2024/06/17 のログ
ご案内:「九頭龍温泉旅館 奥部の離れ」にティカさんが現れました。
ティカ > そこは九頭龍温泉の奥も奥。
迷路みたいな廊下を長々巡り、幾つもの中庭を経由してようやく辿り着く事の適う辺鄙な高台にぽつんと建つ、こぢんまりした離館。

「はぁ……。ココまでやたら慌ただしく来ちまったなぁ……」

重い溜息と共に沈んだ独り言を漏らしたのは、これまた大層重たげな腹を抱えたチビだった。
背丈は鼻を垂らした子供―――とまでは言わぬものの、それでも成人まではまだ数年掛かろうかという少女めいた小躯。
しかし、みっちりと詰まった中身を感じさせる爆乳や、オスの種付け欲を喚起して止まぬだろう尻や太腿のむちむち具合は女として十分な仕上がりを見せている。
そして何よりその腹は、既にどこぞの種を植えられて今や大仰なまでに膨れ上がっていた。
便秘が続いているだの、ちょっと食べすぎただの、そんな言い訳が通用するレベルはとうに越え、今日明日にでも破水したとておかしくない臨月腹。
その丸々と張り詰めた腹部に刻まれているのは、ここ最近すっかり見慣れた荊の淫紋とは異なる、熟練産婆の覚書。
これも一種の魔紋となっていて、出産の1刻程前にはピンクの卵が真っ赤に染まると聞いている。

ご案内:「九頭龍温泉旅館 奥部の離れ」にランバルディアさんが現れました。
ティカ > 「お前達のとーちゃん、最近みょーに忙しいみたいでさぁ……。くっそ、あの野郎。どーでも良い時にはほいほい現れてあたしの事滅茶苦茶にして機嫌良さげに立ち去って行きやがる癖に、こーゆー肝心な時に全然来ねぇとか…………パンチだな。うん、グーパンだろ」

小さな拳をきゅっと握って漏らす不穏なセリフは実に身勝手なれど、情緒不安な新米妊婦の寂しさと畏れから来る空元気の八つ当たりめいた物。
もう出産は数日中との事で、産婆と二人でここに引き籠もって早数日。
冒険者仕事はもちろんの事、鍛錬もせず、武器屋や防具屋を回るでもなく、毎日飯食って風呂入って婆ちゃんと会話して早々に眠りにつく穏やかで気の抜ける様な生活が続いていた。

一応定宿には伝言を頼んであるし、この温泉宿の従業員にもこういう風体の男が来たら案内してくれと言ってあるので、かの不良医師が訪れたなら迷うこと無くここまで来る事も出来ようか。
ここに来てから自分たち以外の利用客を全く見かけなかったせいもあって、風呂上がりのチビは下着一枚付ける事なく縁側に身重の裸体を腰掛けさせて火照りを冷ましているのだけれど、ここはおかしな事ばかりが起こる奇っ怪なエロ宿である。
待ち人とは何の関わりもない、身も知らぬ男がひょっこり顔を出す、なんて可能性も少なからずあるだろうに、近々母となる予定のチビは完全に油断していた。

ランバルディア > “そう”と知れているからこその忙しさに入っていた訳だが、それにしても忙し過ぎた。
ようやっと色々と片が付いて、支度を済ませて。
時折ねぐらには帰っていたから、そこへ居座っていてくれれば話は簡単なのだが。
自身のちからでなんとかしてくれようという気概は相変わらず見上げたものであるけれど、
“その気”を決めた以上はもう少し、男に頼ることを覚えて貰わないと困る。

そう、珍しくも、困らされる相手なのだ。

「――――まあまあ悪くねェ景色かな」

ぎしりと階段を軋ませて姿を現したのは――チビ同様に素っ裸の、大男。
本当なら、チビの背後から乳揉みにかかっておなじみの挨拶といきたかったが、それは残念。
どう足音を殺しても来客を知らせる作りの空間で、誰かがやってくるのは知れていたことだろう。
忙しなさの解消されて早々にやってきた体躯からのフェロモンはいかほどか。
最も嗅ぎ慣れたオスの匂いを垂れ流して。

視線は高台の向こうではなく、ちいさなメスのでっかい孕み腹を眺め。
握られた拳の目の前まで、肉棒を重たく垂らして迫り――。

ご案内:「九頭龍温泉旅館 奥部の離れ」からランバルディアさんが去りました。
ティカ > 【移動します】
ご案内:「九頭龍温泉旅館 奥部の離れ」からティカさんが去りました。