2024/11/13 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にエンさんが現れました。
■エン > かこぉん。と、ししおどしの軽やかな音色の響く露天風呂。
雲一つない青空から注がれる柔らかい日差しや、肌寒い風。
熱い風呂好きにはたまらない熱い湯にのぼせてきたらその風で外気浴。
夏には夏の、秋冬にはこういった、
野外プレイだの衆人環視の乱交だの以外できちんと温泉を楽しむ客も居る。
「はー……」
もくもくもくと湯気が立ち上るお湯に肩までしっかり浸かって染み入る暑さに長ぁい溜息。
濡れた黒髪を旋毛付近で纏めてから頭の上にタオルを乗っけて縁に背も腕も預ける。
湯桶を湯船に浮かべて、中に入れてある冷酒を取ってはたまに口を付け、
「うん。おいしい」
きりっと冷えても舌に残る米感と甘さ。喉越しも軽やか。
うっかりするとつい飲み過ぎて酔っ払いそうな米酒に感想をぽつり。
今は他に客もなく広い露天風呂を独り占め、という状況もちょっとリッチ感があって少しワクワクする。誰かが入ってきて話し相手にでもなってくれれば楽しいけれど。
くく、と喉を鳴らして、ひとりごちている。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からエンさんが去りました。