2024/08/11 のログ
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ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にローウェルさんが現れました。
ローウェル > 不定期開催の面白い催し物がやっていると聞いて興味本位で水浴び場を訪れた青年。
脱衣所で服を脱いで露天風呂への扉を潜ると、薄っすらピンク色の靄が露天全体にかかっていた。
思わず、「うっ」と声を漏らして、腕で口元を隠す。
それほどまでに漂っている淫気は濃密だった。

「噂には聞いていたけど、めちゃくちゃ凄いな、媚薬風呂ってやつは……。
 サキュバスが棲んでいるって話の魔界は、こんな感じなのかな」

女性の裸が目の前にあるわけでもないのに、手ぬぐいで隠した股間はギンギンである。
漂ってくる湯気だけでそんな有り様なのだから、すぐに湯につかる度胸はなく、木製のベンチに腰を下ろした。

ローウェル > 少しだけ使って効能に仰天した青年は、長居せずに露天を後にした…。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からローウェルさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」ふたなりの湯」にリスさんが現れました。
リス > 九頭龍温泉郷 その場所は、平民地区にある温泉宿。
 様々な温泉、様々な泉質のある場所で、更に言うなれば、どんな客でも対応できると言われている広さがある。
 外から見れば、其処迄の大きさではないが、中に入ると空間がねじ曲がっているのだろう広さが感じられる。

 何時ものように代金を支払い、少女は一人、温泉に入る事にした。
 珍しい時間とも思えるが―――、簡単に言えば商談が早く終わったという事に過ぎない。
 あいた時間は、自由時間となったので、こう、出会いを求めてやって来た。

「温泉に入るのも、久しぶり、かな……。」

 最近は特に忙しくて、こういう風に時間が取れる日が少なかった。
 だから、という訳ではないけれど、少女は良く来る場所に。

 無論目的は―――。
 この温泉のある、理由のうち一つだ。

「可愛い子、居れば良いんだけど❤」

 タオルで身を隠しながら。
 期待を胸にしつつ、温泉に入る。
 今日の温泉は、開放感のある露天風呂。
 夏だけど、暑さを感じないのは、恐らく露天風呂の中は建物で、気温が一定なのだろう。
 色々なお客さんもいるみたいだし、と、少女は、わくわくしながら、体を洗って身を清め。
 石で作られた浴槽に入ってみた。

リス > 温泉は、熱くもなく、ぬるくもなく、丁度いい塩梅。
 大きな浴槽は、プールのようで、遠くは見えづらくなっている、大浴場なのだろう。
 色々な人が来ていて、そして、この場所の特徴なのだとして、気に入った相手と交わっているのがちらほら見える。
 ふたなりと、女性、ふたなりと、ふたなり。
 男性が居ないのは、女湯と言う形なのだからなのだろう。
 その場で交わるのも居れば、意気投合して何処かに居なくなっているのも見える。

 ただ、そう言うのを求めずに入っているのもいるし、断っているのも見える。
 まあ、言うなればそう言う出会いの場なのだ、と言う事だ。

 少女は、無論出会いを求めている。
 知っている顔があればこちらから気安く声も掛けられるし。
 知らなくても、別に物怖じするような性格でもない。
 ちゃぷり、ちゃぷり、と白い肌にかけ湯をしつつ、周囲を見回す。
 こちらを気にして居るような、視線も感じられるが……。

 残念ながら戦士ではないリスは、気配とかで誰かを特定、とかは出来なかったりもする。
 さて、如何したものかしら、と首を傾ぎつつ、声をかけてくれるのを待つ。

リス > 「うーん……。」

 流石に、居ないのかもしれない。
 暫く待っていても、誰も来る気配がない。
 仕方がない、と小さくつぶやいて。

 少女は立ち上がり、手早く身支度を整えて。
 温泉を去って行くのだった―――。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」ふたなりの湯」からリスさんが去りました。