2025/03/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシロナさんが現れました。
■シロナ > 土曜日は、学校が休みだ。
友達たちは、皆々遊びに出ている、と言っても基本的には国の中で遊ぶのが一般的。
『外』は、魔獣とか強盗とか危険がいっぱいだから、だ。国の中は安全だし、様々なものがある。
という事で――シロナもまた、平民地区に繰り出していた。
お気に入りの格好は、白いシャツに、赤のベスト、ズボンにベレー帽。
髪の毛も短いので男の子のようにも見えるが、それが狙い。おっさんとかの軟派を避けるには、こっちの方が都合がいい。
とりあえず、露店でアイスを買って、ペロペロと、小さな舌で舐めながら、深紅のアーモンドのような目で見まわす。
「んっ。」
冷たいアイスの味を楽しみつつ、友人とか、知っている人とか。
なんかこう、そういった相手でも見つけるのもいいし、何か面白そうな人が居れば声をかけてみるのもいい。
そんな気分のままに、のんびり、シロナは歩くことにする。
最近見ない姉とか妹とか、その辺りを発見したら突撃するのもいいかなー?とかも考えたり。
とりあえず、何も考えないで適当に歩いている、これが一番今現状に即しているのだろう。
人通りも多く、忙しそうに行き交う人々を見やりながら、シロナは道を進む。
■シロナ > 街の中をプラプラしているものの、特に誰かを見かけることもなく。
何か面白いものを、見つけるわけでもない、妹のために服でも見繕うのもいいかもしれないけれど。
偶には妹と一緒に動いて、フィッティングをしたいところもある。
そうなると……流石に今から、ブティックに、と言う気分でもないもので。
「どうしよっかなぁ。」
戦士ギルドで、健康的に汗を流すというのも考えなくもなかったけれど。
今はそんな装備では無いのだ。
こんなひらひらな服で、戦士ギルドの戦士たちと戦えるかと言えば。
戦えなくはないけれど、服が破れる。
替えの服がないと、セクシィを振りまくことになってしまう。
それはそれで望むところ、と本人は思うのだけども、やはり、お気に入りのセットは破りたくないものだ。
まあ、また別の機会でもいいか、と、アイスをペロリ、と舐めつつ、視線を動かして。
噴水広場には、人が溜まるし、そっちに動いてみるかな、と歩くことにする。
■シロナ > 「もう少し、河岸変えようかな。」
ぷらりぷらりと歩いていても、噴水広場にたどり着いてみたけれど。
そこにはカップルばかりが居るだけで、特に何か、面白いものとか、面白い人とか。
興味を引くような何かは居なかった。
そんな場所にずっといても仕方がないし、それなら一度戻って、戦士ギルドで訓練したり。
装備を整えて、冒険者として依頼を受けに行くのも良いだろう。
うん、そうだね、と独り言ちて。
シロナは、平民地区を後にするのだった―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシロナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレナさんが現れました。
■エレナ > ここ暫くは、王都内にもさして重大事件はなく──平凡な見回りが続いている。
重大事件は無いと言えども、小競り合いはある。
路地裏でひっそり行われている闇取引だとか、婦女を手籠めにせんとする企みだとか。
そういった、この国では決して珍しくはない事象を除いての話。
エレナもそんな仕事を一段落させ、今はオフの服装に着替えて街中に繰り出していた。
誰かと一緒ではなく一人。
馴染みの酒場に顔を出して景気の良し悪しを確認したり…要は冷やかし。
馴染みのギルドを訪れて依頼内容やら集まっている面々をチェックしたり。
陽も落ちる頃合、平民地区にある冒険者ギルドの一つ。
その隅でテーブル席に腰かけ、ぼーっとカウンター辺りを見つめている。
「今日も目新しい依頼はなさそうだねぇ…」
強力な魔物が現れた!等の出来事がないのは良いことなのだが。
腕の見せ所に困る冒険者もいるだろうな…と適当に想像巡らせている。
自分は王国騎士としての給金があるので、お気楽なものだ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアンネマリー・エミリア・シュルツさんが現れました。
■アンネマリー・エミリア・シュルツ > 「それでは、お願いするわね。」
カウンターの奥からやってくる黒い服の女貴族。
ブロンドの髪にオッドアイと人目をひく容姿の女は、ギルドの担当と商談を終えた所。
領主として仕事を依頼する側の立場である女は、戻る前にギルドの様子を伺う。
「これは良い所で。
何かお事をお探し?」
女は赤髪の女騎士を見つけると、笑みを湛えつつ声を掛ける。
なんどか護衛の仕事を受けて貰ったことがあり、仕事ぶりも含めて印象に残っていた。