2024/03/23 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にエズラさんが現れました。
エズラ > 「ああ~…いい湯だぜ」

露天温泉に肩まで浸かりながら、のんびりとした声を漏らす。
夜明け近くまで飲み明かし、昼過ぎまで眠りこけ――
目覚めて早々に、湯浴みでもしようとやってきた。
おまけにこの浴場は知らぬ間に男女の別が入れ替わったりする。
ひょっとしてそういう誰かが訪れはしまいか――
そんな邪な思案も重ねつつ、今は四肢を湯の中に伸ばして、解放感に酔う――

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にイェフィムさんが現れました。
イェフィム > 確かに暖簾は女湯だった…はず。
カラカラ、と戸を開けて女湯の方から入ってくる。
少女は一人、かけ湯をしてからゆっくりと足先から湯に入り、
ふう、と吐息を吐き出しては凝り固まった身体をほぐすように伸びをして。

「ん~…ッ…気持ちぃ…。」

などと、のんきに艶っぽい吐息を吐き出した。
まさかそんな湯あみの場に、先客が居るとは知らずに…。

エズラ > 「……んお?」

そうこうしているうちのこと――引き戸の開く音が聞こえる。
ちゃぷん……と湯の中に鼻より上だけを出すように沈み込むと、注意深くそちらの方をうかがう。
湯煙の中に現れたのは紛れもなく女――
むっふっふ、と助平心を隠そうともしない顔で笑い、伸びをする相手の背後に緩やかに近づいて――

「よう、お嬢さん――イイ湯だな?」

イェフィム > 「…ん?」

ちゃぷちゃぷ、と湯の心地よい温度と感触を楽しんでいたところ、
人の気配と声…しかも本来ならばこの場に無いはずの男のものが聞こえてくれば、
従業員か?と振り返り…。

「……えっ!?」

だが、その相手も裸。
それもスケベ心を隠す様子もない表情を見れば、
慌てて少女は手持ちのタオルで肌を隠す。
だが、濡れた肌を小さなタオルで隠したところで、
逆に厭らしさを醸し出す様子にしか見えないかもしれないが…。

「な、なんで、女湯に男が…。」

え?あれ?と、先ほど入ってきた戸の方を見て。

エズラ > 「女湯~?おかしいな、オレが見たのは確かに男湯の札だったぜ?」

しかしそれは店側によってころころととりかえられるもの。
相手はそれを知らないようで、それはつまりこの浴場の裏の姿も知らないということ。

「まあまあ、そう邪見にするなよ――裸の付き合いなわけだしな」

相手と逆に、わざわざ湯の中から立ち上がり――
一糸まとわぬ鍛えられたその肉体を晒す。
無論、前を隠すことなど一切していないので、ちょうど相手の目の前に肉の竿がぶら下がることになる。

イェフィム > 「な……くそ、またかっ…。」

おそらく少女は浴場側のミスだと思っているのか。
人がいいのか悪いのか…時々変に間の抜けたことを掏る少女である。

「………ひゃっ、ちょ、わざわざ見せるな!!!」

ざば、と湯の中から立ち上がる男。
当然そうなれば、少女の目の前に立派な肉棒がぶら下がるならば、
相手の堂々とした態度に逆に恥ずかしくなったのか、
少女は湯のせいとは別の意味で顔を赤らめ背中を向ける。

エズラ > 「ムッフッフ――」

相手の反応はかなり男好みのもの。
しかも、「こちらから目をそらした」――
その隙に、先程までの大仰な動きが一変、背後からその身体を抱きすくめて拘束しようとする――

イェフィム > 「ひゃっ…!?
 ちょ、待て、何のつもり…!!!」

ぎゅう、と身体を抱きすくめられれば、
背中には先ほど目を逸らした肉棒が押し当てられる。
まだ柔らかいであろうそれの感触にか、
それとも身体を抱きしめる男の腕にか、
少女は赤らんだ顔でもぞもぞと身じろぎ。

エズラ > 抱きすくめた相手の身体――女にしては上背があるが、その感触はほっそりしなやかでいて柔らかい、紛れもない女のもの。

「何のつもり――?さっき言ったじゃあねぇか、裸の付き合い、ってな~……!」

身じろぎする相手の腕を巧みに背中側で極めながら、男の行動がエスカレートしていく――

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からエズラさんが去りました。
イェフィム > 【部屋移動します。】
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からイェフィムさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にビーンさんが現れました。
ビーン > 露天風呂につかり、のんびり体を伸ばしている一つの小さな影。
ふちに背を預けて空を見上げれば湯気のヴェール越しに瞬く満天の星空。
月明りもなければ、少年の周囲は離れた場所にあるかがり火の明かりのみ。

オレンジの炎に視線を向ければ風にあおられ揺らめく炎。
ぼんやりと眺めながら小さな手のひらで器を作り、肩や首元に湯を刷り込んでいく。

ビーン > 目を閉じ、自然と口を開き、唄を紡ぎ始める。
響くハミングはボーイソプラノ。
夜風に乗り流されていく。

唄の調子はどこか穏やかな異国の歌。
吟遊詩人の唄うそれを覚えたもので、耳になじみはないがどこか甘く優しく響いている。