2025/02/06 のログ
:: [一覧へ] :: :: ::

ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿併設の酒場」にエアさんが現れました。
エア > 決してここで食べたチョコレートが美味しかったからとか、
友人や目上の方に送ったら評判が良かったからとかではない。
以前に頼んでいた依頼がどうなったかの確認に来ただけだ。

とはいうものの、折角だから次は何時来れるかわからないから、
色々なタイプのチョコレートが盛られたプレートを一皿、
後はホットチョコにマシュマロをのせたものを1杯、
他は……と、以前と同じテーブル席でメニューと睨めっこ中である。

依頼に関しては「報告をまとめるので少し時間が欲しい」と
酒場で働く受付嬢?的な女性が言っていたので、それを待つ間、待つ間だけの小さな楽しみ中である。

「流石にカロリーを気にしたい。
 糖分の取りすぎた良くないと教師も言っていたし、
 無駄な肉を身体につけるのは好ましくない、が……。」

教科書より真剣に読んでいる。
名前と説明と値段とカロリー。
特にカロリーを頭の中で計算している。


目にあたる部分にも切れ込みなく。
口にあたる部分にも切れ込みのない。
のっぺらで真っ白な仮面をつけてフードを被った少年。

それが酒場のメニューと睨み合いをしている光景は酷く滑稽だろうか。

なお依頼に関してはこうだ。
・特定薬草を採取できる若しくは所有している者
・特殊なハーブを調合できる者

学生、一般の人間、冒険者問わない。
条件にあてはまるものは酒場の主人若しくは
白い仮面をかぶった少年まで。

と。

エア > 遠くより声がかかる。
思いのほか情報がまとまるのが早かったようだ。
せっかく何か食べてから帰ろうとしたのに、と思いはするが、
目的はチョコレートではなく、依頼の方だ。

ぱたむとメニューを閉じて重い腰を上げると、
カウンターの方にまで行き、受付嬢?から手紙を受け取り、
お返しに幾ばくかの金と、お持ち帰りようのチョコレートの代金を渡す。

あとは、手紙を懐へとしまい。
チョコレートが詰まった箱を小脇に抱えて酒場より外へ。
寮までチョコレートを口に入れるのを我慢しながら、
仮面の少年は帰路へとつくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿併設の酒場」からエアさんが去りました。