2025/05/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」にラリーさんが現れました。
■ラリー > 平民地区内のその小さな古書店は、わりと地区の中心の近くにありながらほとんど目立たず、立ち寄る者もそう多くない。
また古書店という性質上、商品の劣化を避けるために出入り口の向きなど日差しが殆ど入らない設計になっていて、店内は薄暗い。
そんな店の奥、接客カウンターの向こうで椅子に座って文庫本を読んでいる店番らしき少年の姿があった。
この店は少年の実家が経営しているもので、書類上は別の人間を立てているが実質的な店長は少年が務めている。
それ故、この店は少年にとって学院の図書館以上に自由のきくテリトリーである。
獲物となる対象が訪れれば、ほぼ確実に術中に囚われる羽目になるだろう。
もっとも、客足の少なさから獲物の出現は図書館以上に運任せではあるが…その時はその時、が少年のスタイル。
ただ静かに、読書に没頭しながら客の訪れを待ち続ける。
なお主な客層は通常の書店では見つからないような商品を求めるマニアックな本好きか、
遠方の客との本のやり取りの依頼を受けた冒険者あたりとなる。
少年の修理の腕はそれなりに定評があるため、そうした依頼もぼちぼちやってくる。
「…ん」
そうしていれば来客を告げるドアベルの音が響いて、少年はゆっくり本から顔を上げ
珍しく現れた客の姿を視界に入れた。
さてその客は少年の獲物になりうるような者なのか、それともなんでもない一般客か…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からラリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 街の宿屋兼食堂でパンをかじる。
今日は胡桃の入ったパンだが、噛んでも噛んでも飲み込めない。
仕方なしに、無理やりワインで流し込んだ。
食後に一服、煙草を吹かす。
この宿屋、食事もちょっとした有名店であったが。
出会い系の宿としても知られている。カウンターでいくらか払うと色つきの札がもらえる。
札の内容によって、友達募集やらセフレ募集やらいろいろあるわけだ。
今、男はセフレ募集の札を下げて、ぽけーっとしている。
■グスタフ > 「ごちそうさまでした」
丁寧に挨拶をして、札を返すと出ていく。
肩をコキコキならしながら、路地裏に向かって――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にれあさんが現れました。
■れあ > ここは冒険者ギルド。
東邦人は、勤勉で真面目。
そんな事実を裏付けるように、最近ギルドに顔を出すようになった女冒険者がひとり、今日もまた役人とやり取りしている。
2回行動は当たり前、といった感じで本日二回目の依頼達成手続き中。
今日の仕事は、盗品の回収と、裏路地に巣食うキッズギャングの摘発だった。
まー、ちょろかったです。
こちらはもう慣れたモノ。
新人らしからぬ所作で役人に依頼達成の証拠となるものを提示して
「はい。手続きよろしく。何かあったら呼んで」
と告げて受付を離れた。
ギルドには所謂酒場的な休憩スペースがあり、仕事のための情報交換や、交流を目的として設置されている。
そんなテーブルの一つに腰を下ろす。