということ。

「おやおやおや」

発煙筒によるボヤ騒ぎの中、邸宅の門前に横付けされた馬車の中、男たちが顔を見合わせほくそ笑む。彼らは生まれ持った権力以外、何の取り柄もない王族の子弟。数日前、この邸宅の貴婦人にちょっとしたいたずらを仕掛け、高貴な美熟女を共用肉便器に仕立ててやろうと企んでいた彼らは、魔法仕掛けの罠を仕込んだ宝飾品を贈っていたのだ。

「へへへ……それじゃあ、泥棒をビックリさせてあげよう」

太った低身長の男がそう呟き、指輪に填まった石に指を押し付ける。直後、屋根から屋根へと逃げようとしていた彼女は、亜空間収納に異変を感じるだろう。通常空間へと繋がる「取り出し口」ともいうべき場所から、桃色の煙が勢いよく噴き出した。

処女を奴隷調教する際に使うその媚薬は、あっという間に一帯を取り巻いて近くにいる者の心と身体を蝕んでいく。
(05/11-16:27:58)
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にゴーマさんが現れました。 (05/11-16:11:48)