2024/08/26 のログ
ラリー > 「…っ、ふぅ…」

女が催眠人形となった頃。カウンターに戻っていた少年は、頬に一筋汗を垂らしてひとつ大きな息を吐き出していた。
手にした本の開かれたページの文字が赤く発光していたが、息を吐き出すと同時にゆっくり消える。
本をぱたりと閉じながら、改めて立ち上がると頬の汗を腕で拭い。

「…思ったよりすんなりいったな。まさか魔術の発動に気づいてなかったのか…?」

ある程度の魔術抵抗を見越して出力を上げていたが、予想に反して抵抗されたような手応えは伝わってこなかった。
集中するあまり術の発動に気づかなかった…としか考えようがない。
まあ真相はともかく、術は無事成功した。女の見える場所まで歩いていけば、
本を手に棒立ちになっているその姿を認めて薄くほくそ笑み。
一旦店の出入り口まで向かうと、外の看板を<CLOSE>へと切り替える。
その後店内で起こる出来事は、他の誰にも知られることはなく…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からラリーさんが去りました。
レアルナ > 【場所を移動】
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からレアルナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にレアルナさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からレアルナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にテレサさんが現れました。
テレサ > 人気の少なくなる時間帯、冒険者ギルドから外へと出て通りに出る。
そして一度ギルドを振り返れば、黍を返して通りを歩きだし。
多くの店は既に閉まっているが、まだ明かりを灯す店、酒場が主ではあるがそういう店を眺めたりとして。

「また明日も仕事だし……宿に帰るのがいいかな…」

今日依頼を終えて報酬は得ているが、それでも稼げるときに稼ぐのが冒険者。
明日の事を考えると早く戻って休むのが正解である。
しかし少し歩きたいなという気持ちもあり、どちらと決めれないままに通りを歩き。

「宿じゃなくて…行くのもいいかも…」

そうしているともう一か所、行先もあったと思い出し。
選択肢が増えたことに少し困りながらも一応は宿の方へと歩いていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からテレサさんが去りました。